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28日のアジア株は軟調

2011-12-29 08:11:56 | Weblog
中国・香港株式市場・大引け=上海ほぼ変わらず、香港は反落 2011年12月28日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK806896720111228
 28日の中国株式市場はほぼ変わらずで引けた。エネルギー関連株や証券株が上昇し、上海総合指数は一時の下げから持ち直した。ただ、休暇シーズンで商いが細っており、出来高は低水準にとどまった。
 上海総合指数終値は3.808ポイント(0.18%)高の2170.013。前日には1.1%下落し、3年ぶりの安値をつけていた。年初来では約22%安と、2年連続で下落する見通しとなっている。
 香港株式市場は反落して取引を終えた。本土系銀行株が軟調。休暇シーズンで商いは薄く、投資家もリスク資産へのエクスポージャーを減らした。
 ハンセン指数は110.50ポイント(0.59%)安の18518.67。
 ハンセン中国企業株指数(H株指数)は152.15ポイント(1.50%)安の9980.51。
 乳製品大手の蒙牛乳業が24%の大幅安。一時は2009年9月以来となる場中の最安値水準をつけた。
 肝臓に深刻な害を及ぼすとされるアフラトキシンを含む製品を処分したと明らかにし、パニック売りにつながった。
 4日間のクリスマス休暇中に中央政府が預金準備率を引き下げるのではないかとの期待が打ち砕かれたことで、本土系銀行株が下落。
 中国工商銀行(ICBC)は3.3%安。ハンセン指数構成銘柄のうち、下落寄与度トップだった。
 中国銀行が2.1%下落し、中国建設銀行も0.9%下げた。

台湾株式市場・大引け=続落、プラスチック指数が下げる 2011年12月28日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK806887920111228
 28日の台湾株式市場の株価は続落した。ただ、長栄海運(エバーグリーン・マリーン)が中国遠洋運輸集団(COSCO)、川崎汽船、陽明海運、韓進海運との「CKYH・ザ・グリーン・アライアンス」との連携を強化するとの報道を受け、長栄の株価は上伸。運輸銘柄の上昇を主導した。
 加権指数は前日終値比28.36ポイント(0.4%)安の7056.67で引けた。プラスチック指数が1.8%安となり、加権指数の重しとなった。
 エバーグリーンが3.67%高となる中、運輸指数は1.27%高。
 台新金融控股が0.48%高。同業の国泰金融控股は、米投資会社TPG傘下のニューブリッジ・キャピタルから台新金融の株式を取得したと発表した。

シドニー株式市場・大引け=反落、資源株が下落 2011年12月28日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/globalEquities/idJPTK806893920111228
 クリスマス休暇明け28日のシドニー株式市場は、銅や金相場が値下がりし資源株の下落が重しとなる中、反落した。S&P/ASX200指数は51.6ポイント(1.3%)安の4088.8で終了した。4日間のクリスマス休暇明けで、商いは閑散。
 ディーラーは、今週は休暇中のトレーダーが多く、海外の投資家からの注文で市場が大きく動く可能性があると指摘した。
 世界経済の成長をめぐる懸念で銅相場が値下がりする中、資源大手リオ・ティントは2.1%安。一方、BHPビリトンは1.7%安だった。
 金相場はほかの産業用金属につられて下落した。産金大手ニュークレスト・マイニングは2.2%安。
 クリスマス商戦の売り上げが鈍い結果となったことに、投資家はナーバスな見方をしており、小売り関連銘柄は値下がりしている。
 百貨店大手マイヤー・ホールディングスは1.8%安、家電小売りのJBハイファイは2.5%安。デービッド・ジョーンズも2.1%安と下げた。

ソウル株式市場・大引け=続落、配当落ちで高利回り銘柄の下げ目立つ 2011年12月28日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK806889320111228
 28日のソウル株式市場は続落。配当落ちに伴い利食い売りに押され、高利回り銘柄の下げが目立った。
 通信株が売られ、SKテレコムが6.29%下落したほか、KTコープも4.78%安となった。
 ただ、米経済指標が良好な内容となったことなどを受け、全般的な下げは限定的だった。
 総合株価指数(KOSPI)は16.90ポイント(0.92%)安の1825.12。
 新韓フィナンシャル・グループは2.31%安。同社は、総額3500億
ウォン(3億0210万ドル)の配当支払いを決定したことを明らかにした。
 東洋証券は、米著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社バークシャー・ハザウェイが買収を検討しているとの報道を受け、一時12%急伸したが、その後下げに転じ、0.36%安で引けた。
 海運株は、欧州・東アジア間の海上航路における新たなコンテナ輸送での提携を受けた
セクター見通し改善を背景に上昇。大韓海運は3.51%、韓進海運は1.53%それぞれ値上がりした。
 KOSPI200指数は1.1%安。店頭株市場のコスダック指数は0.73%高。

韓国のLGディスプレーの中国工場でスト、生産が一部ストップ  2011年12月28日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK806885920111228
 韓国のLGディスプレーは28日、南京工場で従業員によるストライキが発生し、生産ラインが部分的にストップしていると明らかにした。
 工場の正門前では道路沿いに警官が並び、工場内で何が起きているのか伺うことはできない。近くには黒い警察車両2台が停車していたが、明確な形で対立している兆候はみられない。
 LGディスプレーの広報担当者は、米ニューヨーク拠点の非政府組織(NGO)チャイナ・レイバー・ウォッチが先に伝えた労働争議発生の情報を認めた。
 同情報によると、ストは年末ボーナスをめぐり、韓国人従業員のほうが優遇されていることに地元従業員が怒ったことが発端で、26日に始まった。
 この広報担当者は南京工場について、「いくつかの製品は生産停止を余儀なくされている」と述べたが、年末ボーナスがストの原因になったかについては確認を避けた。
 また、ストへの参加者数や生産への具体的な影響についてもコメントを避けた。
 「事態が順調に収束するよう、当社は南京市政府とともに従業員との話し合いを進めており、労働争議は間もなく解決すると見込んでいる」と述べた。
 電子メールで取材に応じたチャイナ・レイバー・ウォッチによると、南京工場では、韓国人従業員が半年分のボーナスを得たのに対し、中国人従業員は1カ月分のボーナスにとどまったという。
 28日までの状況については「経営側は工場の完全閉鎖や、ストの主導者に対する訴訟といった脅しをかけているが、ストは依然として続いている」と指摘。スト参加者は8000人としている。
 LGディスプレーによると、南京工場ではノートパソコンやモニター向け液晶ディスプレー・モジュールを生産。中国にはこのほか、モジュール工場が2カ所ある。



 28日のアジア株式市場は、中国各市場が0.51%安~0.78%高(上海総合は0.18%高、上海A株は0.17%高)とマチマチだったものの、総じて下落する市場が多く、オーストラリアASXが1.20%安、韓国とインドが0.92%安、香港ハンセンが0.59%安、フィリピンが0.57%安、インドネシアが0.53%安、台湾が0.40%安、シンガポールが0.28%安。
 パキスタンは0.36%高でした。