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「サンクス」脱退の120店、ローソンと契約交渉 1月中旬にも合意

2011-12-30 08:47:41 | Weblog
「サンクス」脱退の120店、ローソンと契約交渉 1月中旬にも合意、 2011年12月29日 日経夕刊
 千葉県などでコンビニエンスストア「サンクス」約120店を運営する地域本部企業、シー・ヴイ・エス(CVS)ベイエリアは29日、ローソンとフランチャイズチェーン(FC)契約の交渉を進めていると発表した。来年1月中旬の合意を目指すとしており、コンビニ主戦場の首都圏での大規模なブランド転換となる。
 CVSは東証1部上場で、千葉県と東京都に「サンクス」約120店を展開する。FC契約するサークルKサンクスの収益力に不安があるなどとして脱退を求めたが、サークルKは「中途解約権はない」として東京地裁に提訴。今月16日、CVSが15億円を支払う代わりに、来年3月以降、他チェーンへの転換を認める内容で和解した。
 CVSはローソンに対し、出店エリアの拡大や5月末をメドとしたほぼ全店の運営開始を求めている。ローソンは「速やかに合意できるよう話し合いを継続する」としている。



 う~ん。サンクスといえば、今年の6月にも富山県内のサンクス約70店舗が一斉にローソンに鞍替えしただけに、『また、サンクスからローソンに鞍替えかい!!!』としか言いようがないのですが、単純に飲食料品や雑貨を仕入れて24時間営業していればビジネスが成り立っていた時代とは異なり、現在ではチケット購入やATMの設置も当たり前の時代となれば、間接費への投資費用もばかにならず、今後も大手3社(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)への寡占は進んでいくのでしょうね…(溜息
 私自身は、特定の店が寡占化することで商品が選べなくなる(ハンバーガー業界などまさに格好の事例ですね…)ことや大手3社が収益性を最優先するあまり、地方の住宅地にはあまり出店してくれないこともあり、普通にお弁当を買う分には、ポプラや生活彩家を展開しているポプラグループや、ベイシアグループが展開しているセーブオンであえて買い物をすることで、陰ながら二番手以下のグループを応援しているのですが、おそらくは今後も大手3社による中堅・下位コンビニグループへの大型オーナーを経由した店舗網の引き抜きは続くことになるのではないでしょうか…。