高砂市長に登氏再選 新人・山本氏に大差 2012年04月09日 神戸
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004957163.shtml
任期満了に伴う高砂市長選は8日、投開票され、無所属の現職登幸人氏(61)が、無所属の新人、会社役員の山本琉介氏(66)を大差で破り、再選を果たした。告示日に立候補を決めた山本氏は支持を広げられず、“超短期決戦”の選挙は、1期4年の実績をアピールする登氏の信任投票の様相となった。投票率は30・70%。過去最低だった前回(47・14%)を大幅に下回り、記録的な低投票率となった。
今回の市長選は、昨年12月に立候補表明した登氏のほかに候補者擁立の動きがないまま告示日を迎えた。しかし、山本氏が「無投票を防ぎたい」と、締め切り直前に立候補し、選挙戦に突入。昨年9月の台風12号による水害を踏まえた治水対策、梅井地区における産業廃棄物処理施設の建設計画への対応などが争点となった。
登氏は、ポンプ場の増設など治水対策を最優先課題に挙げ、産廃施設計画については、これまでも反対してきたことを強調。新図書館建設やJR曽根駅周辺の整備も公約に掲げた。投票率の低下を危ぶみ、選挙戦では投票の呼びかけにも力を入れた。
神戸新聞社の出口調査でも両氏の差は歴然とし、登氏は早々と当選確実となった。支持者らに拍手で迎えられた登氏は「高砂の再生から、創造へ向けて頑張りたい」と、選挙中にも繰り返した言葉で2期目への意気込みを語った。
一方、山本氏は、産廃に関する住民投票条例の制定を訴えたが、知名度は最後まで上がらなかった。
★兵庫県高砂市 市長選挙結果
当 16642 登幸人(61)無現
6092 山本琉介(66)
兵庫県高砂市は県の中南部に位置する姫路市と加古川市に囲まれる形で位置する人口約9.3万人の市で、市長選は副市長当時に前市長が死去したため市長選に立候補して初当選&現職で2008年04月から1期4年現職を務めた登幸人氏に対して、告示日の午後3時という土壇場で「このままでは無投票になる」と会社役員で66歳の山本琉介氏が急遽挑む形になりましたが、
1期目に掲げた43項目の公約のうち休日窓口の開設や妊婦検診の拡充など「93%を達成した」とアピールすると共に、2期目は「健康・環境・文化」をキーワードに「生活文化都市」づくりを掲げた登幸人氏が16642票を獲得し、
廃棄物処理施設が集中する中、4年前新たに産廃処理計画が浮上したことから「既に応分以上の負担をしている。これ以上は要らない」と反発すると共に治水対策の充実を訴えて6092票を獲得した山本琉介氏を大差で引けました。
ん…。ぎりぎりの出馬のタイミングを考えるとそれでも6000を超える票数を獲得したことはそこそこ善戦した方だと思いますが、具体的な政策などがないとやはり現職相手の勝負は厳しいですね。再選を決めた登幸人氏がこの廃棄物処理施設問題をどう乗り越えていくのかにも注目が集まりそうです。
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004957163.shtml
任期満了に伴う高砂市長選は8日、投開票され、無所属の現職登幸人氏(61)が、無所属の新人、会社役員の山本琉介氏(66)を大差で破り、再選を果たした。告示日に立候補を決めた山本氏は支持を広げられず、“超短期決戦”の選挙は、1期4年の実績をアピールする登氏の信任投票の様相となった。投票率は30・70%。過去最低だった前回(47・14%)を大幅に下回り、記録的な低投票率となった。
今回の市長選は、昨年12月に立候補表明した登氏のほかに候補者擁立の動きがないまま告示日を迎えた。しかし、山本氏が「無投票を防ぎたい」と、締め切り直前に立候補し、選挙戦に突入。昨年9月の台風12号による水害を踏まえた治水対策、梅井地区における産業廃棄物処理施設の建設計画への対応などが争点となった。
登氏は、ポンプ場の増設など治水対策を最優先課題に挙げ、産廃施設計画については、これまでも反対してきたことを強調。新図書館建設やJR曽根駅周辺の整備も公約に掲げた。投票率の低下を危ぶみ、選挙戦では投票の呼びかけにも力を入れた。
神戸新聞社の出口調査でも両氏の差は歴然とし、登氏は早々と当選確実となった。支持者らに拍手で迎えられた登氏は「高砂の再生から、創造へ向けて頑張りたい」と、選挙中にも繰り返した言葉で2期目への意気込みを語った。
一方、山本氏は、産廃に関する住民投票条例の制定を訴えたが、知名度は最後まで上がらなかった。
★兵庫県高砂市 市長選挙結果
当 16642 登幸人(61)無現
6092 山本琉介(66)
兵庫県高砂市は県の中南部に位置する姫路市と加古川市に囲まれる形で位置する人口約9.3万人の市で、市長選は副市長当時に前市長が死去したため市長選に立候補して初当選&現職で2008年04月から1期4年現職を務めた登幸人氏に対して、告示日の午後3時という土壇場で「このままでは無投票になる」と会社役員で66歳の山本琉介氏が急遽挑む形になりましたが、
1期目に掲げた43項目の公約のうち休日窓口の開設や妊婦検診の拡充など「93%を達成した」とアピールすると共に、2期目は「健康・環境・文化」をキーワードに「生活文化都市」づくりを掲げた登幸人氏が16642票を獲得し、
廃棄物処理施設が集中する中、4年前新たに産廃処理計画が浮上したことから「既に応分以上の負担をしている。これ以上は要らない」と反発すると共に治水対策の充実を訴えて6092票を獲得した山本琉介氏を大差で引けました。
ん…。ぎりぎりの出馬のタイミングを考えるとそれでも6000を超える票数を獲得したことはそこそこ善戦した方だと思いますが、具体的な政策などがないとやはり現職相手の勝負は厳しいですね。再選を決めた登幸人氏がこの廃棄物処理施設問題をどう乗り越えていくのかにも注目が集まりそうです。