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30日の日経平均は176円高の14502円で終了

2013-10-31 05:47:37 | Weblog
東証大引け、反発 1万4500円台回復、売買代金1カ月半ぶり大きさ
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_30102013000000
 30日の東京株式市場で日経平均株価は反発。終値は前日比176円37銭(1.2%)高の1万4502円35銭だった。1万4500円台を回復するのは22日以来6営業日ぶり。米量的金融緩和が長期化するとの観測から前日の米株式市場でダウ工業株30種平均が史上最高値を更新。緩和マネーが日本の株式市場にも流入するとの思惑が広がり、朝方から主力銘柄に買いが先行した。2013年4~9月期の決算発表が本格化するなか、好業績銘柄を物色する動きも続いた。
 朝方は幅広い銘柄に買いが先行。米連邦準備理事会(FRB)が30日まで開く連邦公開市場委員会(FOMC)で量的金融緩和の縮小を見送る公算が大きく、当面は緩和的な環境が継続するとの見方が一段と強まっている。前場に日経平均の上げ幅は一時200円を超え、取引時間中としては1週間ぶりに1万4500円を上回る場面があった。
 後場に入ると外国為替市場での円安進行の一服を材料に輸出関連株の一角に利益確定を目的とした売りが出たものの、大引けにかけて売買が大きく膨らみ、今日の高値圏で取引を終えた。月末でドレッシング(お化粧)買いや、株価指数に連動させて運用するファンドの銘柄組み替えに伴う主力株への買いが入ったとの見方もあった。
 東証株価指数(TOPIX)は反発。
 東証1部の売買代金は概算で2兆7213億円、売買高は34億8076万株。売買代金は9月13日以来1カ月半ぶりの規模に膨らんだ。売買高は9月19日以来の大きさとなった。東証1部の値上がり銘柄数は1067、値下がり銘柄数は598、変わらずは89だった。
 午後に2014年3月期の純利益見通しを上方修正した積水化が後場に入って上げた。ソフトバンク、京セラ、KDDI、JT、信越化が上昇。トヨタ、ホンダ、東エレク、セコム、ダイキンなどが買われた。半面、14年3月期通期の純利益見通しが市場予想を下回った新日鉄住金が後場に下げに転じた。ファナック、アドテスト、JR東日本、コマツ、コニカミノル、花王、日電硝が売られた。
 東証2部株価指数は3営業日ぶりに反落。Jトラストが後場に下げに転じた。イマジカロボ、キーウェア、コムチュア、田淵電、瑞光が下落した。半面、カネヨウ、光陽社、ジオスター、NDソフトが上昇した。

新興株30日、ジャスダック続落 ガンホー大幅安が重荷、マザーズは5.7%安 2013年10月30日 日経夕刊
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISST2_30102013000000
 30日の新興企業向け株式市場では、日経ジャスダック平均株価が続落した。大引けは前日比21円97銭(1.12%)安の1939円26銭だった。前日に発表した決算の内容を嫌気してガンホーが大幅に下落した。時価総額の大きな主力銘柄の下落が相場全体を押し下げた。ゲーム関連株を始め、バイオベンチャーにも利益確定の売りが広がった。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で910億円、売買高は1億2789万株だった。主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20は続落した。楽天、クルーズ、Dガレージが売られた。一方、グリムス、ダイヤ通商、倉元が買われた。
 東証マザーズ指数は反落。大引けは前日比51.13ポイント(5.73%)安い840.84だった。下落率は7月29日以来、3カ月ぶりの大きさだった。ペプドリ、コロプラ、エナリスが下落した。半面、省電舎、enish、エイジアが上昇した。

アドテストの4~9月、最終赤字93億円 半導体装置不振 2013年10月30日 日経
 アドバンテストが29日に発表した2013年4~9月期の連結決算(米国会計基準)は、最終損益が93億円の赤字(前年同期は15億円の黒字)だった。4~9月期の会社予想は開示していない。高価格の携帯端末に使う半導体の需要が想定を下回り、半導体検査装置が不振だった。円安に伴う海外拠点の人件費増なども収益を圧迫した。
 売上高は前年同期比18%減の596億円だった。顧客の半導体メーカーがスマートフォン(スマホ)の新製品の売れ行きを見極めるため設備投資を絞り込み、商談や検査装置の増設が延期になった影響が出た。
 7~9月期の受注高は214億円と、4~6月期(395億円)に比べ46%減少した。ただ、顧客メーカーの工場稼働率は回復しており、「下期(13年10月~14年3月期)の受注環境は回復し、特に年明け以降は強くなるとみている」(松野晴夫社長)という。

ファナック、純利益25%減 4~9月期、スマホ特需の反動  2013年10月30日 日経
 ファナックが29日発表した2013年4~9月期連結決算は、最終的なもうけを示す純利益が500億円と前年同期比25%減った。米アップルのスマートフォン「iPhone」(アイフォーン)の部品加工機械で特需の反動が出たことが響いた。ただ自動車生産に使う産業ロボットは好調で、従来予想は上回った。
 ファナックは自動車や電子機器など幅広い分野で使う工作機械で世界的に高シェアを持つ。減益の主因はiPhoneなどスマホの金属加工機械を含むロボマシン部門。昨年前半は「iPhone5」生産のために電子機器の受託製造サービス(EMS)向けの受注が伸びたが、顧客の設備投資が一巡。同部門の売上高は66%減った。
 工作機械の頭脳となる数値制御(NC)装置で6割の世界シェアを握るファクトリーオートメーション(FA)部門も伸び悩んだ。昨夏以降、中国などアジアで需要が減り、「回復の足取りが重い」(同社)という。
 一方、産業ロボットの売り上げは25%伸びて全体を支えた。全体の売上高は18%減の2161億円、本業のもうけを示す営業利益は27%減の748億円と、いずれも従来予想(売上高2020億円、営業利益620億円)は上回った。
 ファナックは同日、14年3月期の業績予想を初めて開示した。売上高は前期比14%減の4304億円、純利益は16%減の1010億円を見込む。

ANA 、今期営業利益予想を前年比-42.2%の600億円に下方修正 円安で燃油費増加 2013年10月31日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0IK45J20131030
 ANAホールディングス は30日、2014年3月期の連結営業利益予想を前年比42.2%減の600億円に引き下げると発表した。円安による燃油コストの増加などが要因。従来予想の1100億円に比べ、45.4%の大幅下方修正となる。
 トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト15人の予測平均値966億円を37.9%下回っている。
 通期の配当予想は期初段階で4円としていたが、当初に比べて当期利益が減少する見通しとなったことから、1株あたり3円に修正した。
 13年4―9月期の連結営業利益は前年同期比42.5%減の433億円になった。連結売上高は同5.9%増の7976億円と過去最高を更新したものの、円安で燃油費が増加。米ボーイング 787型機の運航停止の影響なども響いた。

ガンホーの7~9月、ゲーム成熟で営業12%減益 前四半期比 2013年10月30日 日経
 ガンホー・オンライン・エンターテイメントが29日発表した2013年7~9月期の連結営業利益は233億円となり、4~6月期比で12%減少した。昨年、スマートフォン(スマホ)ゲームの「パズル&ドラゴンズ」(パズドラ)が大ヒットして以降、高成長を続けてきたが、パズドラの国内の普及が進み、ヒット後では前四半期比で初めての減益になった。
 7~9月期の売上高は4~6月期比で5%減の416億円。7月に一部のスマホ端末向けに不具合が生じ、単月売上高が135億円と前月比で2割前後減少。8月はゲーム内のイベントを増やして170億円程度まで伸びたが、9月は110億円前後に落ち込んだ。7月と9月は1人あたりの月額平均利用額が減ったという。
 森下一喜社長は10月の売上高は130億円と再び上向くとの見通しを示す一方、パズドラは国内では広く浸透したため「成熟期に入った」と指摘。今後は10月にソフトバンクと共同で買収すると発表したフィンランドのスマホゲーム大手、スーパーセルの人気ゲーム内にパズドラの広告を挿入するなど「海外で成長を続ける」方針を強調した。
 同時に発表した1~9月期累計では売上高は前期比ほぼ10倍の1162億円、営業利益は28倍の685億円だった。



 30日の日経平均ですが29日の欧米株式市場が堅調に推移(英0.73%高、独0.48%高、仏0.62%高、ダウ0.72%高、ナスダック0.31%高、S&P500種は0.56%高)していたこともあり、前日終値(14325円98銭)よりも138円69銭高い14464円67銭でスタートした後、10時40分頃までは14425円58銭(安値)~14460円近辺で様子見だったものの、その後上昇に転じて10時50分頃には14526円88銭まで上昇して、午前は前日比174円92銭高い14500円90銭で終了。
 午後は開始ほどなく14450円強まで調整した後一旦午前終値近辺まで戻すも14時過ぎまで調整が続いて朝方の安値に近い水準まで売り込まれましたが、その後は反発。終値ベースでは前日比176円37銭高い14502円35銭で終了しました。
 東証1部の騰落状況は、上昇が60.8%相当の1067銘柄、下落が34.1%相当の598銘柄、変わらずが89銘柄で、同1部の売買代金は2兆7213億円。

 上昇組は、TAC(34.33%高)、駒井ハルテック(22.68%高)、エクセディ(18.33%高)、タダノ(16.17%高)、日本農薬(10.50%高)の他、オムロンが6.09%高、 ルネサスが30円高の594円で5.32%高など。
 時価総額上位100位組でも8割の銘柄で上昇となり、キーエンスが5.17%高、JTが3.65%高、ファーストリテイリングが2.73%高、京セラが2.61%高、信越化学工業が2.19%高、デンソーが2.12%高、ソフトバンクが2.04%高、KDDIが1.91%高で、昨日コマツにつれ安となる形になった日立建機は0.91%高と反発。メガバンク3行は三井住友FGは1.38%高、三菱UFJが1.13%高、みずほFGは0.97%高でした。
 一方下落組では、アイロムHD(12.32%安)、アイスタイル(11.89%安)、アクリティブ(11.01%安)、モノタロウ(10.42%安)の4銘柄で二桁率下落となった他、アドテストが7.10%の大幅安、新日鐵住金が2.65%安、ファナックも2.35%安、JR東日本が1.93%安で、コマツは0.83%安ながら続落。
 決算シーズンのせいか有名どころでも値動きの大きな銘柄が多いですね。

 ジャスダック上場のガンホーは9時28分にストップ安水準となる15000円安の64700円でスタート。9時32分に66200円を試すもすぐに64700円に戻してからはストップ安となる15000円安の64700円のまま推移して18.2%安。
 上場後昨日急反転となったシステム情報も695円安の4455円で13.50%安と連日の大幅調整です。

 指数としては東証1部は反発したものの、東証マザーズが5.73%安、ジャスダックインデックスが3.13%安となるなど、小型株主体の市場の調整が目立ちます。