米国株、ダウ続伸し69ドル高、世界的な株安一服で、午後に一段高 2015年8月15日 日経
14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比69ドル15セント(0.4%)高の1万7477ドル40セントで終えた。中国による事実上の通貨切り下げを受けた世界的な株安が一服し、投資家が運用リスクを取って株式を買う動きが優勢となった。
7月の卸売物価指数(PPI)が前月比で上昇し、同月の鉱工業生産指数も市場予想以上に伸びた。米景気が順調に回復しているとの見方から、機械や金融関連など業績が景気動向に左右されやすい銘柄を中心に買い戻しが入った。
朝方は世界経済の減速への根強い懸念から買いを見送る投資家が目立ったが、午後にかけて相場は上げ幅を広げた。
ナスダック総合株価指数は反発し、同14.677ポイント(0.3%)高の5048.235で終えた。
業種別S&P500種株価指数では全10種のうち「エネルギー」を除く9種が上昇。「公益事業」や「金融」、「資本財・サービス」の上昇が目立った。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約6億7000万株(速報値)、ナスダック市場(同)は約14億5000万株だった。
JPモルガン証券が投資判断を引き上げた化学のデュポンが上昇。金融子会社の一部銀行業務の売却を発表したゼネラル・エレクトリック(GE)も上げた。四半期決算で売上高が市場予想を上回った百貨店のJCペニーや同業のノードストロームが好決算を材料に買われた。
一方、大幅減益決算を発表した携帯電話向けゲーム開発のキング・デジタル・エンターテインメントが急落。石油のエクソンモービルや通信のベライゾン・コミュニケーションズ、映画・娯楽のウォルト・ディズニーが売られた。
NY商品、原油が反発 米指標改善や原油輸出解禁の思惑 金は続落 2015年8月15日 日経
14日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の9月物は前日比0.27ドル高の1バレル42.50ドルで終えた。朝方発表の7月の米鉱工業生産指数が市場予想を上回る伸びを示し、米景気回復に伴い原油需要が増えるとの見方が買いを誘った。
米政府がメキシコの石油企業との原油取引を許可する見通しと米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が伝えた。市場では「原則として禁止している米国産原油輸出が解禁に向かえば、需給の緩みの解消につながるとして先物に買いを促した」(プライス・フューチャーズ・グループのフィル・フリン氏)との声が聞かれた。
前日夜の時間外取引で9月物は一時41.35ドルと期近物としてほぼ6年5カ月ぶりの安値を更新した後とあって、割安とみた買いも入った。
ガソリンとヒーティングオイルは続落した。
一方、金先物相場は続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引の中心である12月物は前日比2.9ドル安の1トロイオンス1112.7ドルで終えた。相場が水準を切り上げて推移してたため、目先の利益を確定する目的の売りが続いた。
銀とプラチナも続落した。
7月米卸売物価指数3カ月連続でプラス、0.2%上昇 2015年08月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/2015/08/14/july-us-wholesale-price-index-idJPKCN0QJ1NV20150814
米労働省が14日発表した7月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は、季節調整済みの前月比で0.2%上昇し、3カ月連続でプラスとなった。市場予想の0.1%上昇を上回った。6月は0.4%上昇だった。
7月はモノが0.1%低下する一方、サービスが0.4%上昇し、全体水準を押し上げた。
7月の前年同月比は0.8%低下した。市場は0.9%の低下を見込んでいた。6月は0.7%の低下だった。前年同月比は6カ月連続でマイナスとなっており、原油安やドル高でインフレ圧力は依然として弱いままだ。
7月の前月比の内訳は、食品が0.1%低下。ここ数カ月間急騰していた卵が大幅に値を下げ、食品の価格を押し下げた。6月は0.6%の上昇だった。鶏卵の価格は6月に過去最高の伸びとなる84.5%上昇を記録したが、7月は24.2%低下となった。
ガソリンは1.5%上昇。6月は4.3%上昇だった。
卸売業者や小売り業者の利益幅を映し出す貿易サービスは7月に0.4%上昇した。6月は0.2%上昇していた。
変動の大きい食品とエネルギー、貿易サービスを除くコア指数は7月に0.2%上昇。6月は0.3%の上昇だった。7月の前年同月比は0.9%上昇だった。
ドル高と原油安は物価に下押し圧力をかけ続けており、インフレ率は米連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%を引き続き下回っている。エコノミストの中には、FRBが9月の利上げを躊躇するとみる者もいる。
米鉱工業生産は堅調、年内の大幅改善に悲観論も 2015年08月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/2015/08/14/jul-us-industrial-output-idJPKCN0QJ1YF20150814
米連邦準備理事会(FRB)が発表した7月の鉱工業生産は0.6%増加し、市場予想の0.3%を上回る伸びとなった。内訳では製造業が0.8%増加。自動車が10.6%増と2009年9月以来の高い伸びとなったことが後押しした。
自動車の製造工場は通常、夏期期間中に生産設備の入れ替えを行うため、操業が停止するものの、エコノミストは恐らく停止期間が短期間にとどまったと見る。自動車を除いた製造業生産は0.1%の微増だった。
鉱業は0.2%増。石油・ガス生産が10カ月ぶりのプラスに転じ、エネルギー業界に安定の兆しも見えてきた。
7月全体の鉱工業生産は底堅かったものの、先行きについては引き続きドル高や原油安によって抑えられ「年内の大幅な改善は期待できない」(バークレイズのジェシ・ハーウィッツ氏)との見方もある。
8月ミシガン大消費者信頼感低下、市場予想下回る 2015年08月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/2015/08/14/us-michigan-aug-consumer-confidence-idJPKCN0QJ1WM20150814
ロイター・ミシガン大学が14日発表した8月の米消費者信頼感指数(速報値)は92.9と、7月の確報値の93.1から低下した。市場予想の93.5を下回った。
景気現況指数は107.1で、7月の確報値の107.2からほぼ横ばいだった。市場予想の107.0をやや上回った。
消費者期待指数は83.8と、7月の84.1から低下し、昨年11月以来の低水準となった。市場予想の84.0を下回った。
1年先の期待インフレ率は前月から横ばいの2.8%だった。5年先の期待インフレ率は2.7%と、7月の2.8%から0.1ポイント低下した。
14日の米国株式市場は12日・13日と連日の様子見が続いた後、今日14日は揃って小幅に上昇。
NYダウは、前日比69ドル15セント高い17477ドル40セントで終了(0.40%高)。
ナスダックは、前日比14.678ポイント高い5048.23ポイントで終了(0.29%高)。
S&P500種は、前日比8.15ポイント高い2091.54ポイントで終了(0.39%高)しました。
NY原油は、前日夜の時間外取引で一時41.35ドルをつける場面もありましたが、さすがに値頃感から買い戻されたとみえ、前日比0.27ドル高い1バレル42.50ドルで終了。
NY金は、前日比2.9ドル安い1トロイオンス1112.7ドルで終了しています。
14日の米株式市場でダウ工業株30種平均は続伸し、前日比69ドル15セント(0.4%)高の1万7477ドル40セントで終えた。中国による事実上の通貨切り下げを受けた世界的な株安が一服し、投資家が運用リスクを取って株式を買う動きが優勢となった。
7月の卸売物価指数(PPI)が前月比で上昇し、同月の鉱工業生産指数も市場予想以上に伸びた。米景気が順調に回復しているとの見方から、機械や金融関連など業績が景気動向に左右されやすい銘柄を中心に買い戻しが入った。
朝方は世界経済の減速への根強い懸念から買いを見送る投資家が目立ったが、午後にかけて相場は上げ幅を広げた。
ナスダック総合株価指数は反発し、同14.677ポイント(0.3%)高の5048.235で終えた。
業種別S&P500種株価指数では全10種のうち「エネルギー」を除く9種が上昇。「公益事業」や「金融」、「資本財・サービス」の上昇が目立った。ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約6億7000万株(速報値)、ナスダック市場(同)は約14億5000万株だった。
JPモルガン証券が投資判断を引き上げた化学のデュポンが上昇。金融子会社の一部銀行業務の売却を発表したゼネラル・エレクトリック(GE)も上げた。四半期決算で売上高が市場予想を上回った百貨店のJCペニーや同業のノードストロームが好決算を材料に買われた。
一方、大幅減益決算を発表した携帯電話向けゲーム開発のキング・デジタル・エンターテインメントが急落。石油のエクソンモービルや通信のベライゾン・コミュニケーションズ、映画・娯楽のウォルト・ディズニーが売られた。
NY商品、原油が反発 米指標改善や原油輸出解禁の思惑 金は続落 2015年8月15日 日経
14日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場が反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の9月物は前日比0.27ドル高の1バレル42.50ドルで終えた。朝方発表の7月の米鉱工業生産指数が市場予想を上回る伸びを示し、米景気回復に伴い原油需要が増えるとの見方が買いを誘った。
米政府がメキシコの石油企業との原油取引を許可する見通しと米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)が伝えた。市場では「原則として禁止している米国産原油輸出が解禁に向かえば、需給の緩みの解消につながるとして先物に買いを促した」(プライス・フューチャーズ・グループのフィル・フリン氏)との声が聞かれた。
前日夜の時間外取引で9月物は一時41.35ドルと期近物としてほぼ6年5カ月ぶりの安値を更新した後とあって、割安とみた買いも入った。
ガソリンとヒーティングオイルは続落した。
一方、金先物相場は続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で、取引の中心である12月物は前日比2.9ドル安の1トロイオンス1112.7ドルで終えた。相場が水準を切り上げて推移してたため、目先の利益を確定する目的の売りが続いた。
銀とプラチナも続落した。
7月米卸売物価指数3カ月連続でプラス、0.2%上昇 2015年08月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/2015/08/14/july-us-wholesale-price-index-idJPKCN0QJ1NV20150814
米労働省が14日発表した7月の卸売物価指数(PPI、最終需要向け財・サービス)は、季節調整済みの前月比で0.2%上昇し、3カ月連続でプラスとなった。市場予想の0.1%上昇を上回った。6月は0.4%上昇だった。
7月はモノが0.1%低下する一方、サービスが0.4%上昇し、全体水準を押し上げた。
7月の前年同月比は0.8%低下した。市場は0.9%の低下を見込んでいた。6月は0.7%の低下だった。前年同月比は6カ月連続でマイナスとなっており、原油安やドル高でインフレ圧力は依然として弱いままだ。
7月の前月比の内訳は、食品が0.1%低下。ここ数カ月間急騰していた卵が大幅に値を下げ、食品の価格を押し下げた。6月は0.6%の上昇だった。鶏卵の価格は6月に過去最高の伸びとなる84.5%上昇を記録したが、7月は24.2%低下となった。
ガソリンは1.5%上昇。6月は4.3%上昇だった。
卸売業者や小売り業者の利益幅を映し出す貿易サービスは7月に0.4%上昇した。6月は0.2%上昇していた。
変動の大きい食品とエネルギー、貿易サービスを除くコア指数は7月に0.2%上昇。6月は0.3%の上昇だった。7月の前年同月比は0.9%上昇だった。
ドル高と原油安は物価に下押し圧力をかけ続けており、インフレ率は米連邦準備理事会(FRB)が目標とする2%を引き続き下回っている。エコノミストの中には、FRBが9月の利上げを躊躇するとみる者もいる。
米鉱工業生産は堅調、年内の大幅改善に悲観論も 2015年08月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/2015/08/14/jul-us-industrial-output-idJPKCN0QJ1YF20150814
米連邦準備理事会(FRB)が発表した7月の鉱工業生産は0.6%増加し、市場予想の0.3%を上回る伸びとなった。内訳では製造業が0.8%増加。自動車が10.6%増と2009年9月以来の高い伸びとなったことが後押しした。
自動車の製造工場は通常、夏期期間中に生産設備の入れ替えを行うため、操業が停止するものの、エコノミストは恐らく停止期間が短期間にとどまったと見る。自動車を除いた製造業生産は0.1%の微増だった。
鉱業は0.2%増。石油・ガス生産が10カ月ぶりのプラスに転じ、エネルギー業界に安定の兆しも見えてきた。
7月全体の鉱工業生産は底堅かったものの、先行きについては引き続きドル高や原油安によって抑えられ「年内の大幅な改善は期待できない」(バークレイズのジェシ・ハーウィッツ氏)との見方もある。
8月ミシガン大消費者信頼感低下、市場予想下回る 2015年08月15日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/2015/08/14/us-michigan-aug-consumer-confidence-idJPKCN0QJ1WM20150814
ロイター・ミシガン大学が14日発表した8月の米消費者信頼感指数(速報値)は92.9と、7月の確報値の93.1から低下した。市場予想の93.5を下回った。
景気現況指数は107.1で、7月の確報値の107.2からほぼ横ばいだった。市場予想の107.0をやや上回った。
消費者期待指数は83.8と、7月の84.1から低下し、昨年11月以来の低水準となった。市場予想の84.0を下回った。
1年先の期待インフレ率は前月から横ばいの2.8%だった。5年先の期待インフレ率は2.7%と、7月の2.8%から0.1ポイント低下した。
14日の米国株式市場は12日・13日と連日の様子見が続いた後、今日14日は揃って小幅に上昇。
NYダウは、前日比69ドル15セント高い17477ドル40セントで終了(0.40%高)。
ナスダックは、前日比14.678ポイント高い5048.23ポイントで終了(0.29%高)。
S&P500種は、前日比8.15ポイント高い2091.54ポイントで終了(0.39%高)しました。
NY原油は、前日夜の時間外取引で一時41.35ドルをつける場面もありましたが、さすがに値頃感から買い戻されたとみえ、前日比0.27ドル高い1バレル42.50ドルで終了。
NY金は、前日比2.9ドル安い1トロイオンス1112.7ドルで終了しています。