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愛知 豊川市長選は山脇実氏 3選

2015-10-05 12:51:20 | Weblog
豊川市長に山脇氏3選  2015年10月05日 中日
http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2015100502000043.html
 愛知県豊川市長選は四日投開票され、無所属現職の山脇実氏(71)=自民、公明推薦=が、無所属新人の元豊川高教諭中村優子氏(67)=共産推薦=を破り、三選を果たした。投票率は前回を3・98ポイント下回る37・24%。一九九九(平成十一)年の39・87%を抜き、戦後最低だった。

「市民と対話重視」豊川市長3選、山脇氏が抱負 2015年10月05日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/local/aichi/news/20151005-OYTNT50030.html
 豊川市長選、小牧市議選、同市の新図書館建設計画の賛否を問う住民投票が4日、投開票された。
 豊川市長選で3選を果たした山脇実氏(71)(無所属=自民、公明推薦)は「皆さんのおかげで当選することができた」と笑顔を見せた。
 同市諏訪西町の事務所に当選確実の連絡が届くと、集まっていた支持者らから大きな拍手が起きた。山脇氏は「ご支援ありがとうございました。3期目も市民との対話を重視して市政を進めていきたい」と抱負を語った。
 選挙戦で山脇氏は、2期8年の実績を強調しながら、「市民との信頼と絆を大切にする」と訴え、小中学校の普通教室への空調設備の導入や市民病院に救命救急センターの設置などを実現すると強調してきた。自民、公明の推薦も得るなどして終始、戦いを優位に進めた。
 新人で元高校教諭の中村優子氏(67)(無所属=共産推薦)は「安全保障関連法に絶対反対。豊川市から平和の大切さを発信していく」と訴え、18歳までの子供の医療費の無料化など福祉政策にも力を入れると呼びかけて支持を求めたが、及ばなかった。
 当日有権者数は、14万4055人。投票率は37・24%(前回41・22%)だった。
★愛知県豊川市 市長選挙結果長(投票率37.24%)
当 40692 山脇実(71)無現=自民、公明推薦
  12406 中村優子(67)無新=共産推薦


 愛知県豊川市は、愛知県東三河地区に位置する人口約18.1万人の市で、市長選は2007年10月から2期8年現職を務めて3期目を目指す71歳の山脇実氏に、元豊川高校教諭で67歳の中村優子氏が挑みましたが、
 2期8年の実績をアピールするとともに、引き続き市民との対話を大切にすることを前提に、子育てしやすく安心安全、健康や福祉、環境にやさしいまちづくりを目指すと語った山脇実氏が40692票を獲得して
 豊川駐屯地の自衛隊員や若者たちを戦場に送らないよう働きかけるほか、福祉では、18歳までの子ども医療費や給食費の無料化、国保料・介護保険料の引き下げなどを挙げ、原発再稼働反対の観点から再生可能エネルギーの普及にも取り組みたいと語り12406票を獲得した中村優子氏 にトリプルスコア以上の大差をつけて危なげなく一蹴。3選を決めています。

 まあ、中村氏の出馬動機そのものが「集団的自衛権行使容認に反対する豊川住民の会」事務局長を務めて、安保法案に反対する立場。平和都市宣言をした山脇氏が市長として国に意見を言わないことに不信感を抱き、無投票再選を阻止するため出馬を決断したというものですから、支持層はおのずと限られるでしょうし、市民からすればそこから先は…と突っ込みの1つも入れたいところ。国政への反発よりも自分の住む自治体の行政をよりよくしてくれということへの期待が高かったのではないかと思いますね。

岡山 総社市長選は片岡聡一氏 3選

2015-10-05 12:47:07 | Weblog
片岡氏、総社市長3選果たす 福祉都市訴え、竹内氏破る  2015年10月05日 山陽
http://www.sanyonews.jp/article/239200/1/
 任期満了に伴う総社市長選は4日、投票が行われ、即日開票の結果、無所属現職の片岡聡一氏(56)が、無所属元職の竹内洋二氏(65)を破り、3選を果たした。
 投票率は55・28%(男53・77%、女56・67%)で、過去最低だった2005年の67・10%を11・82ポイント下回った。
 片岡、竹内両氏は05、07年に続き、3度目の一騎打ち。選挙戦では、新たな企業誘致に向けた用地確保、岡山―総社間を結ぶJR吉備線のLRT(次世代型路面電車)化への対応が問われた。子育て支援や高齢者福祉なども争点となった。
 片岡氏は「全国屈指の福祉先駆都市」構築を掲げ、1人暮らし高齢者を支える社会づくりや障害者支援の推進を強調。吉備線LRT化に伴う沿線開発、農地などの土地利用見直しによる企業誘致を訴えた。市内15小学校区ごとの後援会組織を軸に支持を広げた。連合岡山の推薦を受けた。 当選確実の知らせを受けた片岡氏は支持者らと万歳し、「市民の声に耳を傾け、謙虚な気持ちで市政を運営する。LRT化の議論などを通じ、新しい総社をつくっていきたい」と抱負を語った。
 竹内氏は「市民が主役の市政に切り替える」とし、保育料の段階的無料化、高齢者介護の支援充実を訴えたが及ばなかった。

総社市長 片岡さん3選 2015年10月05日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/local/okayama/news/20151004-OYTNT50168.html
◇投票率 過去最低の55%
 8年ぶりの選挙戦となった総社市長選は4日、投開票され、現職の片岡聡一さん(56)(無所属)が、元市長の竹内洋二さん(65)(同)を破り、3選を決めた。当日有権者数は5万3653人、投票率は55・28%(前々回67・60%)で、過去最低だった2005年の67・10%を下回った。
 総社市真壁の片岡さんの事務所では、当選確実の一報が入ると、集まった支持者から歓声と拍手がわき起こった。片岡さんは「全国屈指の福祉先駆都市を目指す。人口が増え、企業の雇用が改善する今、責任を持って、新たな総社のグランドデザインを描く」と抱負を語った。
 選挙戦では、「英語特区」による過疎対策、障害者雇用の促進、企業誘致など、2期8年で取り組んだ独自政策をアピールし、福祉施策を最重点に据えると強調。「県の新都心をつくる」と訴え、支持を集めた。
 さらに、連合など約140の団体から推薦を取り付け、市議会(定数24)の3分の2から支援を受けるなど、組織戦を展開した。
 片岡さんは、青山学院大法学部卒。橋本竜太郎元首相の公設秘書などを務め、2007年に初当選した。
 返り咲きを目指した竹内さんは、保育料の無料化など子育て支援の充実、特別職の退職金廃止などを主張。しかし、立候補表明が8月と出遅れたことなどで、浸透しなかった。
★岡山県総社市 市長選挙結果長(投票率55.28%)
当 19697 片岡聡一(56)無現
   9630 竹内洋二(65)無元


 岡山県総社市は、県中南部に位置する人口約6.6万人の市で、市長選は2007年10月から2期8年現職を務めて3期目を目指す片岡聡一氏に合併後の初代市長で2005年4月~2007年9月まで市長に就任するも入札介入問題により任期途中で辞職した竹内洋二氏が挑む、これで2005年、2007年に続く3度目の一騎打ちとなりましたが、
 「全国屈指の福祉先駆都市をつくる。市民の幸せのため総社を変える」と訴えた片岡聡一氏が19697票を獲得して
 「血税を市民のために使う市政に切り替えたい。保育料を無料化する」と訴えて9630票を獲得した竹内洋二氏 をダブルスコアで退けて3選を決めています。

東京 あきる野市長選は沢井氏 初当選

2015-10-05 12:41:02 | Weblog
街づくり「継承」を選択 あきる野市長に沢井氏初当選 2015年10月5日 東京
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokyo/list/201510/CK2015100502000148.html
 四日投開票されたあきる野市長選は、無所属新人の沢井敏和氏(66)=自民、公明推薦=が、いずれも無所属新人の村木英幸氏(58)、松本由紀子氏(64)=共産推薦、立沢晴美氏(47)を破り、初当選した。二期八年務めた臼井孝市長(74)が引退表明して行われた選挙で、市民は市政継承を訴えた沢井氏を新市長に選んだ。投票率は44・42%(前回40・35%)。当日有権者数は六万六千五十三人。
 沢井氏は午後十時半ごろ、当選確実になると、同市秋川四の選挙事務所に姿を現し、支持者たちから大きな拍手を浴びた。詰め掛けた地元選出の国会議員や周辺自治体の首長らと握手を交わすと、「皆さまのおかげで当選できた。心から感謝する」と初当選の喜びを語った。
 「八万あまりの市民のため一生懸命、心血を注ぐ。住んで良かったあきる野市と言われる街づくりをしたい」と当選後の抱負を話し、争点となったJR武蔵引田駅北口の区画整理事業の推進や、企業誘致に積極的に取り組む考えを強調した。僅差になったことについては「本当に厳しい選挙戦だった。真摯(しんし)に受け止め市政運営に取り組みたい」とした。
 沢井氏は日大で土木を専攻した後、武蔵野市役所に三十二年間勤め、街づくりなどに取り組んだ。二〇〇五年の市議選で初当選。三期目の途中だった今年八月、市長選の自民推薦候補を決める予備選に出馬して大差で勝ち、引退を表明した臼井市長の後継候補となった。
 その後、同じ自民党員の市議だった村木氏が離党し、市長選に立候補。沢井氏は、八人の自民系市議と、三人の市議を擁する公明、各種団体の支援も受けた。
 選挙戦では、優位に立つ組織を固め、臼井市政の継承を強調。他の三候補が凍結や見直しを訴えた区画整理事業の推進、企業誘致による税収拡大、公共施設の見直しによる財源確保などを訴えた。


★東京都 あきる野市 市長選挙結果(投票率44.42%)
当 12169 沢井敏和(66)無新=自民、公明推薦
  11955 村木英幸(58)無新
   3829 松本由紀子(64)無新=共産推薦
   393 立沢晴美(47)無新


 東京都あきる野市は、東京都の多摩地域西部に位置する、1995年9月に秋川市と五日市町が合併して誕生した人口約8万人の市で、市長選は元秋川市長時代から市長を務めていた臼井孝氏(1997年~1995年、2007年~2015年)が出馬を見送ったことから、
 前市議で自民・公明が推薦する66歳の沢井敏和氏、元市立保育園長で共産が推薦する64歳の松本由紀子氏、前市議で58歳の村木英幸氏、旧秋川市(現あきる野市)元職員で47歳の立沢晴美氏 の4新人による争いとなりましたが、
 公共施設の維持管理費の縮減。武蔵引田駅周辺の区画整理での企業誘致。給食センターの統合。高齢社会における公共交通の見直しなどを公約に掲げた沢井敏和氏が12169票を獲得して
 市財政の立て直し、武蔵引田駅区画整理事業は当面凍結。旧秋川高校跡地に高齢者等総合福祉施設を誘致。保育園、学童保育の待機児童解消等などを公約に掲げて11955票を獲得した村木英幸氏、
 「るのバス」の改善。秋川駅自由通路のエレベーター設置。介護保険料・国保税の軽減。学校予算の増額。保育の充実。武蔵引田駅区画整理事業の見直しなどを公約に掲げて3829票を獲得した松本由紀子氏
 障害のある乳幼児を支援するため、秋川高校跡地に施設整備を目指す。財政問題では「大きな赤字の原因となる事業は凍結する」と語り393票を獲得した立沢晴美氏 を退けて 新人同士の争いを制しました。

 事実上保守2人の争いとなりかつ大接戦となった結果は臼井市長の後継候補とされた沢井敏和氏がかろうじて制した形になりましたが、まずは事実上2分した議会をどうまとめるか。
 最初の1期4年の手腕が試されることになりそうです。

三重 松阪市長選は竹上真人氏 初当選

2015-10-05 12:30:42 | Weblog
新人の竹上氏が三つどもえ制す 松阪市長選 2015年10月05日 中日
 現職市長の辞職による三重県松阪市長選は4日投票、即日開票され、無所属新人の元県議竹上真人氏(53)が無所属新人の元市職員梅本陽子氏(42)、元衆院議員森本哲生氏(66)を破り、初当選した。投票率は52・65%。前回を1・92ポイント下回った。
 竹上氏は、自民党三重県連会長の田村憲久衆院議員の支援を受け、組織票を固めた。
 今回の市長選は、老朽化した市立図書館の改修計画をめぐり、前市長が市議会と対立。9月末で辞職したため行われた。梅本氏は後継指名を受けた前市長を後援会長に据えて戦ったが、支持を広げられなかった。森本氏は知名度を生かしつつ、県議らの応援を受けたが及ばなかった。

子育て、暮らし重点に 松阪市長に竹上さん 2015年10月05日 読売
 4日に投開票された松阪市長選は、元自民党県議の竹上真人さん(53)(無所属)が、元市職員の梅本陽子さん(42)(同)と元民主党衆院議員の森本哲生さん(66)(同)との激戦を制し、初当選を決めた。
 当選確実の一報が届くと、同市朝田町の竹上さんの事務所は大きな拍手と歓声に包まれた。竹上さんは支持者と肩を抱き合って当選を喜んだ。
 竹上さんは2013年1月の前回市長選で、自民、民主の推薦、公明の支持など幅広い支援を取り付けながら、草の根選挙で再選を目指した前市長の山中光茂さん(39)に約8000票差で敗れた。
 今回は地元選出の田村憲久衆院議員(自民)らの支援は受けつつも、「組織頼みの選挙はしない」と、「市民党」を掲げて選挙戦を展開。山中さんが重視した市民目線の市政を継承することや、子育て環境の整備など住みやすさに重点を置いた公約を主張し、支持を広げた。
 山中さんが後継候補として全面的に支援した梅本氏は「改革を後戻りさせない」などと呼びかけ、森本さんも元県議や県議らの応援を受けて市の活性化などを訴えたが、ともに及ばなかった。
 当日有権者数は13万3824人。投票率は前回を1・92ポイント下回る52・65%だった。
★三重県松阪市 市長選挙結果長(投票率52.65%)
当 25935 竹上真人(53)無新
  24429 梅本陽子(42)無新
  19363 森本哲生(66)無新


 三重県松阪市は県中部の人口約16.5万人程の市で、市長選は2009年2月に市長に就任、13年に再選をとげた山中光茂氏氏が8月13日に辞職を表明したことから、元県議で53歳の竹上真人氏、元衆院議員で66歳の森本哲生氏、元市職員で前市長の後継指名を受けた42歳の梅本陽子氏の3新人による争いとなりましたが、
 子育て支援や雇用確保、企業や大学誘致を訴えた竹上真人氏が25935票を獲得して
 行財政改革、一次医療や高齢者支援の充実などを訴え24429票を獲得した梅本陽子氏
 学力日本一、松阪駅周辺整備や産業振興を訴え19363票を獲得した森本哲生氏 を退けて新人同士の争いを制しました。

 新人同士の争いは中々の接戦になりましたが、前回山中光茂氏に敗れた竹上真人氏が雪辱を果たす結果に。
 前市長の辞任の原因となった市立図書館の改修計画=「市立松阪図書館をPFI方式で民間会社(ツタヤを想定)に運営を任せる」の問題を別にすれば、竹上氏も山中市政の継承を訴えるなど急激な路線変更はなさそうですが、まずは最初の1期4年でどれだけの実績を打ち出すことが出来るか…、議会を上手くまとめ上げることができるか…でしょうね。