ファイナンシャルプランナーのニュースチェック

日々のニュースをFPの視点からチェックしてコメントします

東芝、監査法人の変更断念 後任選び難航

2017-05-11 18:52:51 | Weblog
東芝、監査法人の変更断念 後任選び難航 2017年5月11日 産経
http://www.sankei.com/economy/news/170511/ecn1705110003-n1.html
 経営再建中の東芝が、平成29年3月期決算の監査で検討していた監査法人の変更を断念したことが10日、分かった。監査を担当するPwCあらた監査法人に代わる後任選びが難航しているため。東京証券取引所が決算の開示期限の目安としている15日に、監査を受けない暫定的な決算概要を発表することも関係機関と協議している。
 一方、綱川智社長は10日、半導体工場に共同投資している米ウエスタン・デジタル(WD)のスティーブ・ミリガン最高経営責任者(CEO)と半導体子会社の売却をめぐり東京の東芝本社で会談した。関係者によると、WDは半導体子会社の売却に異議を唱えて対立しており、打開策を協議したが合意に至らず平行線が続いたという。


 東芝関連ではこんな報道がありました。
 う~ん。9日付けで本決算(2017年3月期)でも監査法人から承認を得られないまま5月中で発表する方向で調整に入ったと報道されていて、内心面白くない気持ちはわからなくもないのですが、だからといって、この期に及んで監査法人の変更まで目論むとは…(呆れ
 素人目に考えても、何も好き好んでこのいかにも怪しげなタイミングで火中の栗を拾う物好きな監査法人が出てくるはずもなかろうに…と思えるのですが、この手のいざこざが報じられるたびに株価は乱高下して真っ当な資金が逃げ出すことにもなりかねないわけで…。
 この日の東芝株は前日終値(269円)よりも2円高い271円スタート。9時13分に278円まで上昇するもその後はずるずると下落して14時16分に255.1円まで下落して終値ベースでは12.7円安の256.3円。4.72%安で終了しました。
 

そごう売却、西神店除外 セブンとH2Oが見直し

2017-05-11 18:16:36 | Weblog
そごう売却、西神店除外 セブンとH2Oが見直し 2017年5月11日 神戸
https://www.kobe-np.co.jp/news/keizai/201705/0010176532.shtml
 阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングが、セブン&アイ・ホールディングス(HD)傘下のそごう・西武から関西の百貨店3店舗を取得する計画について、そごう西神店(神戸市西区)を対象から外す方向で計画を見直していることが11日、両社への取材で分かった。譲渡額などの条件面を巡り交渉が難航しているため。同店はセブン&アイHDが改装も視野に、食品分野を強化して引き続き運営する。
 同店は1990年から、神戸市営地下鉄西神中央駅の駅ビルに入居し、地上1~5階と屋上の一部で営業。店舗面積は延べ1万8千平方メートル。2016年2月期の売上高はピークだった1996年2月期に比べて半減の約125億円。建物は神戸市所有で、閉店すれば市民生活への影響が大きいとして、同市が昨秋から賃料を減額するなど営業を支援している。
 セブン&アイHDは「食品分野を強化して改装効果が出ている西武所沢店(埼玉県)のように、生活に密着する形で郊外型店らしい魅力を出したい」と今後の運営方針を示した。
 H2Oとセブン&アイHDは2016年10月に資本業務提携で基本合意。そごう西神店、同神戸店(同市中央区)、西武高槻店(大阪府高槻市)をH2Oが取得する方向で協議を進めていた。そごう神戸店は当初の計画通り今秋をめどにH2Oが買い取り、当面はそごうの屋号を残したまま営業することで両社が合意している。


 3店舗の譲渡報道の時も吃驚しましたが、その後売却価格面で折り合いがつかなかったことから、兵庫の西神店が外れる可能性がここにきて出てきたようですね。
 兵庫県内のイトーヨーカ堂の店舗網は明石・加古川・甲子園の3店舗なので、場合によっては現在1階にある食品館をイトーヨーカ堂の運営に切り替えるとか、2階から4階に展開する婦人・紳士・こども服売り場を大胆に集約して空いた箇所に有力な外部テナントを受け入れるのも選択肢の1つなのかな…などと考えてしまうのですが、駅に隣接する立地だけに地域の方にとっても気がかりだと思います。