26日の日経平均ですが、前日25日の欧米株式市場は上昇して終了していたものの、直近3日で3000円近く上昇していた所に、昨日夕方に入ってからの東京都知事による週末の外出自粛要請宣言で不安心理が高まったこともあり、前日終値(19546円63銭)よりも316円86銭安い19234円77銭でスタート&直後に19240円29銭も、最初の5分でまず18920円近辺。その後9時半過ぎに19050円近辺まで一旦買い戻しもその後は下落に転じて10時10分頃に18643円13銭まで下落した後は、18800円強までのレンジで推移して、午前は前日比743円34銭安い18803円29銭で終了。
午後は18745円近辺でスタートした後12時50分頃には18940円近辺まで戻して13時40分頃までは膠着も、14時40分頃から急調整。14時50分頃に18512円81銭まで下落する場面が見られ、終値ベースでは前日比882円03銭安い18664円60銭で終了しました。
東京都に合わせて隣接県の県知事も相次いで外出自粛要請を求める共同歩調を取ったことや、3営業日で3000円近く上昇していた反動。上げた分の3分の1弱が消滅したに過ぎませんが、上昇が急ピッチだっただけに、今日はその反動安も大きくなりました。
指数別では、日経平均が4.51%安、トピックスが1.78%安、JPX日経インデックス400が2.05%安。
東証マザーズが4.23%安、東証REIT指数は3.54%安。
ダイトウボウに再び物色が入りストップ高となる45.05%高。ヘリオステクノが29.2%高。日本エアーテック(14.63%高)など2銘柄で10%台の上昇。
ニプロが9.45%高、シキボウが8.77%高となるなど、物色は新型コロナウイルス関連銘柄が中心。金融緩和の恩恵を受けるとの見方なのか銀行系も堅調な銘柄が目に付きます。
一方の下落組では、ファストリテイリング(13.16%安)、丸紅(11.79%安)、JFE(10.05%安)など32銘柄で10%以上の下落。
DMG森精機が9.93%安、ソフトバンクグループが9.4%安、日本郵船が9.3%安、商船三井が8.73%安、TDKが8.71%安などとなっています。