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関越自動車道 バス事故関連続報 9本

2012-05-02 07:56:00 | Weblog
「頻繁に急ブレーキ」 運転に不安、乗客が証言 2012年5月1日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120501/dst12050111270011-n1.htm
 群馬県藤岡市の関越自動車道で乗客7人が死亡した高速ツアーバス事故で、河野化山運転手(43)がJR金沢駅前を出発した後、頻繁に急ブレーキをかけ、乗客が不安に感じていたことが1日、群馬県警の調べで分かった。県警は河野運転手の当時の健康状態を詳しく調べている。
 県警は1日までに、乗客約20人から事情を聴いた。運転席に近い左側最前列の座席に座り、重傷を負った女性(23)は「(河野運転手は)よくカーナビの画面を見たり、急ブレーキをかけたりしていた。心配だった」と話した。
 ツアー会社によると、河野運転手は、4月28日午前8時ごろ、仮眠のため石川県白山市のホテルにチェックイン。午後4時半ごろ、チェックアウトし、同10時10分、金沢駅前を出発。しかし河野運転手は県警に「居眠りをしていた」と説明しており、きちんと休憩できていたのか調べている。

「休憩中に突っ伏して寝ていた」 居眠り運転の原因は?勤務実態解明へ捜査 2012年5月1日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120501/dst12050100160000-n1.htm
 高速ツアーバス事故で、国土交通省関東運輸局は30日、バス会社「陸援隊」(千葉県印西市)に道路運送法に基づく特別監査を実施した結果、運行に関する書類に同法違反の疑いがある項目が複数箇所見つかった。群馬県警や国交省は陸援隊の針生裕美秀社長らから事情を聴くが、今後の捜査や調査は、河野化山運転手の勤務実態解明や、安全管理上の不備がなかったかが焦点となる。
 「休憩中に突っ伏して寝ていた」「車内アナウンスがあやふやだった」。運転手の居眠り運転の兆候だったのか、負傷した大学生(22)は別の乗客からこんな話を聞いた。大学生の席のシートベルトは壊れて装着できなかった。
 近畿運輸局も同日、ツアーを募集した旅行会社「ハーヴェストホールディングス」(大阪府)に旅行業法に基づく立ち入り検査を実施した。県警や国交省が注目しているのは、居眠り運転を招いた要因だ。
 ハーヴェスト社によると、バスは運行指示書に記載された上信越道経由ではなく、北陸道から長岡ジャンクション経由のルートを通っていた。なぜ河野運転手はこのルートを選んだのか。県警は過去の運転時間や運行距離などが確認できる「タコグラフ」や「カーナビゲーション」を押収、解析を進めている。
 県警などが特に注目しているのが、運転手の勤務実態。運転手は事故前日の4月28日朝、JR金沢駅に到着。午前8時ごろ、石川県白山市のホテルにチェックインし、午後4時半にチェックアウトした。
 再び金沢駅で乗客を乗せ、出発したのは午後10時10分。ホテルの滞在時間は8時間余りだった。県警幹部は「居眠り運転の要因は、仮眠を取らないなど本人が招いたものなのか、無理な勤務実態、管理の不行き届きが原因か。今の段階では分からない」と話す。
 ただ、夜間の長距離運転にもかかわらず、交代要員が同乗していないなど、運転手の過労防止策が不十分とみられる点もあり、県警や国交省が捜査・調査を急ぐ。バス会社が過労を知りながら運転をさせていたとすれば、道路交通法(過労運転の下命)などに抵触する可能性もあるためだ。
 県警はこれまでに重軽傷を負った39人のうち22人から話を聴いた。そのうちの一人は、「運転手はカーナビの画面を見たり、急ブレーキをかけたりして心配だった」と説明したという。

「運行指示書」とは違うルートで遠回り 2012年5月1日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120501/dst12050108470005-n1.htm
 群馬県藤岡市の関越自動車道で7人が死亡した高速ツアーバス事故で群馬県警は30日までに、自動車運転過失致死傷容疑で河野化山(こうの・かざん)運転手(43)の逮捕状を取った。同日にバス会社などを家宅捜索。ツアー会社への取材で、バスが「運行指示書」とは違う遠回りのルートを使っていたことが判明したほか、一部の乗客のシートベルトに不具合があったことも分かった。(サンケイスポーツ)
 楽しいはずの大型連休が暗転し、7人の命が奪われた事故。河野運転手自身も重傷を負って入院しているため、群馬県警は回復を待ち逮捕する。
 県警は同日、千葉県印西市のバス会社「陸援隊」と、同じ敷地内にある針生裕美秀(はりう・ゆみひで)社長(55)の自宅を家宅捜索。事故車両も一部復元して実況見分し、座席を並べて衝突時の詳しい状況を調べた。
 ツアー会社「ハーヴェストホールディングス」(大阪府豊中市)によると、「運行指示書」には上信越自動車道を通るルートが書かれていたことも判明。県警は押収した運行記録計を分析するとともに、勤務日報や就業規則から管理上の問題がなかったかどうかや、遠回りになる関越道ルートを使った理由を調べる。
 同社によると、走行ルートは運行指示書に記載しているが、天候や道路の状況などから運転手の判断による変更を認めており、連絡も必要としていなかった。針生社長はハーヴェスト社に「なぜ関越道を行ったのか分からない」と話している。
 一方、事故で後頭部を十数針縫うけがを負った乗客の大学4年生、香林聡志さん(22)=金沢市=が、座席のシートベルトが壊れていて装着できなかったと話していることが30日、家族への取材で分かった。
 母親の真実さん(47)によると、香林さんは10列目の右窓側の席におり、「(事故発生直後に)気が付くとバスの床に倒れていた。シートベルトを締めていたら飛ばされなかったはず」と話したという。
 香林さんは千葉県で友人と会うため、バスに乗り事故に遭遇。29日夜に金沢市に戻った。事故後、ほかの乗客と会話した際に「運転手は休憩中に突っ伏して寝ていた」という話が出ていたという。
 バスは28日夜、JR金沢駅を出発し、約400キロ離れた関越道藤岡ジャンクション付近を通過していた29日午前4時40分ごろ、左側の鋼板製の防音壁に正面から衝突。男女7人が死亡し、女性3人が重体、運転手を含む36人が重軽傷を負った。

ガードレールと防音壁の隙間で被害拡大 2012年5月1日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120501/dst12050101010002-n1.htm
 群馬県藤岡市の関越自動車道で7人が死亡、39人が重軽傷を負った高速ツアーバス事故で、バスが衝突した防音壁と直前に設置されたガードレールの間に20~30センチの隙間があったことが30日、捜査関係者への取材で分かった。この隙間にバスがはまり込むように衝突、防音壁がバスに深く刺さったとみられ、群馬県警捜査本部は隙間が被害を拡大したとみて調べている。
 重傷を負っている河野化山(こうの・かざん)運転手(43)は居眠り運転を認めており、捜査本部は自動車運転過失致死傷容疑で逮捕状を取るとともに、同容疑でバスを所有する千葉県印西市の「陸援隊」と、同じ敷地内にある針生裕美秀(はりう・ゆみひで)社長(55)宅を家宅捜索。運行状況の解析を進める。
 捜査本部によると、実況見分の結果、防音壁は全長約12メートルの車体の前方左から、約10・5メートルまで貫いていた。最後尾前列の10列目まで達し、左側2列の座席を押しつぶした。死亡した7人中6人は左側1~5列目に座っていた。
 防音壁直前のガードレールには衝突の跡があり、道路外側に傾いていた。バスはガードレールに衝突後、隙間を押し広げながら、バスの前面から防音壁に突き刺さるように激突。速度計は時速92キロで止まっており、衝突時は時速90~100キロとみられる。
 高さ約3メートルの防音壁の地上約1メートルまではコンクリート製で、その上に金属製の厚さ約10センチの壁を設置。捜査本部は、コンクリート製の土台部分がバスの車体下部をえぐったとみている。
 道路管理者のNEXCO東日本は「防音壁の土台が設置された約30年前は隙間を作らない設計思想がなかった」としており、古い路線では同様の隙間があるという。

関越道事故 河野容疑者「ホテルで寝たり起きたり」 空白の8時間半、何が… 2012年5月2日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120502/dst12050206590004-n1.htm
 「居眠りをした。疲れていた」。河野化山(こうの・かざん)容疑者(43)はこう供述しているという。あやふやなアナウンスをしたり、頻繁に急ブレーキをかけたという河野容疑者の「疲れ」の原因は何か。事故前日に仮眠を取ったホテル滞在中の「8時間半」が事故原因の解明の鍵を握りそうだ。なぜ運行指示書にはなかったルートを利用したのかも、謎として残されている。
 事故前から居眠り運転の兆候はあった。「急ブレーキをかけたりしていた。心配だった」。運転席に近い最前列左側の座席で一命を取りとめた乗客の女性(23)はこう話す。
 女子大生(21)は「左右に揺れていて事故が起きるのではないかと思った」と振り返る。「3回休憩した。1回15分くらいだった」(容疑者の供述)。その際、ハンドルに突っ伏して寝る容疑者の姿が乗客に目撃されている。
 河野容疑者は事故2日前の4月27日から乗務。それまで3日間程度は休暇だったとされる。27日夜に客を乗せ東京ディズニーリゾートを出発、28日朝にJR金沢駅に到着した。乗客を降ろし、午前8時ごろに石川県白山市のホテルにチェックインした。
 午後4時半にチェックアウトするまでの「空白の8時間半」について、河野容疑者は「寝たり起きたりしていた」と供述。睡眠が十分取れたかは不明だ。チェックアウト後から出発までについては「食事をしたりして時間をつぶした」と供述しているという。
 河野容疑者が33人を乗せ金沢駅を出発したのは午後10時10分。11時20分にJR高岡駅で12人を乗せたバスは北陸道へ入った。
 「車内アナウンスがあやふやだった」と乗客は証言する。捜査幹部によると、河野容疑者は難しい日本語は分からないという。
 河野容疑者側に示された運行指示書には、北陸自動車道から上信越自動車道を経由して東京ディズニーリゾートに向かう計510キロの一般的なルートが示されていた。だが、実際には、35キロ遠回りの北陸道から長岡ジャンクション(新潟県)経由で関越道に入る計545キロのルートを走行していた。当時、渋滞などは発生していない。河野容疑者は繰り返しカーナビの画面を確認していた。なぜ遠回りになるルートを選んだのか。「金沢駅から高岡駅。高岡駅から高速道路に乗った。(乗った)インターチェンジの名前は忘れた」との供述にとどまっており、解明はこれからだ。

バス会社 半年前からツアー頻繁に 背景に震災と原発事故  2012年5月2日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120502/dst12050201270003-n1.htm
 「震災をきっかけに仕事が百八十度変わった」-。関越自動車道のバス事故で、ツアーバスを運行していた「陸援隊」(千葉県印西市)は、昨年の東日本大震災で外国人観光客が激減し、半年前から夜行のツアーバス事業へ本格参入していたことが1日、分かった。群馬県警捜査本部は、自動車運転過失致死傷容疑で逮捕された運転手、河(こう)野(の)化(か)山(ざん)容疑者(43)が事故原因に「居眠り」と「疲れ」を挙げていることから、運転業務が激変したことが体調管理の不備につながった可能性もあるとみて、勤務状況などの解明を急ぐ。
 「外国人向けの仕事はほとんどなくなり、専門にしていた会社にとって死活問題になっていた」
 陸援隊と同様に、来日外国人観光客向けの「インバウンド」と呼ばれる観光業務を主にしていた千葉県佐倉市のバス会社の社員は、そう話す。
 成田空港に近い佐倉市や印西市のバス会社は、インバウンドの需要が多く専門会社もあった。しかし、震災で外国人客が激減。「外国人向けの仕事はうちの場合、100%なくなった」(印西市のバス会社の社員)という。
 佐倉市の会社の社員は「多少安い値段でもバスを動かして収入を得ようと、各社が夜行の高速ツアーバスに参入した。同様の会社は空港の周りにごろごろいる」とも話す。

海外でも知名度
 陸援隊の針生裕美秀(はりうゆみひで)社長(55)は、民間信用調査会社などによると、タイヤ販売会社などを経て昭和59年、バス運送業を創業。平成9年に陸援隊の前身となる「針生エキスプレス」を立ち上げた。インバウンドを中心に、東京都内の大手旅行会社や中国、シンガポール専門の会社数社とも取引。海外にも名前を知られていたという。
 ところが、22年ごろから円高が急速に進行し、外国人客が減少。同年9月の尖閣諸島・中国漁船衝突事件で、中国人客も伸び悩むようになった。
 売り上げが減少したところに昨年3月、震災と東京電力福島第1原発事故が発生。昨年の来日外国人客は約621万人と前年より27%減り、日本政府観光局によると統計を取り始めた昭和39年以降で最大の減少幅となった。
 千葉県のバス業界の関係者は「陸援隊は震災前はたまに請け負う程度だったツアーバスを、半年ほど前から頻繁に出すようになった」と証言する。

22年前の車両
 陸援隊のバスは、首都圏のバスに課される規制の対象外だったことも分かった。首都圏では平成14年に施行された自動車窒素酸化物(NOx)・粒子状物質(PM)法で、古い車両は保管や車検の更新ができないが、印西市はこの対象外。事故を起こしたバスは製造から22年になる2年式の三菱自動車(現三菱ふそうトラック・バス)製で、事故で負傷した大学生(22)の座席のシートベルトは壊れて装着できなかったことも分かっている。
 埼玉県の貸し切りバス会社の会長は「どの会社もできるだけ経費を抑えて利益を出そうとしていた。その中で突然、外国人が減り、仕事のえり好みをする余裕がなくなった。仕事があれば何でもやる」と、業界の置かれた状況を代弁した。


ツアーバス激突 客の争奪激化 「豪華」と「格安」二極化 2012年5月1日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120501/dst12050107580004-n1.htm
 高速ツアーバスは、鉄道や、定期の路線バスによる高速路線バスと比べ料金が格安であることから人気を集めた。高速路線バスの半値以下で販売されるものも多い。過当競争の中、近年はツアーバスの中でも設備を高級化するなど差別化を図る動きが出ている。
 ツアーバスは、企画する旅行会社の多くが自前のバスを持たず、貸し切りバス会社へ業務委託することでコストを削減した。金沢-東京の場合、高速路線バスの西日本JRバスの片道7840円に対し、事故を起こした大阪府豊中市の旅行会社「ハーヴェストホールディングス」のツアーバスは3500円。他社の最安値は、2900円だった。
 最近では45人乗り座席を30席に減らして幅を広く取り、電動リクライニングとテレビやゲームができる画面のついた座席にしたり、新聞を無料配布するなどサービスに力を入れるバスも。
 一方で、45人乗りに目いっぱい客を乗せ、東京-大阪を2千円台で販売するなど二極化している。ツアーバス同士でも料金が4倍近く異なる路線もある。
 観光コンサルタントの大坪敬史氏は「インターネットで簡単に料金が比較できるため、旅行会社もぎりぎりまで値下げしたりサービスを増やしたりしている。競争はますます激しくなっている」と指摘する。


高速ツアーバス:「1日670キロ」指針に疑問も 2012年05月01日 毎日
http://mainichi.jp/select/news/20120501k0000m040087000c.html
 乗客7人が死亡した高速ツアーバス事故で、千葉県印西市のバス会社「陸援隊」の河野化山(こうの・かざん)運転手(43)が走行予定だったルートは約545キロとみられる。国土交通省が08年に示した1人で1日に運転できる距離の指針「670キロ」を下回っていたとして、同社の針生裕美秀(はりう・ゆみひで)社長らは「問題ない」との考えを示しているが、バス運行業者からは指針の有効性に疑問を投げ掛ける声も多い。
 警察庁の統計では、高速ツアーバスなどの貸し切りバス事故は年400件前後起きており、10年までの10年間で計4420件に上る。07年の大阪府吹田市で27人が死傷したスキーバス事故を受けて、国交省が08年に指針を示した。旧労働省が89年に定めたバス運転手の1日の運転時間の限度(9時間)を基に算出したもので、高速道路を使えば、東京から岡山までの距離に相当する。国交省安全政策課は「業者への拘束力はなく、違反しても行政処分の対象にはならない」としている。

走行上限670キロ、基準見直し検討 国交省 2012年5月2日 産経
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/120501/dst12050121400026-n1.htm
 関越自動車道の高速ツアーバス事故を受け、国土交通省は1日、670キロとされている運転手1日あたりの走行距離の上限などを定めた指針や、「運転は1日9時間まで」などと定めた国の基準を見直す検討を始めた。今月中にも、バス業界や医療関係者らによる有識者会議を設置する。
 国交省によると、現在の上限は大阪府吹田市で平成19年に27人が死傷したスキーバス事故の翌年に施行した指針で示されている。
 指針をめぐっては、総務省が21年に貸し切りバス運転手136人を対象に調査を実施。9割近くが運転中に睡魔に襲われた経験があると回答したため、22年9月に「運転者の健康面や生理学的な面を検討して算出されていない」と国交省に改善を勧告した。
 しかし、同省はバス業界などとの勉強会で「変更の必要がない」との意見が出たため、見直しを先送りしていた。同省は「上限距離の変更より、事後チェックで指針が守られているかを重視した」と説明している。
 事故を起こしたバスは、最短運行距離が約540キロだった。このため、国交省は上限見直しに方針を転換した。
 また、同省が運転手の勤務時間や乗務時間に関して告示した「最大拘束時間は1日16時間まで」「連続運転は4時間まで」などの基準の変更も検討する。
 同省は「事故原因の調査状況も踏まえた上で、なるべく早く方向性を出したい」と話している。





 高速バスの運転ミスによる大事故の続報ですが、各種報道を見ているとどうもこの運転手。JR金沢駅前を出発した後、頻繁に急ブレーキをかけるなど、乗客が心配になるような体調不良状態だったようですね。
 往路の運転に入る前に3日間休暇だったことから、まだ若い20代ならば大方遊び過ぎた疲れが抜けていなかったパターンか…とも思うのですが、この運転手は43歳。
 今後は運転手の体調が悪い時に(例えば往路先にある相互提携会社と緊急時には有償で運転手を融通しあうなど)代替要員をどう準備していくのか…といった人員補充対策といったことも真剣に考えていく必要もあるのかもしれません。
 まあ、隣県の県庁所在地を結ぶ位の一般道しか走らない距離ならば運転手は1人でも問題ないと思いますが、これだけの長距離を走るのだから運転手の体調管理には十分な配慮が必要となってくるでしょうし、そもそもなんでこれだけの長距離路線をツアーバスに黙認しているのか…という問題もあると思うのですが、経費をギリギリまで節約している会社の場合、別の運転手を単独で急遽用意することも難しいでしょうし、走行上限距離や長距離移動の場合の運転手の複数確保といった規制強化も致し方ないのではないでしょうか…。

 「運行指示書」とは違うルートを通った問題は、変更そのものはその時の交通事情などもあり一定の裁量権が与えられるのはよいとしても、本部に連絡を入れないというのは解せないですね…(怒!
 運ぶ対象が荷物なトラックの運転手とは異なり、家族の危篤など乗客に緊急に連絡を取る必要が出てくる可能性もあるでしょうし、形式上は請負扱いなのかはしりませんが、労務管理にもかなり問題のある会社と言えそうです。

そもそもメーデーとは

2012-05-02 06:51:24 | Weblog
 欧州やアジアの多くの国の株式市場がお休みになるクリスマスは感覚的にも休日になるのがわかるとして、同様に5月1日が休場になるメーデーとは果たして何ぞや? と少し興味がわいて調べてみたのですが、元々は労使双方が一時休戦し共に祝う慣習が近代に入って現在のメーデーに転嫁。現在では少なくとも80カ国以上の国で祝日となっているようですね。
 参考までに米国やカナダでは9月最初の月曜日にレーバーデーを設定。オーストラリアでは州・地域ごとに3月や10月などの様々な日程でレーバーデーを設定。
 日本にも当初祝日にする構想もあったようですが、勤労感謝の日というコンセプトの似た祝日が既にあることや、金融市場が長期間休場になることへの金融機関の反発などもあり頓挫したようです。
 昔は日本でも労働組合や連合の人が労働条件の向上をめぐって行進する日というイメージがありましたが、現在ではその労組参加率の低下及び非正規雇用の増加。当事者である働き手も参加を渋るといった理由もあり、本当に形ばかりのものに変貌してしまったように思います。

1日のNYダウは65ドル高の13279ドルで終了

2012-05-02 06:38:47 | Weblog
米国株、反発 ダウ4年4カ月ぶり高値 2012年5月2日 日経
 1日の米株式市場で、ダウ工業株30種平均は反発した。終値は前日比65ドル69セント高の1万3279ドル32セント(速報値)と、年初来高値を更新。2007年12月28日以来、約4年4カ月ぶりの水準まで回復した。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した4月の製造業景況感指数が、市場予想に反して改善。米景気の勢いが増しているとの見方から、幅広い銘柄に買いが広がった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数も続伸し、同4.08ポイント高の3050.44(同)で終えた。

NY原油、反発 6月物は106.16ドルで終了 ISM指数の改善で 2012年5月2日 日経
 1日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の6月物は前日比1.29ドル高の1バレル106.16ドルで取引を終えた。一時は106.43ドルと、3月28日以来約1カ月ぶりの高値を付けた。米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した4月の製造業景況感指数が市場予想に反して改善。米景気の減速観測が和らぎ、原油需要が持ち直すとの見方から買いが入った。
 米株式相場が大幅に上昇したため投資家が運用リスクをとる動きを強め、リスク資産の1つである原油に買いが入りやすかった面もある。
 ガソリンは続落、ヒーティングオイルは反落した。

NY金、続落 6月物は1662.4ドルで終了 ドル高を嫌気 2012年5月2日 日経
 1日のニューヨーク金先物相場は続落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比1.8ドル安の1トロイオンス1662.4ドルで終えた。外国為替市場でドルが対ユーロで急上昇した場面で、ドルの代替投資先とされ逆の動きになりやすい金に売りが優勢となった。
 米サプライマネジメント協会(ISM)が発表した4月の製造業景況指数が市場予想に反して改善。米当局の追加金融緩和による資金流入への期待が薄れ、売りを誘ったとの見方もあった。
 ドルが軟調に推移した早朝は、金が高く推移する場面もあった。一時1672.3ドルと4月13日以来の高値を付けた。
 銀は続落、プラチナは反発した。

4月の米ISM製造業景気指数は54.8に改善、雇用も昨年6月以来の高水準 2012年05月2日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT812665620120501
 米供給管理協会(ISM)が発表した4月の製造業統計は、景気指数が10カ月ぶりの水準に改善した。第2・四半期に入って経済の勢いが鈍る兆候もみられるなかで、依然一定の回復力をうかがわせる内容となった。
 4月の景気指数は54.8で、前月の53.4から上昇、市場予想の53.0を上回った。50が景気を見極めるうえでの分岐点となる。
 内訳では、雇用が57.3と前月の56.1から上昇、昨年6月以来の高水準となった。新規受注も58.2と前月の54.5から上昇し、1年ぶりの水準に回復した。
 ウェルズ・ファーゴの北米為替戦略部門責任者、ニック・ベネンブローク氏は「このところ楽観論から悲観論にシフトした経済に対する見方が、ISM製造業指数により、その
中間に落ち着く可能性がある」と指摘。「現時点で米経済の回復軌道に関し深刻な懸念を抱く真の理由はないことをデータは示唆している」と述べた。



 1日の米国株式市場は、4月の米ISM製造業景気指数が予想を上回って改善したことを好感して反発。
 NYダウは、前日比65ドル69セント高い13279ドル32セントで終了(0.50%高)。
 ナスダックは、前日比4.08ポイント高い3050.44ポイントで終了(0.13%高)。
 S&P500種は、前日比7.91ポイント高い1405.82ポイントで終了(0.57%高)しました。

 NY原油は、前日比1.29ドル高い1バレル106.16ドルで終了。
 NY金は、前日比1.8ドル安い1トロイオンス1662.4ドルで終了しています。

1日の欧州株はメーデーで多くが休場 英は1.3%高

2012-05-02 06:37:41 | Weblog
1日の欧州株式市場 2012年05月2日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPJT812677220120501
<ロンドン株式市場>
 大幅反発。4月の米ISM製造業景気指数が予想を上回り改善したことを受け、世界経済成長をめぐる期待が高まるなか、銀行・商品株を中心に買いが膨らんだ。
 FT100種総合株価指数は4月3日以来初めて5800を超えて終了した。
 リスク選好度が高まるなか、銀行株が買われ、ロイズ・バンキング・グループは8.4%高。同日発表した第1・四半期決算は、税引き前利益が2億8800万ポンドとなり、前年同期から黒字転換した。
 米ISM製造業景気指数を受け、需要改善につながるとの期待から、銅価格が上昇。鉱山株もこれに追随した。
 エネルギー株も原油価格の上昇を手がかりに買われた。 
 メーデーの祝日で、欧州の大半の市場が休場となったことから、商いは薄かった。
 
<欧州株式市場>  休信。


 1日の欧州株式市場は、メーデー等を理由に独仏を含めた多くの市場が休場。
 英FTSE100は1.30%高。アイルランドは1.15%高、コペンハーゲンは0.17%高でした。

1日のアジア株はメーデー等で中国・香港・台湾・韓国などが休場 豪州は上昇

2012-05-02 06:34:36 | Weblog
4月の中国PMIは53.3に上昇、13カ月ぶりの高水準 2012年05月1日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK812593620120501
 中国国家統計局が1日発表した4月の購買担当者指数(PMI)は53.3で、13カ月ぶりの高水準となった。3月の53.1から上昇したが、市場予想の53.6は下回った。
 PMIは50を上回ると景況の改善を、50を下回ると景況の悪化を示す。
 中国経済が第1・四半期の低迷から徐々に回復していることがうかがえるが、小規模な製造業は依然苦戦していることも浮き彫りとなった。
 生産指数は57.2で、3月の55.2から上昇した。
 ただ、国家統計局は、化学、装置、自動車、石油精製など、多くの重要な産業の指数は、依然として50を下回っている、と指摘している。
 バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのティン・ルー氏は、製造業の回復について、冬季の低迷後の在庫補充を反映している可能性が高いと指摘。また、鉄道省の汚職スキャンダルや、地方政府の人事刷新をめぐる状況が落ち着いたことで、インフラ投資が回復していると述べた。
 4月の新規輸出受注指数は52.2となり、3月の51.9から上昇した。ただし一方で、新規受注指数は54.5と、3月の55.1から低下しており、中国国内の新規受注が依然として弱いことが示された。

<小規模企業は苦戦>
 不動産開発業者や民間企業を中心としたタイトな信用状況を受け、中国経済は2008年秋以来の低迷に直面した。ただ最近は、融資状況には改善の兆しが見られる。
 財経誌は週末、中国国際金融(CICC)のリポートを引用し、4月の新規融資は9000億元に達した可能性があると報じている。金利がより魅力的な水準となり、新規の住宅ローン増加につながったという。
 ただし、国家統計局によると、大規模な製造業が引き続き成長する一方で、より小規模な企業は依然として縮小傾向が続いている。信用収縮はより規模の小さい民間企業への影響が特に深刻であり、このことは、より規模の小さい工場を対象としたHSBCの調査を見ると明らかだ。
 先週HSBCが発表した4月のPMI速報値は49.1で、景況感の分岐点となる50を6カ月連続で下回った。ただ、下落幅が縮小し、中国の経済成長が第1・四半期に底入れしたという見方を裏付けた。


シドニー株式市場・大引け=続伸、中銀の利下げ受け9カ月ぶり高値 2012年05月1日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK079529620120501
 1日のシドニー株式市場は続伸し、終値ベースで9カ月ぶり高値となった。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が予想よりも大幅な50ベーシスポイント(bp)の利下げを決定し、今後さらなる利下げの可能性を示唆したことが背景。
 S&P/ASX200指数は32.9ポイント(0.8%)高の4429.5で終了。終値ベースで昨年8月2日以来の高値をつけた。
 資源大手ウッドサイド・ペトロリアムが上昇したことも市場を支援した。同社は、液化天然ガス(LNG)プロジェクト「ブラウズ」の権益14.7%を20億ドルで売却すると発表した。
 RBAは政策金利を25bp引き下げると予想されていたが、実際には50bp引き下げ、3.75%とした。
 コモンウェルス証券(コムセック)のチーフエコノミスト、クレイグ・ジェームズ氏は「利下げ幅が市場予想を上回ったことは、実体経済に対する刺激策となるだけでなく、切望されているコンフィデンスの改善にもつながる」との見解を示した。
 RBAの利下げを受け、大手小売銘柄も値上がりした。百貨店大手マイヤーは3%急伸。同業のデービッド・ジョーンズは2%高、小売り大手のウールワースは0.9%高。
 建材大手のボラルは3.4%高、セメントメーカーのアデレード・ブライトンは2%上伸した。
 ただ、利下げによる株価押し上げは短期的にすぎない可能性があると、アナリストや投資家らは警戒している。
 建材製品メーカーのアレスコは43%高と大幅上昇した。塗料メーカーのデュルックスがアレスコに対し1億8800万豪ドルでの買収を提案したことを受け値上がりした。

豪中銀が政策金利を50bp引き下げ3.75%に、予想より大幅な利下げ 2012年05月1日 ロイター
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK079506420120501
◎豪中銀が50bp利下げ。予想の倍の幅。
◎豪ドルが下落。10年債利回りは60年ぶりの低水準に。
◎今後2年間のインフレ率は予想を下回る見通し=豪中銀
◎市場は一段の緩和織り込む。
 オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は1日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを4.25%から50ベーシスポイント(bp)引き下げ、3.75%とした。政策金利は、過去2年余りで最も低い水準となった。市場は25bpの利下げを予想していたAURATE1。
 豪中銀は、今後2年間のインフレ率は予想を下回るとの見通しを示し、必要ならば追加緩和を実施する余地を残した。
 利下げを受けて、豪ドルAUD=D4は対米ドルでおよそ0.75セント下落した。一方、政府債利回りは一時、60年ぶりの低水準をつけた。
 市場の予想よりも大幅な利下げを行ったのは、住宅ローン金利を十分に低下させるために必要との判断が背景にあるとみられる。資金調達コストの上昇を受け、国内銀行は住宅ローン金利を引き上げてきた。
 スティーブンス総裁は、理事会後の声明で「きょうの会合で、キャッシュレートの適切な調整規模を検討するにあたって、理事会は12月時点よりも金融状況が緩和的であるべきだと判断した」と説明。
 「したがって、50bpの利下げが適切な借り入れ金利を提供するのに必要と判断した」としている。
 AMPキャピタル・インベスターズのチーフエコノミスト、シェーン・オリバー氏は「50bpの引き下げは、それなりの借り入れコスト低下が期待できる」としたう上で、「50bpの利下げだけでは景気は回復しない。政策金利は年末時点で3.25%まで引き下げられる可能性がある」と述べた。
 市場は、1年以内に70bpの追加利下げが行われることを織り込み済み<0#YBA:>。これが正しければ、政策金利は、世界的な金融危機が最も深刻だった時期に見られた過去最低水準の3%近くまで低下する。
 労働党政権は利下げを歓迎。他の大半の先進国より数年早い黒字回復を目指した、厳しい予算案を来週発表する政府にとって朗報となった。
 スワン財務相は「きょうの利下げと、これより前の2度の利下げは、現政権が実施した規律ある財政政策によって可能になったものだ」と強調。家計や中小企業が待ち望んでいたことだとし、歓迎の意を示した。

<成長鈍化、インフレ率低下>
 豪中銀は、昨年11月と12月に政策金利を引き下げた後は、金利据え置きを続けてきた。ただ、国内の経済成長率が鉱業セクターを除くと振るわないことから、最近になってバイアスを緩和方向に転じていた。
 豪中銀は、4日に公表予定の四半期ごとの金融政策声明で、豪経済成長率とインフレ率の双方の見通しを下方修正すると予想されている。
 スティーブンス総裁は、理事会後の声明で「今後1―2年は、炭素価格の影響を差し引けば、インフレ率はおそらく従来の予想を下回る見込みだが、依然として2─3%のレンジ内で推移するだろう」と述べた。



 1日のアジア株式市場は、メーデーの祝日等の理由で中国と香港ハンセン・台湾・インド・韓国など主要な市場が揃って休場。
 オーストラリアASXが0.67%高、フィリピンが0.65%高、インドネシアが0.36%高でした。

1日の日経平均は169円安の9350円で終了

2012-05-02 06:31:19 | Weblog
東証大引け、続落 円高・欧州懸念でほぼ全面安、シャープは9%下落 2012年05月1日 日経夕刊
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_01052012000000
 1日の東京株式市場で日経平均株価は続落。終値は前週末の終値と比べ169円94銭(1.78%)安い9350円95銭だった。2月16日(9238円)以来、約2カ月半ぶりの安値を付けた。下げ幅は4月4日(230円)以来、今年2番目の大きさ。円高とスペインの景気後退が投資家心理を冷やし、輸出関連株や金融株を中心に幅広い銘柄が売られた。後場入り後に円相場が対ドルで上昇し、円高を警戒した売りが膨らんだ。東証1部の値下がり銘柄数は全体の8割弱を占め、主力株はほぼ全面安となった。
 取引時間中に円相場は一時1ドル=79円60銭台の円高・ドル安水準を付け、前日のニューヨーク市場の高値(79円74銭)を上回った。円高による業績の下振れ懸念から輸出関連株が売られた。トヨタ、日立、コマツの下落率は3%を超えた。
 スペイン政府が30日発表した1~3月期国内総生産(GDP)が2四半期連続でマイナス成長となり、同国経済の低迷が改めて売り材料視された。信用リスクの拡大で金融不安が再燃しかねないとの見方から、銀行、証券など金融株が大幅安となった。
 前週末に発表した2012年3月期決算や13年3月期業績見通しが市場予想を下回った銘柄の下げも目立った。今期最終赤字見込みのシャープの下落率は9%を超え、今期減収減益予想の東エレクは8%下げた。
 東証1部の値下がり銘柄数は1290、値上がりは296、変わらずは86だった。
 東証株価指数(TOPIX)は続落し、前週末比14.78ポイント安の789.49で終えた。2月14日(786.80)以来、約2カ月半ぶりの安値を付けた。業種別TOPIX(33業種)の値下がり率上位には「不動産業」「海運業」「空運業」など景気敏感セクターが並んだ。
 東証1部の売買代金は概算で1兆1574億円、売買高は同16億4973万株だった。寄り付き前は連休の谷間や海外市場の休場で薄商いを予想する声が聞かれたが、日中取引の値幅が比較的大きく、先物主導で現物株売買が膨らむ場面もあり、売買代金は3営業日連続で1兆円を上回った。
 三井不、住友不など不動産株や商船三井、川崎汽など海運株が大幅安。野村、大和、三菱UFJ、第一生命など金融株の軟調さが目立った。TDK、日電硝、エプソン、牧野フ、大阪チタが売られ、ヤマダ電は10%安で終えた。ソニーは1月17日以来、約3カ月半ぶりに1300円を下回った。半面、アドテストやローソン、ヤフー、千代建、OLC、キッコマンが買われた。
 東証2部株価指数は続落。キャリアデザ、レーザーテク、ソディックが下げ、新田ゼラチン、E&Cが上げた。

新興株1日、ジャスダックは反発 マザーズは3日続落 2012年05月1日 日経夕刊
http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISST2_01052012000000
 1日の新興企業向け株式市場で、日経ジャスダック平均株価は反発した。大引けは前週末比1円57銭(0.11%)高の1391円93銭だった。東証1部の主力株から、外部環境に左右されにくい新興の小型株に個人の資金が向かった。前場には4月26日に付けた年初来高値を上回る場面もあった。ただ、3日から連休に入ることから時価総額の大きい銘柄に当面の利益を確定しようとする動きが目立ち後場は伸び悩んだ。
 ジャスダック市場の売買代金は概算で203億円、売買高は3267万株。主力銘柄で構成するJASDAQ―TOP20は下落した。
 前週末に上場したチャームケアは制限値幅の上限(ストップ高水準)で終えた。26日上場のユニバー園芸も買われた。ピーエスシーや3DMが上昇。半面、楽天や大証、JCOMなど時価総額の大きい銘柄は軟調だった。
 東証マザーズ指数は3日続落。大引けは前週末比2.78ポイント(0.71%)安の388.84だった。ナノキャリアやエヌピーシー、KLabが下落。半面、サイバーやリニカル、エイチームが上昇した。




 連休明け1日の日経平均ですが、東京市場が休日の間に海外市場で対ドル円の為替相場が一時80円を割り込むなど円高が進んだことから、27日終値(9520円89銭)と比べて50円弱安い9471円66銭でスタートした後もじりじりと下落を続けて序盤に9420円割れした後、午前中は9413円75銭(午前安値)~9440円弱までの狭いレンジで推移して、午前は27日終値比85円16銭安い9435円73銭で終了。
 午後は再び下落して始まり13時20分頃にまず9380円近辺まで下落。その後13時45分頃に9400円を回復する場面も見られたものの、その後は再び下落が止まらなくなり、寄り付き少し前に9332円79銭まで下落。終値ベースでも27日終値比169円94銭の大幅安となる9350円95銭での終了となりました。
 東証1部の77%に相当する1290銘柄で下落となり、上昇は18%弱の296銘柄、変わらずが86銘柄で、同売買代金は1兆1574億円。
 自社株取得枠の設定を発表したエスエムエスが16.64%高、近畿車輛が13.29%高。
 一方、ヤフーとの業務資本提携を発表したアスクルが21.99%安、アルバックが12.54%安、エクセディが10.98%安、ヤマダ電機が10.29%安となった他、シャープが9.30%安、東京エレクトロンが8.31%安、TDKが6.64%安、第一生命が6.13%安、ルネサスエレクトロニクが5.83%安など大型株も大きく下落しました。