日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

美術館の防犯対策\0

2004-12-17 | 仕事・建物
友人から相談の電話がかかりました。
美術館の運営をしていますが、建築から20年が経過。
建築当初は建築雑誌をにぎわした建物です。
スーパーゼネコンの設計施工、何故かメンテは縁が切れている様子。
最近は私に相談されます。

昨日変な物売りが裏口からいきなり事務室まで来て、開けたアタッシュケースにナイフが見えた。
上手く断った後警察に通報したが、これから先が心配とのこと。
裏口は定期的に見学以外の大勢の利用者があって、その時は明けっぱなし。
人目が無く誰でも入れる状況とか。
「マンションのオートロックの様な装置が出来ないか」
「裏口の硝子ドアのデザインを変えたくないし、費用がかさむ工事はしたくない」とのこと。

設計当時と違って、変な人が多い社会状況になっています。
オープンな雰囲気が話題の建物ですが、今やかっこいいだけでは済まされい。
思いもしない事故と、余分な費用がかかってしまいます。

私のアドバイスは、裏口のドアの外に格子の扉を付け足し、カードキーかテンキーにする。
喜んで提案を聞いてくれましたが、さてどうすることやら?

窓から見える庭のさざんかが真っ盛り、花びらの絨毯。
この時期美しさで、春の毛虫被害は帳消しです。
コメント
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