日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

一日1冊読書三昧

2005-03-29 | 読書
 土曜の夜から暇さえあれば読書三昧。
昨夜で文庫本を3冊読んでしまいました。

最初は乃南アサの短編「夜離れ(よがれ)」
乃南さんの本はほとんどを読んでしまいましたが、26日に又買いました。
発行日は4月1日、発行日より早く書店に出ているのを初めて知りました。
残念ながら6つの短編の内4つは既に読んでいたものです。
ガッカリ・・出版社が違ってダブっているのかもしれませんが、止めて欲しいものです。

日曜から月曜に掛けて雫井脩介「虚貌」の上下。
今売り出し中の36才の若手、これで3冊目です。
物語は解雇された3人組が、雇用主の1家を襲い殺人と放火をし、生き残った子供が復讐の連続殺人事件を起こす話し。
ガンで先の長くない老刑事が追いつめてゆきます。
顔に大やけどを負った、顔面コンプレックスのカウンセラーの言葉が示唆に富んでいます。
顔はどんなに内面と違う様相をしていても、周りの見る人によって内面も影響を負う。
可愛い子供は小さいころからちやほやされて育ち、そうでない子供と違う心境になるのは分かります。
しかし、異常にコンプレックスを持っているのも子供の頃の影響在り・・と進んでゆきます。
最後のどんでん返しに少なからず違和感で、やはり「若い」と感じたのは、読者が「古い」のでしょうか?

乃南アサと違って十二分に堪能、おかげで今日は目がチカチカ・・
その上今日の仕事は細かい図面修正、目の回りが腫れた気配、「顔面コンプレックス」になりそう。
鏡は避けて通りましょう。
コメント (2)
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