日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

三井記念美術館

2014-07-11 | 趣味・遊び
東京地方は台風8号の被害はなく(たぶん)
夜中のうちに通過した様だ。
今日はムシムシした晴天下、冷房の部屋で精鋭仕事中

昨日の日本橋



由緒あるビルやモダンなビルの並ぶ通りを歩くと
お上りさんになったよう・・

左手の三越本店、中の三井本館とも
関東大震災の後に建てられた由緒ある建物。
三井本館の半分(?)はタワービルに建替えられた。

目指す三井記念美術館はタワービルから入る

    

隣りはマンダリンオリエンタルホテル、その右手は千疋や
庶民には遠い存在・・だが

    

アトリウムは気持ちがいい空間
エレベーターを上がり、廊下を進むと重厚な雰囲気の美術館

「超絶技巧! 明治工芸の粋」展
村田コレクション 一挙公開

江戸時代が終り、武士階級が無くなり
刀が無用の長物と化し、刀に関わる仕事の職人さんたちが失業
精巧な刀や武具の飾りの技巧を生かし
様々な工芸品を作り、感慨の展覧会にだし
外国人が所有していたこれらの工芸品を収集した村田氏
超絶技巧とあわせてあっぱれな人物

拡大しないと見えない技巧、なのに拡大しても破綻の一筋も見えない
仕事と言うより自分との戦いを挑んでいた様だ。

    
鹿島一谷 金工香炉(絵葉書の写真)高さ30㎝

香炉の上は獅子? 龍?
思いついたのは麒麟!
草を食むキリンとは似ても似つかない顔つきと尻尾
想像上の空飛ぶ麒麟だろう

自在に動く鯉や蛇
今ではあまり見られなくなった七宝の技巧や
今では食用としか見られない鶏が生活の一員として描かれ
草花や鳥が静謐にたたずむ

明治の人の想像力と観察力の只ならなさ
正に超絶技巧でした。

13日 日曜日まで。
三井記念美術館
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする