日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

映画「愛と哀しみのボレロ」

2015-11-14 | 趣味・遊び
同じ映画を二度見るなんて初めての事。



リマスター版「愛と哀しみのボレロ」
初公開は1981年 フランス映画

公開当時は、新宿西口の大看板を見て何時かは行こう!と思いつつ見そびれていた。
80年代に何かで知ってニジンスキーの再来と言われた、
ヌレエフの「牧神の午後」を何処かの劇場に見に行ったりした。

で、バレー「ボレロ」に関心があった。
映画はフランスの戦前戦後時代の集大成
フランスの第二次世界大戦の前からの壮大な物語だった。
華やかなレビュー舞台に関わる人々
ロシアのバレーの世界
ドイツのピアノ弾きの家庭
アメリカのジャズメンの家族
それが編集され物語になり最後はエッフェル塔をバックにボレロのシーン

それぞれがエディット・ピアフとなり
ルドルフ・ヌレエフとなり(ジョルジュ・ドン)
巨匠ヘルベルト・フォン・カラヤンとなり
ジャズのビックバンドのグレン・ミラーとなる。

華やかな時代と、哀しみの時代と、それぞれの愛
赤十字のチャリティーで集い、世界を感動させる。

日本にとって戦後の終りは朝鮮戦争の終結後で言われたが
フランスはアルジェリアの独立戦争後の混乱が終った1960年代の事
世界が一息付いたのは、同じ頃だったのではないだろうか?

今朝パリは劇場など複数の場所でテロが起きた。
いつの時代も人々の諍いが絶える事なく
人々は哀しみにくれ、再起の為の努力が始まる。

愛と哀しみのボレロでは憎しみは多くは語らず
前へ進む物語になってるのが、
昨日のニュースを知り映画に救われる思いだった。

公開期間延長になり11/27まで上映中です。

    

ガーデンプレイス右奥、恵比寿ガーデンシネマで上映中

ここ数日頭の中で「ボレロ」が鳴り続いている・・
コメント
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