日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

「首都圏の地震リスク」講演

2016-10-10 | 仕事・建物
祭日の今日、朝日カルチャーセンターに行って来た。
東京大学地震研究所・地震予知研究センター教授「佐藤比呂志氏」
「首都圏の地震リスク」の講演

朝カルの人から講師説明と著書の案内があった。



案内されている間氏は「クック」(聞こえませんが)笑っている様子。
「消費税抜きの価格で販売しています」がおかしかった?

講演の内容はプレートテクニクスから
首都圏の地質構造、首都圏下の伏在活断層、2011年の東北地震
日本列島の地震予測、地盤と揺れの特徴など盛り沢山

太平洋プレートのように古いプレートとフィリッピンプレートのような新しいプレート
日本列島の海域でユーラシアンプレートへ潜り込み
関東近郊では訳の分からない地震を起こす可能性がある。

研究成果により過去の説は更新され
なおかつ東北に地震の影響が残り(中国までも)
かつ、アウターライズ(折れ曲り)地震が同じ海域で起こる可能性がある。

地震の大きさマグニチュードは地震のエネルギの放出(面積)
M7(阪神淡路地震)の32倍がM8(関東大震災)とか
その場で納得して聞いていても、資料を見返すと??のら列が悲しい。

しかし、首都圏の巨大地震についてはしっかり聞いた。
関東大震災(震源神奈川県西部)クラスは200〜400年周期で
関東大震災後90年足らずの今は、すぐ起こる事はない。

首都直下で起こりうる地震は、訳の分からないメカニズムで起こる可能性はある。
活断層で巨大地震の可能性は無いに等しい。
東京都内で唯一認められている立川断層は
瑞穂当りの北部以外はないかも知れない。
(親戚がいるので心配していた)

北海道の日本海溝ではM9の可能性があり
東南海プレートでは四国より、中国地方の方が大きい可能性がある。
「首都圏の30年で70%の確率はとても低い数値です」との事。

地震の研究成果が出る以前に作ってしまた各地の原発
地震学者の人々の話を聞いて見直してもらいたいと切に思う今日でした。

外に出ると双頭の都庁

     

タワーマンションに住んでいなくて良かった!
しみじみと思った。
東北の震災では、5階でも充分に怖かったもの。

生半可な聞きかじりを、買い求めた著書で補強しなくては・・
コメント
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