昨日読み終えた一冊
原田マハ著「まぐだら屋のマリア」幻冬社文庫刊

この物語はとても意図的に出来ている
(意図的でない小説は無いが)
クリスチャンでもなければ宗教に詳しくないので
変な題名だなあ〜〜くらいで読み始めた。
主人公は紫紋(シモン)
そしてマリアに丸弧(マルコ)
この辺りであれれ・・・
訳ありに違いない(訳の無い小説も無いが)
老舗料亭の下っ端の紫紋、
食品の使い回しにいやいやながら従ってきた
使いまわしと不正がばれて、思っていた相手に裏切られて遁走
流れ着いた場所が尽果(つきはて)の「まぐだら屋」食堂
薬指の無い店の料理人がマリア、訳ありの人物
人のいい漁師のカツオ(名前に意味は無いが)
淡々とまぐらだ屋で働き、工場の人相手の定食屋は繁盛し
毎日女将の家に食事を運ぶ。
流れ着いたマルコと同居し再生を手助けする、、
日常の中に異常な空気をはらみ、ホノボノとした日々を送り
永遠に続くと願いつつも
常に破綻の足音を感じる。
風邪を引いたある日
ついに予羽(ヨハネ)が現れ、丸く納まっていた日々が破られる。
かといって誰かが磔になる訳ではなく
不安に満ちた一時の後にシモンの再生が果たされる。
物語の全ては wikiマクダラのマリア の伝説(?)をなぞり
(と言うより、触発されて)
ハラハラ、ドキドキ、心温まる物語になっている。
原田マハのファンでなくとも、
好きになる一冊では無いだろうか、、
原田マハ著「まぐだら屋のマリア」幻冬社文庫刊

この物語はとても意図的に出来ている
(意図的でない小説は無いが)
クリスチャンでもなければ宗教に詳しくないので
変な題名だなあ〜〜くらいで読み始めた。
主人公は紫紋(シモン)
そしてマリアに丸弧(マルコ)
この辺りであれれ・・・
訳ありに違いない(訳の無い小説も無いが)
老舗料亭の下っ端の紫紋、
食品の使い回しにいやいやながら従ってきた
使いまわしと不正がばれて、思っていた相手に裏切られて遁走
流れ着いた場所が尽果(つきはて)の「まぐだら屋」食堂
薬指の無い店の料理人がマリア、訳ありの人物
人のいい漁師のカツオ(名前に意味は無いが)
淡々とまぐらだ屋で働き、工場の人相手の定食屋は繁盛し
毎日女将の家に食事を運ぶ。
流れ着いたマルコと同居し再生を手助けする、、
日常の中に異常な空気をはらみ、ホノボノとした日々を送り
永遠に続くと願いつつも
常に破綻の足音を感じる。
風邪を引いたある日
ついに予羽(ヨハネ)が現れ、丸く納まっていた日々が破られる。
かといって誰かが磔になる訳ではなく
不安に満ちた一時の後にシモンの再生が果たされる。
物語の全ては wikiマクダラのマリア の伝説(?)をなぞり
(と言うより、触発されて)
ハラハラ、ドキドキ、心温まる物語になっている。
原田マハのファンでなくとも、
好きになる一冊では無いだろうか、、