先月読んだ本
小池真理子著「アナベル・リイ」角川ホラー文庫https://www.kadokawa.co.jp/product/322312000925/
カバーイラストを見て、
ホラー小説とは気づかずに読んでしまった。
小池真理子は新聞に連載されていた「月夜の森の梟」から
読み始めていたので、怪奇小説が多いとも知らなかった。
大学を出てスナックでアルバイトをしている悦子
お客のライターに惹かれつつも、自制する日々
ライターが連れてきた大根役者の女性千佳代
臆面もなく「えっちゃん・えっちゃん」と懐かれ
親しくなるが、ライターと結婚し、呆気なく死んでしまう。
周りに不審死があり、千佳代の仕業と気付き出す、、、
色々あった挙句、ライターと悦子が結婚したものの
悦子の前に千佳代が現れだし、一気にホラー色が強まる。
長い人生、
幽霊と付き合わされて生きてきた悦子の物語です。
しずしずと恐怖が忍び寄ってくる物語でした。