日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

立派な空き家

2014-03-20 | 仕事・建物
時々通る場所に空き家がある。

夏の間は植木で見えないが、この時期は悲しい程よく見える。



広い敷地に大きな家
そう古びてはいないけれど、もう10年以上も人気がない。
左手の庭には柑橘類が何本か植えられ
取る人のないまま黄色い実が朽ちてゆく。

右手の門脇には紅白の梅
住み手がなくても季節になるとちゃんと咲く
もう少しすると、大きな樹の桜も咲く。

時には手を入れて、土留めを直したりしている様子だが
住む気配はない。

今日に朝日新聞では隈研吾氏が
「人と建物は古びて格好いい」と書いている。

アメリカ式のコンクリートの建物よりも
自然素材を使った家が、色あせ、朽ち果てて
取替えなくてはならなくなる。
人間が生を終え、次世代に代わっていくとように。と

古びて、朽ちかかっている建物は風情があって、好きだが
年月が経たないうちに裏寂れていくのは、悲しい。

建てて間もなく、家族が代わってしまったか
何処かに移転の憂き目にあったか?

通る度に思う事の多い立派な空き家です。

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