昨日は大寄席のお茶会に行きました。
白金の広い敷地に昭和18年、奈良般若寺の遺構などを移築したそうです。
荏原製作所の創始者畠山氏の私邸として使い、昭和46年に畠山美術館を併設したとホームページにあります。
建物はいかにも由緒ありげですが、アチコチ傷みが激しく、どうにかならないものか?と思わせます。贅を尽くした感じだけに落差に目が行ってしまいます。
今回のお茶会は変わった趣向で、濃茶席・煎茶席の他香席・中国音学席(中国琵琶)など色とりどり。
まずは香席、香炉の香をかぎ分け(聞き香)お香の名前を当てるもの。
初めてなので緊張します。
最初に名前を教えられた香を3種聞き、各自に回された硯で墨を磨り、筆で名前を書き当てっこします。
当初は鼻はいい方なので大丈夫と考えていましたが かすかな香りに戸惑い、4種のうち当たったのは1つだけ。
1つ正解は「朝霧」といい霞のようにぼんやりだ・・というそうです。
中に聞いていない香(船)が入っているのがみそでした。
袴をはいた男の人達がきびきびと作法をしているのと、お正客の「庵主さま」と呼ばれている年配の尼さんが3種とも当てた「三景」のが印象的でした。
ちなみに2種当ては「夕霧」、全部外れは「雲霧」と言うそうです。本当は種でなく「とう」‘火’偏に‘主’と書きますが、文字の辞書にもない漢字です。
中音楽国席の琵琶も良かった。
中国の楽曲の最後に「荒城の月」を演奏してくれましたが、こんな荒城の月もあるのかと、じつに印象的でした。
この広い和室から見るお庭が抜群、都会の真ん中とは思えない広さと木々、京都のお寺の風景と同じでした。
この建物も取り壊される事が決まっているとか・・とても残念です。
この席の主催は熊谷市の「瑞順庵」の彦根さん、ニューヨークなどに度々行き日本文化を紹介しているそうで、この日もアメリカ大使館の人達が大勢参加し、英語で説明をしていました。
気楽なお茶会で、楽しく過ごした一日でした。
雨や雪も降らず傘を差さずにいられたのが何よりでした。
白金の広い敷地に昭和18年、奈良般若寺の遺構などを移築したそうです。
荏原製作所の創始者畠山氏の私邸として使い、昭和46年に畠山美術館を併設したとホームページにあります。
建物はいかにも由緒ありげですが、アチコチ傷みが激しく、どうにかならないものか?と思わせます。贅を尽くした感じだけに落差に目が行ってしまいます。
今回のお茶会は変わった趣向で、濃茶席・煎茶席の他香席・中国音学席(中国琵琶)など色とりどり。
まずは香席、香炉の香をかぎ分け(聞き香)お香の名前を当てるもの。
初めてなので緊張します。
最初に名前を教えられた香を3種聞き、各自に回された硯で墨を磨り、筆で名前を書き当てっこします。
当初は鼻はいい方なので大丈夫と考えていましたが かすかな香りに戸惑い、4種のうち当たったのは1つだけ。
1つ正解は「朝霧」といい霞のようにぼんやりだ・・というそうです。
中に聞いていない香(船)が入っているのがみそでした。
袴をはいた男の人達がきびきびと作法をしているのと、お正客の「庵主さま」と呼ばれている年配の尼さんが3種とも当てた「三景」のが印象的でした。
ちなみに2種当ては「夕霧」、全部外れは「雲霧」と言うそうです。本当は種でなく「とう」‘火’偏に‘主’と書きますが、文字の辞書にもない漢字です。
中音楽国席の琵琶も良かった。
中国の楽曲の最後に「荒城の月」を演奏してくれましたが、こんな荒城の月もあるのかと、じつに印象的でした。
この広い和室から見るお庭が抜群、都会の真ん中とは思えない広さと木々、京都のお寺の風景と同じでした。
この建物も取り壊される事が決まっているとか・・とても残念です。
この席の主催は熊谷市の「瑞順庵」の彦根さん、ニューヨークなどに度々行き日本文化を紹介しているそうで、この日もアメリカ大使館の人達が大勢参加し、英語で説明をしていました。
気楽なお茶会で、楽しく過ごした一日でした。
雨や雪も降らず傘を差さずにいられたのが何よりでした。
香道の席で聞き香があったのですか。
正式な香道は知りませんが楽しそうな雰囲気が伝わってきます。
香木にもいろいろ有ると聴いています。
香りの違いが判るようになると面白く楽しいでしょうね。
一度体験してみたい気持ちになりました。
そうなんです、志野流香道聞香席と言う席でした。
七事式の香の作法とは少し違っていましたが、優雅で奥深い感じがしました。
香の名前は「松島」「橋立」「厳島」でした。