日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

二つの春草蘆

2012-05-29 | 仕事・建物
土曜日の続き

4月に行った東京国立博物館のお茶室「春草蘆」を見ていた。
同じ名前で三畳台目席なら、どちらかが写しか?疑問があった。
名前は同じだが、外観は随分と異なる



東博春草蘆写真は入母屋造のドッシリとした構えだが
三渓園はひなびた桧皮葺 

三渓園の案内版には
 織田有楽斎が京都のお寺に建てたものを移築
 三畳台目の茶室と八畳の広間の構成 



東博の案内版は 
 河村瑞軒が淀川の休憩所として建て
 三渓園の原三渓が所有していたのを所沢に移築
 昭和34年に東博に建てられた。



東博物春草蘆平面

名前と原三渓とが一致するものの、別の由来の建物だった。
案内版を比べてようやく納得した。


坂を上がると一畳台目席の金毛窟



たった1.75帖の部屋の屋根は2段構えで、天窓付

  

隙間から覗き込んだが、端然と座ると広さが感じられ
落ち着く事この上なし・・みたい。

そんなこんなで、句作より好奇心が多過ぎて
どうにもならない吟行でした(言い訳)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 横浜三渓園吟行 | トップ | 桐野夏生著「IN」 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

仕事・建物」カテゴリの最新記事