日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

グレートジャーニー「関野吉晴」氏講演

2007-09-29 | 自然・風景
関野吉晴」氏の講演会の新聞記事を見た。
以前テレビで「グレートジャーニー」をかかさず見ていた。
早速開催のキャノンのサイトにアクセスすると「本日締切り」
後先考えずに申し込んだ。

品川の再開発ビル群が珍しく写真を撮りながら辿り着く
「カメラはペンタックス」見えないように仕舞った。
他はニコンとペンタックスのフィルムカメラ
プリンターはエプソン・キャノンの無料講演会は悪かったかな?
と思うとあった! コピー機がキャノン
・・なんて考えながら講演会&写真展示会場に入った。

定時に始まる頃には300人の席が満席
みんな、グレートジャーニーファンなのか?
真っ黒に日焼けしラフなTシャツ姿の関野氏は、テレビと変らぬ穏やかな語り口



グレートジャーニーが南米から北米・シベリア・アジアを横断しアフリカのタンザニアまで
人類の起源から移動したルートを遡る9年に渡る壮大な旅を終え、
今は人々が日本に辿り着いたルートに挑戦していた。
シベリアから樺太経由北海道の北方ルート、
アジアから韓国を経て九州にはいる南方ルートも終わった。
今回はこの二つのルートの写真展とスライドの講演だ。

フリートーキングでは、
人類は過酷な自然を乗り越えて何故「グレートジャーニー」をしたか?
好奇心とこの先にいいところがある希望だと当初は思っていたが
旅をするうちに間違いだった事に気付いた。
良い環境を見つけて住み着くと、人口が増えてあぶれる人が出てくる。
強い人は留まり弱い人々がはじき出され新天地を求める。
弱い人々は過酷な環境に知恵を絞り暮らしやすくし、
年月を経てまた弱い人は、はじき出される。
強い人々が元の地で反映し続けたとは必ずしもいえず、
環境に甘んじて変化に対応出来ない人々もいた。

そういう意味では我々の祖先は日本が終点だったが、
先に到着していたアイヌの人たちを北海道と沖縄に追いやった。
日本が過酷な地域とは言えないだろうが、
さほど乱暴者でなく弱いやさしい民だったのだろう。

医師を探検と生活の手段にして異国の人々に溶け込んだと話す関野氏
人々と探検が大好きな最初の大学の「文化人類学」に復帰し
まだまだこの先は続くらしい。

文庫本愛好家の私が「購入書籍にサイン」の言葉に釣られて
厚くかさばる本を買ってしまったが、まあいいか・・



展示されていたテレビでおなじみの自転車
いかにも頑丈で大切に扱われていた事が見て取れた。
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