日々好日・いちよう

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大英博物館「古代エジプト展」

2012-09-15 | 趣味・遊び
金曜日の夜に出掛けた「古代エジプト展」
ー 六本木発、「死者の書」で読み解く来世の旅 ー

   

六本木ヒルズ52階、森アーツセンターギャラリーは
午前10時~午後10時迄のありがたい開催時間だ。
17日までの開催とあってさぞかし混雑、と危惧していたが
大行列ではないし、少し待てば見たい展示がジックリ見られる。

お勤め帰りの人達か、他の展覧会よりシャツ姿の男性が多いようだ。
それぞれ真面目に真剣に見る人
私同様「古代エジプトファン」か?

「死者の書」がメインテーマで
死者が冥界で旅を続けられるようにミイラにして棺に納める。
生前に間違いを犯さなかったか
死者の心臓とアマトの女神と釣り合いがとれるか?
貢ぎ物は充分か?

いくつもの関門を乗り越える為の呪文
最後に40もの質問に間違いなく答えられるか?
答えられたとしても心臓が違う答えをしないようにする呪文・・などなど
無事に着くのは天国ならぬ「イアルの野」
水路が繋がる豊穣な地

この呪文がパピルスにインク書きで37m!
紀元前950年~930年の書とは思えないカラフルな図解付

エジプトに生息しているる動物達が神になり
ワニや蛇が邪魔者になり
神も人もご近所付き合い?

一つ一つが興味深く楽しめた。

ミュージアムショップも楽しみに一つだが



図解 エジプトの「死者の書」と
ピンバッジ ミイラと神官
(神官はジャッカルでミイラの棺には睡蓮の花)

今迄多くの神程度にしか見ていなかったが
展覧会とこの本でつじつまが合わなかったのがピタリと合った気がする。

親の死後ミイラにして死者の書を作るのは息子の役目
日本の仏教の戒名に大枚を払い
お坊さんに経を唱えてもらうのと違いがないような気がし、
何千年経っても人の気持ちなんてそうそう変わるものでもないし
見た目は違っても、葬送の儀式の意味に違いはないし
文化は3000年程度では大きな違いがない、と思った展覧会でした。

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