ふたたび恵比寿

先週につづきまた恵比寿ガーデンプレイスにきた。



ふたたび恵比寿ガーデンシネマ
二度目の 愛と哀しみのボレロ
先週は意味もわからず、混乱で終わってしまった。

戦前からのフランスの壮大なドラマ。
ファミレスで噛みしめながら、コーヒータイム中。

植物達の集大成

近くの道端の風景

　　　　

川沿いの家に柿が実っている。
足元には紫の実、なんて言ったっけ？？

　　　　

ジャガイモの花に良く似た花にも実が



もいで匂いえをかぐと、青臭い香り
まだ実っていない様子

上には南天の実

　　　　

赤みが少ない
まだ寒さが足りないのかしら？

食べるのは人か？小鳥か？虫か？

植物達の今年の集大成
美味しくなるように頑張っている事でしょう・・

安倍龍太郎著「等伯」

先月読み終えた本
安倍龍太郎著「等伯」上下　文春文庫刊



今回の直木賞受賞安倍龍太郎、初めて読む作家
こわごわ上巻を買い、すぐに下巻を買いに走った。
オール読み物で冒頭を読んでいたので違和感なく入れた。

興味を持ったのは、4月の山本兼一著、花鳥の夢だった。

安土桃山時代の絢爛豪華な狩野派永徳の永遠のライバル等伯
永徳にとって目の上のたん瘤、
精進してあがいて超一流になろうとも
悠然と歩いて来る等伯・・このように描かれていた。

等伯にとって永徳はライバルであり、評価の定まった巨匠であり
追い付けなくはない存在・・

しかし、この本では実際はこれ以上でなく、これ以下でもないと思わせる
圧倒的な表現力と洞察力
（調べを尽くし想像の限りを尽くしたのだろうが）
人物像と作品を生み出す深層心理まで書かれている（気がする）

表紙となった「松林図屏風」で目指した13世紀の牧谿（もっけい）
読んでいるさなかの新聞記事「本邦初公開！よみがえった等伯・・」とドンピシャリ
小説でありながら実際に即している、見事な調査力
としか言いようがなかった。

多くの展覧会に行きながら、ボンヤリとしか感じなかった
これからは、心して絵の中に入り込まなくてはならない・・

そんな事を思わせる貴重な本でした。

東京を西から東へ移動

雨の昨日、東京を西から東へ移動した。
昼時友人のグループ展を見にあきる野市へ
思いがけない人達に会いランチとおしゃべり
五日市線の秋川駅



雨霧にけぶる向こうには何にもない真っ白
踏切のチンチン言う音に急いでホームに着くと、
電車は行ったばっかり
あろう事か35分待ち！

そのまま夜の予定の大手町



空白なんてないビルの壁だらけ

友人のシャンソン歌手の宮薗洋子さんの
30周年記念コンサート
カンツオーネ教室の発表会からのお付き合い

ますます声に磨きが掛かり、情感もたっぷり
お医者で歌手の宮薗さんには男性のファンが多い
ビッシリ詰めかけた観客の半分近くが男性
しかも見渡す限りお医者さん（たぶん）

歌い出した頃のピアノの伴奏の人やバックバンド
聞き手も年期が入った繋がりばかり（たぶん）
温かい雰囲気のコンサートだった。

恵比寿ガーデンプレス

この一月、メチャクチャに忙しかった。
ポッカリ空いた今日、恵比寿迄出掛けた。

目指すは映画「愛と悲しみのボレロ」
（感想は後日）
恵比寿駅から延々と動く歩道に乗り、久し振り。



いつもの事ながらフォトジェニックなガーデンプレイス
大勢の人が一斉に坂を下る。

合唱の声が響く正面には



大勢の合唱団のリハーサル中



イベントの初日らしい。

映画が終って出ると、街路樹のライトが点く



歓声が上がった瞬間に消えた。
こちらもリハーサルか？
続々と増える人の波に逆らって帰りました。

ちっちゃいとしっかり

表参道の狂言の間に近くのカフェで一休み
外人さんの多い洒落たお店
季節柄ケーキセットのモンブラン
思わず声を出しそうになる



グッと我慢をしてウエイターが去った後
「ちっちゃ～～い」漏れちゃった。
上品・おしゃれ、
モンブランのドッシリ感なくムースの様（友人の声）

狂言が幕になった後、外苑方向へブラブラ
夕飯は



ロールキャベツのスープカレー
野菜たっぷり、辛さしっかり
ようやく食べ切れる分量

お茶のちっちゃいとは真反対の満腹感
終りよければ全て良し！

狂言発表会

3日、表参道に行きました。
知り合いの狂言の発表会があった。
狂言とはプロの人達が演じるのを見るもの・・と思っていたが
狂言の素人向けの教室があるなんて知らなかった。

年に一回の発表会
表参道の有名ブランドの中にヒッソリと舞台があった。



能舞台に段々の観客席



皆さん素人、後ろに座るお家元さんに助けられる（語り忘れ）人もあり
かなりハラハラドキドキ

だが、知り合いは朗々たる口跡に、負けてはならじの小学一年生
いつもの甘えん坊さんが見事演じきった。
（私に手を振るのがご愛嬌）
すご～～い

今迄見た事もない長い狂言もあり
女性が演じる姿もあり
習い事としてかなりハードルの高い趣味のようだ。

終って外に出ると

　　　　

すっかり暮れていた。

銀座新宿に比べてうす暗い町並み
建物の個性が際立って、これもなかなか・・

今日の夕焼け

午後5時半
5階の廊下から見た夕焼け



善福寺川沿いの夕焼け



澄んだ空に名残りのような染まり方
もう冬の様
今夜も寒くなりそうだ。

自然の神秘 風船かずら

今日は寒い！
フリースを出して着てもまだ足りない、
エアコンを点けるか？電気ストーブを出すか？

思案をしていると食卓の小皿
昨日取ったフウセンカズラの種



4㎜足らずの種が、白黒
白黒をアップで撮って、しげしげと見ると「！」
ただの白黒でなく、ハート？

整列させて白の部分を上に向けて
コロコロ転がり、一筋縄では並んでくれず
定規に挟み込んでピンセットで白を上に



やはり白い部分がハート形！
こんなちっちゃな種にこんな仕掛け・・
しかもハートの真ん中にポツンと点が
芽の出る場所だろうか？
種がぶら下がっていた場所か？

自然の神秘
近目で良かった・・