内藤了著「畏修羅（いそら）」

昨年末の読んだ一冊

内藤了著「畏修羅　よろず建物因縁帳」講談社タイガ刊

初めて読む作者

帯の

　建物にまつわる怪異譚、、に釣られて買った。

　恨みに転ぜし　雪女の恋心が　怨神を呼び覚ます。

怪談ものか？　ちょっと嫌な気もしたが、、

曳屋は建築の一分野だし、

昔の友人に「父は曳屋をやってます」もいた。

 

よろず建物因縁帳はシリーズもので、すでに７冊も出ていた。

読み始めると、曳屋は単なる家の移動だけでなく

その家にまつわる怨念や目に見えない住人を納得（？）させること？

曳屋専門の工事会社と広告代理店の女性が主人公

主人公の広告代理店に髪の毛が落ちていて

どんどん増える、、

取引先の威張り腐った定年が近い男性が怪しい、、

、、で不倫の末に付き纏われ殺させそうになった、、

怨念を祓い、無事成仏させる曳家の社長と広告代理店の女性と和尚達

 

荒唐無稽は嫌だなあ〜〜

と思っていてにもかかわらず、荒唐無稽に引き込まれる。

緻密な（？）ミステリーが好きだったはずが

こういうのが好きだったのか？改めて納得した。

挿絵がわりの写真

そう言えば、

2018年に行った唐招提寺が曳家の真っ最中だったっけ

唐招提寺は色んな精霊怨霊達が一杯いたに違いない

精霊怨霊達を鎮めるのはお手の物（？）

確か御影堂だったと記憶しているが

立派に再建されていることでしょう。

（また行きたい）

毎日が夕焼け日和

お天気続きで毎日夕焼け

あちらこちらで大雪なのに、、

今日の一枚

 

　　　　

 

間違い、今日は２枚です。

夕焼けと臨場感

今日の夕刊の見出し
　「2度目の緊急事態　変わらぬ朝」
やっぱりね！

大きな会社にお勤めのご夫婦
「今までと変わらない、変わりようがない」
おっしゃっていた。

今年初めてのコミセンのお稽古
生徒は昨年より2人増えていて
余りきゅうきゅうだったら、やめようか？
思案していたがお隣さんとは２m離れているので
このまま続けよう、、

帰りに寄ったスーパーマーケット
混むでもなくいつもより空いている気がしたが
今日の寒さ、出控えているだけかもしれない。

帰り着くと



夕焼け



次第に茜色が増えて綺麗。

それにしても、ガースーさんには臨場感がない
切迫感も滲み出ない・
記者会見で壇上から記者席を見下ろす目線がいけない
記者を説得するより、国民を説得しなければならない
目線を上げて、カメラの一つ一つに視線を送らなければならない。
国旗なんかにに頭を下げないで、
国民に視線を送り一緒乗り越える気にさせないといけない。

駅の混雑状況や医療現場の逼迫感を
身をもって体験してもらいたい。

完全武装をして「ガースーです、一緒に乗り越えましょう！」というだけでも
効き目があるのではないかしら？
（影武者あり？）

栴檀は双葉より芳し？

冬によく見かける実



調べてみると「栴檀／せんだん」
葉のある季節の葉はギザギザした特徴が珍しい
暖かい地方の樹木のようで成長が早い

近くの遊歩道は切られそうになったけれど住民の反対があって
今や立派な街路樹になっている。

あの茂った葉が今や実だけになっている。

ネットで調べると「白檀」とあって驚いたが
全く違う木だとのこと。
白檀は「香木」で香道や茶道で炭火で温め香りを楽しむが
「栴檀は双葉より芳し」と言われるが双葉の香りは嗅いだ事なく
花がいい香りらしいので今度の夏に調べたい。

今見かける種は人には有害
暖かい地域の木なのに、
あちらこちらで見かけるのは温暖化にせい？

散歩をしていて、珍しい草木の下を通り過ぎても
一向に気づくことなく
「この日陰は嬉しい」なんて歩いている。

変わっても繋がってゆく

雑木林の頭上



葉の落ちた枝にクッキリ
まん丸い宿木



昨年通りがかりのおばさまに教えてもらった宿木
通るたびに見上げている。
昨年よりも少し大きくなった気がする。



大宮八幡様の通りの材木屋さん
今年の干支の牛と、アマビエちゃん

年々少し変わっても、繋がっていく。

たんぽぽに似た花

今日もよく晴れた。

散歩に出るとたんぽぽに似た花

　　　　

枯葉の中からしっかと咲いている。

雑木林の頭上には



宿木
立木の葉が落ちた冬にしか見られない
昨年よりは太ったみたい。

緊急事態と八幡様

今日は正月2日
早々に緊急事態宣言が敷かれそうな気配

午後の散歩がてら大宮八幡に様子を見に寄った。



参道は例年より人が少なめだが行列の人々



境内はいつも通りの人々
即、回れ右をして、和田堀池へ



こちらはとっくに緊急事態
池の水はなく、鳥もいない
水っぽい底は氷？



寒々しい池は一周する事もなく
夕日が丘



今日も綺麗でした。

あけましておめでとうございます。

今日は朝から晴れ渡り
マスクの下の口元が緩む

手作りと既製品の混じったお節をいただき
「めでたさも１／3なりおらが春」
LINEでおせちの写真を送ると、すかさず
「めでたさも一茶くらいや雑煮餅」子規の句と返信があった。

手放しでめでたい！と言える人はいない今年のお正月。

だが、午後から散歩に出ると、空は晴れ渡り



運動公園で凧揚げも見られ
子連れ、友人知人の寛ぐ姿が嬉しい。

早咲きの梅をチェック



マスク越しでもふくいくと香る
つれも「綺麗だね」



そろりそろりと咲き出した蝋梅
こちらもいい香り

年初めの散歩は「身の丈の幸せ」実感でした。