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ロシア大会SP

2010年11月20日 12時06分24秒 | スポーツ
 フィギュアスケート・グランプリシリーズ第5戦ロシア大会、男女ペアのSP。日本勢、頑張った
 まずは男子。町田樹はジャンプで転倒してしまい、いつもの切れが出なくて残念。フリーで巻き返してほしい。
 羽生結弦は、ジャンプも完璧ではないまでも全部下りたし、全体によく滑っていたと思う。「報道ステーション」のインタビューの直後に映像が流れ、「いつもやるスピンの中のビールマン姿勢を、『時間に余裕がほしい』ということで回避しました」と解説されていた。たしかに体に負担が大きいし、あの姿勢を取ることで点の上積みがどのくらいもらえるか、状況によって判断するところなのかも。
 細長い手足と中性的な雰囲気、ジョニー・ウィアーに似ているとの声があるが、少し違う。ウィアーが元々のキャラなのに対し、羽生のは少年期の今だけ、“期間限定”のもの。成長とともに少しずつ逞しくなって、10年後には「あの頃はこんなだったんだ~」と懐かしむときもくるのかな、と思う。
 フリーでは「4回転も入れるし、NHK杯のときよりいい演技をしたい」と意気込む。ちょっとずつ、自己ベストを更新するつもりでやっていけばいい。表彰台やファイナル進出では村上佳菜子ちゃんに先を越されたけど、あせることはない。男子のほうがジュニアとシニアの技術的・体力的な差が大きいんだから。
 女子、安藤美姫は、背中にピンクのテーピングだか湿布だか貼ってあるのが見えたが、腰を痛めていたそうだ。「フリーは4分間滑り切ること」と言ったようだが、無理せずに確実に決めていくようにしたほうが、かえっていいかも。10人中8位までが50点台という接戦だし。
 鈴木明子は、動きに切れがあってよかった。大人の色気と躍動感が感じられる。首位に立ったとはいえ、2位以下との点差はとても小さいので、フリーでは守りに入らずに攻めてほしい。
 そしてペアの高橋成美/マーヴィン・トラン組! 納得の演技で、成美ちゃんはやたらにガッツポーズ。マーヴィンもつられて(?!)ミュージカルみたいなジャンプをしてみせた。NHK杯より点は若干低くなってしまったが、PCSで高い評価を受けているのがいい。フリーもこの調子で
 ペアには、ほんの半年前までシングルの選手として活躍していたカタリナ・ゲルボルトが出場、SP3位につけている。21歳での転身だが、シングルでジャンプやスピンの基礎ができていれば、大人になってからでもペアはできることを見せてくれた。これは、日本チームも参考にする例だと思う。(ただ、ペアの二人ともが初心者では難しいのかな…。川口悠子といい高橋成美といい、日本でペアをやりたい!と強く希望するのは女子選手で、男子選手がいないところが

 放送を見ながらTwitterをしていると、「3A, 3Lz3T, 3F?」なんてジャンプの実況をしてくれる人や、それを見て一喜一憂する人がいて、面白い。人気のある選手、好き嫌いの分かれる選手がいることもわかる。
 (かくいう私も、実力は認めるが好きになれない選手が・・・。15歳で初めてNHK杯に出てきたときは、「なんて可愛い」と思ったパトリック・チャンだったが、最近どうにも苦手。スケートが上手いだけに「俺って上手いだろ?!」みたいな雰囲気が残念。いつもPCSで高得点をもらうが、腕や上半身は直線的で固いと思う。ジョニー・ウィアーがキス&クライで花の冠をつけていたことに「やっていいことと悪いことがある」なんて意見したのを見て、とてもがっかりした。今季SPの「Take Five」も、小塚崇彦のバージョンのほうが良かったと思うんだけど…あ、小塚よりいい成績だから気に食わないのか

 今夜はお出かけなので生放送は見られない。残念!! みんな、いい演技してね~
コメント
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