胆石の手術でしばらく休んでいたが、今日からブログを再開する。ささやかな闘病記については、後日書いてみるつもりだ。しかし、それにしても、菅談話にみられるような民主党政権のいい加減さには、怒りを通り越して呆れてしまう。一方的に謝罪するということは、相手にそれなりの見返りを与えることである。口先だけのパフォーマンスですまそうというのは、韓国を馬鹿にしていることになってしまう。そして、忘れてはならないのは、日本と韓国の間には領土問題が横たわっていることだ。それがまるで存在しないかのような言い方は、将来に禍根を残すことになるだろう。昭和40年6月に締結された日韓条約によって、韓国を日本に対する請求権を放棄したことになっているが、今回のことをきっかけにして、韓国国内からは、見直しの声が高まるのは必至である。菅直人首相は、それについては解決済みと弁明しているが、植民地支配云々を語っているのだから、かえって二枚舌外交ということで、不信感を買うことになるだろう。さらに、民主党政権が許せないのは、日本と韓国との歴史を学んでいないことだ。明治時代のアジアは、欧米列強の植民地支配下にあった。そして、韓国では時代遅れの王朝が続き、民衆は過酷な生活を強いられていたのである。欧米の帝国主義に対抗するために、まず日本は韓国と手を結ぼうとした。北から迫りくるロシアへの危機感もあったからだ。だからこそ、日本と韓国が一つになって、その脅威に対抗しようとしたのである。東アジアが一つになって、欧米の帝国主義に対抗するという理想から、そもそもは出発したのである。その精神を軽んずるような菅談話は、歴史に汚点を残すことになるのは明らかである。浜田幸一が金のことで逮捕されたが、そんなことよりもはるかに罪深いことなのである。それを指をくわえて見ているような国民ばかりでは、日本はもうおしまいである。
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