NHKで高校野球を見ていたらば、テロップでニュース速報が流れた。何かあったのかと思って読んでみると、GDPの伸び率が前の3か月と比べて0.1%のプラス、年率に換算して0.4%と、3四半期連続のプラス成長となったというものであった。大本営発表のように、民主党政権ヨイショであった。しかし、その一報はあまりにも拙速だったようだ。それを補足するかのような情報が、引き続いて流されたからだ。実際のところは、個人消費が伸び悩んだうえ、輸出が鈍ったため、プラスの幅は大きく縮小していることが、明らかになったのだった。情報操作をしようとして、かえって民主党政権の負の部分を暴露してしまったのである。経済の動向の指標となる株価にしても、連日下がりっぱなしであり、景気が回復基調であるわけがない。自民党政権時代から始まったエコポイントが廃止されれば、消費を拡大させる政策は後退するはずで、こんなことは以前から予想されたことではないか。しかも、「コンクリートから人へ」というかけ声もあって、公共事業は悪と思われており、景気対策の決め手を欠いているのが現状である。NHKは総務省のおぼえがめでたくなければ、存続が危ぶまれるとでも思っているのではなかろうか。やっていることが見え見えで、あまりにも情けな過ぎる。
にほんブログ村 ←会津っぽに応援のクリックをお願いします