草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

GDPを速報したNHKの大本営発表

2010年08月16日 | マスコミ評

 NHKで高校野球を見ていたらば、テロップでニュース速報が流れた。何かあったのかと思って読んでみると、GDPの伸び率が前の3か月と比べて0.1%のプラス、年率に換算して0.4%と、3四半期連続のプラス成長となったというものであった。大本営発表のように、民主党政権ヨイショであった。しかし、その一報はあまりにも拙速だったようだ。それを補足するかのような情報が、引き続いて流されたからだ。実際のところは、個人消費が伸び悩んだうえ、輸出が鈍ったため、プラスの幅は大きく縮小していることが、明らかになったのだった。情報操作をしようとして、かえって民主党政権の負の部分を暴露してしまったのである。経済の動向の指標となる株価にしても、連日下がりっぱなしであり、景気が回復基調であるわけがない。自民党政権時代から始まったエコポイントが廃止されれば、消費を拡大させる政策は後退するはずで、こんなことは以前から予想されたことではないか。しかも、「コンクリートから人へ」というかけ声もあって、公共事業は悪と思われており、景気対策の決め手を欠いているのが現状である。NHKは総務省のおぼえがめでたくなければ、存続が危ぶまれるとでも思っているのではなかろうか。やっていることが見え見えで、あまりにも情けな過ぎる。

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散華した死者を鞭打つ民主党政権

2010年08月16日 | 思想家

 大東亜戦争で散華した死者を鞭打つようなことをしてよいのだろうか。靖国神社に頭を垂れようとしない民主党政権は、一日も早く打倒されなければならない。ようやくここにきて、保守派や民族派と呼ばれる人達が立ち上がりつつある。自虐的な物言いに終始してきた者たちへの批判も高まってきており、ネット上での議論が、国民的なテーマになろうとしているのだ。大東亜戦争は間違っていたとよく言われるが、日本にとって、それ以外の選択肢がなかったことも、冷厳な事実なのである。だからこそ、民衆レベルだけではなく、当時の日本のインテリも、こぞって心から協力を申し出たのだった。白樺派のリーダーであった武者小路実篤は、昭和十七年の「文藝」新年号に投稿し、「僕達の使命はこの戦争の使命を東亜の人達が心を一つにして英米の支配下のものを救い、独立して立派に生けるように協力することが如何に大事なことであるかを知らせる点にあると思う」(「雑感」)と決意表明をしている。軍部から圧力が武者小路にかかったわけではなく、本心からそう思って書いたのである。高村光太郎などは、真珠湾襲撃の戦果を聞いて、「不覚にも落涙した」という。国を挙げて日本は戦争に突入したのだった。欧米は正義で、日本は悪者という勧善懲悪では割り切れないのである。にもかかわらず、自分の国を貶めようとするのは、日本という国を、心から愛していないからだろう。

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