草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

手段選ばぬスターリニスト菅の小沢派粛清

2010年08月29日 | 政局
 サヨクの陰険さを物語るときに、よく口にされる「スターリニスト」という言葉があるが、民主党代表選で菅直人首相を支持する勢力も、その部類に属するようだ。小沢一郎前幹事長が党の代表であった時代に、特定の議員に金を配っていたというのを問題にし、それを攻撃材料にしようとしているからだ。政治と金の問題でのネガティブキャンペーンに利用するつもりだろう。それまで持ち出されれば、今度は小沢支持勢力だって黙ってはいないだろう。事実、仙谷由人官房長官をめぐっては、政治資金を息子に回していたという疑惑が持ち上がっているわけだから。もはや泥仕合というよりも、内ゲバそのものではなかろうか。しかし、菅支持派の方がえげつな過ぎはしないか。昨日まで同志であった者を、わずか二、三日で泥棒扱いにするというのは、自民党などの保守政党には考えられないことだ。トロッキーとスターリンの理論的な相違は、永続革命か、一国社会主義ということだが、1956年にスターリニン批判が起きたのは、平気で反対派を抹殺したからであり、そのために手段を選ばなかったからだ。それと同じことを菅支持派がするというのは、根っからのサヨクだからだろう。そもそも人間が悪いのである。それでは暴力沙汰の一歩手前ではなかろうか。サヨクの民主党政権が誕生して一番危惧されたのは、スターリニストが跳梁跋扈することであったが、やっぱりその危険性は的中した。民主党政権を放置しておけないというのは、そうした危険性があるからなのである。


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大和をほうふつさせる会津の里山

2010年08月29日 | 会津100選
 会津にも大和と同じような丘陵地帯がある。手前の青い流れが阿賀川である。街並みがかすかに見えるのは会津盆地である。向こうの山なみは雄国山の稜線で、背後に磐梯山が聳えているが、ここからは望むことはできない。古代において会津が湖であったとするならば、集落はまず周辺部につくられたのだろう。撮影は昨年9月頃で、西会津奥川から喜多方市山都町に入る山の上だったと思う。もっと右の方に高寺山がある。日本に仏教が伝来した6世紀中頃より前に、梁の僧青岩がそこにお寺を建てたという伝説が残されており、幾重もの里山の重なりには、大和をほうふつさせる日本の原風景が息づいている。

 


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偉大さを望めぬ菅直人と小沢一郎

2010年08月29日 | 思想家
 自分自身がリタイヤ直前になってみて、不甲斐ないと思うことが度々ある。戦後民主主義の教育を受けた身としては、ある種の哲学というか、死生観がないからだろう。大岡昇平の『俘虜記』で、主人公が語った言葉の通りではなかろうか。「では祖国は負けてしまったのだ。偉大であった明治の先人達の仕事を、三代目が台無しにしてしまったのである。歴史に暗い私は文化の繁栄は国家のそれに随伴すると思ってゐる。あの狂人共がもうゐない日本はではすべてが合理的に、望めれば民主的に行はれるだらうが、我々は何事につけ、小さく小さくなるであらう。偉大、豪壮、崇高等の形容詞は我々とは縁がなくなるであらう」。昭和20年8月15日以降、日本は国家ではなくなり、忠誠対象を失った。「偉大、豪壮、崇高等の形容詞」は、過去の遺物と化した。しかし、普通であれば、三代目で没落しても、四代目、五代目が奮起してよさそうだが、日本はそうではなかった。かえって悪くなったからだ。今行われている民主党の代表選をみてみればいい。菅直人首相も、小沢一郎前幹事長も、権力を手にすることだけに汲々となっている。スケールが小粒になったのである。西郷隆盛や大久保利通、勝海舟のような人物は、日本にはもう現われないようだ。

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