草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

民衆を裏切った民主党政権に明日はない

2010年08月19日 | 思想家
 民主党政権にまかせた結果が、このざまである。「国民目線」とやらもスローガン倒れで、権力闘争にうつつを抜かしている。次の民主党の代表に菅直人首相が再選されようとも、小沢一郎前幹事長やその傀儡がなろうとも、絶望的な事態に変わりはない。経済も外交も取り返しが付かなくなっている。脱官僚というのもかけ声だけである。それでも菅だとか小沢だとかにこだわっているのは、まだまだ民衆を甘く見ているからだろう。その怒りの矛先が民主党に向きつつあるにもかかわらず、鈍感にもほどがある。それに今日本で起きていることは、国末憲人が『ポピュリズムに蝕まれるフランス』で問題にしたように、「民衆なき民主主義」をリードしてきたエリートに対して、民衆が戦いを挑む構図なのである。官僚と一体になった民主党支持のエリートたちが、いかに口あたりのよいことを並べ立てても、もはや民衆はそれを信じない。それよりも、自分たちを熱狂させてくれる行動の指針を求めているのだ。期待を裏切ったツケは、それだけ深刻なのである。教訓をたれるジャーナリズムや学者を白眼視するばかりでなく、口舌の徒を乗り越えて、自分たちが歴史を動かしたいのである。そのエネルギーを押しとどめることは、もはや誰にもできない。

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民主党代表選は国民無視のコップの中の嵐

2010年08月19日 | 政局
 小沢一郎は、一体何をしたいのだろう。民主党の代表選に立候補するかのような素ぶりを見せてはいるが、駆け引きの道具に使うだけではなかろうか。自分の立場を守るための、思わせぶりな行動なのだろう。菅直人首相が再選するためには、小沢の動向を鍵となる。それだけに、マスコミは連日、そうした政局ばかりを取り上げている。今の民主党がやっている権力闘争は、かつての自民党政治とたいして変わりがないのである。小沢が手にしたいのは、幹事長職だといわれる。政党交付金を始めとする党の資金を、自由に使えるからだ。名を捨てて、実をとるという戦術なのだろう。現在の民主党政権を見ていると、この先の日本が思いやられてならない。とくに、政権を手にしてからは、国益を損なうことばかりしている。日本という国家は、日本人のものという原理原則を逸脱してしまっている。菅談話を発表するにあたっては、韓国政府へお伺いを立てたともいわれる。では、小沢はどうなのかというと、これもまた手が付けられない。永住外国人への地方参政権の付与を、民団に約束までしている。菅と大差はないのである。小沢が立候補しようとしまいと、たかだかコップの中の嵐でしかないが、劇場政治を待望するマスコミは、その騒ぎを報じることで、民主党へ国民の目を向けさせようとする魂胆が見え見えだ。

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