草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

戦意なき菅首相では小沢に屈するのが見え見え

2010年08月23日 | 政局
 やっぱり菅直人首相は、信念がない駄目な政治家の見本のようだ。自分を引きずる下ろそうとしている小沢一郎前幹事長に向かって、身を摺り寄せるような動きをしているからだ。「小沢幹事長がいたから政権交代ができた」とまで持ち上げたわけだから、優遇する腹づもりがあるのだろう。そうでなければ、そんなことを口にするはずもない。そこまで言うのであれば、反小沢派の急先鋒の岡田克也外務大臣や蓮舫行政刷新大臣らの発言は、一体何だったのだろう。「刑事被告人になるかもしれない人が、民主党代表選に立候補するのはいかがなものか」と批判したとしても、菅首相が腰抜けでは、話にならないからだ。菅首相が優柔不断であっては、闇将軍としての小沢一郎の力をそぐことはできない。民主党内の反小沢派は、自分たちの主張に責任を持つ意味でも、小沢幹事長を国会で証人喚問をすることについて、野党の自民党や共産党に賛同して、その実現に協力すべきだろう。民主党のイメージがそこなわれるからと反対するのであれば、反小沢派は、民主党内の権力闘争に、政治と金の問題を利用しただけだということになる。

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天に架かる磐梯山と猪苗代湖

2010年08月23日 | 会津100選
  昨年の夏、会津若松市湊町中田浜の小高い山から北に聳える磐梯山を撮影したもの。猪苗代湖の青と空の青とが重なって、そこに山のシルエットが稜線として浮かび上がる。年間を通じて会津はどんりよりとした日が多いが、スッキリと晴れ上がった日には、天に架かる梯としての伝説を彷彿とさせてくれる。日本浪漫派の保田與重郎によると、神代にあっては、神と人とが自由に行き来したとか。それはかなわぬ夢でしかないが、一点の曇りもない青空と、満々とした湖の青を目の前にすると、その夢が嘘ではないような気がしてくるから不思議である。
   

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高齢者の不明者続出と先祖信仰

2010年08月23日 | 思想家
 100歳を超える高齢者の所在確認ができないというので、連日、マスコミが大騒ぎをしているが、先祖を祀らなくなってしまったことが背景にあるのではなか。一番大事なことが語られていないのは残念だ。柳田国男が『先祖の話』を書き上げたのは、昭和20年の終戦を前にしてのことであった。「国のために死んだ者たちを、仏教で言う無縁仏にしてはいけない」との思いから、あえて筆を執ったといわれる。日本人に受け継がれてきた先祖信仰の意義を、世に問おうとしたのです。しかし、戦後の押し付けの民主化によって、日本人の心はすさんでしまった。戦死者を祀ってきた晴れの祭場としての靖国神社が国の管理から離れ、菅直人内閣においては、終戦の日の8月15日、靖国神社を参拝した閣僚は皆無であった。国のレベルがそうであるならば、個人レベルで同じことが起きても、一体誰が批判できるだろうか。終戦後のどさくさにも、日本人の多くは位牌を肩身離さずに持ち歩いた。先祖信仰が、まだその時期までは息づいていたのである。柳田国男ではないが、死者として弔われることなく、家々を覗いて歩くだけの霊がこの国に満ちあふれれば、それはあまりにも悲しすぎないだろうか。今こそ取り戻すべきは、日本人の信仰心なのである。

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