草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

功業だけを求めアメリカニズムに与する政治塾を嗤う!

2012年02月15日 | 思想家

 政治塾が色々とあって、そこにどれだけ集まったかをマスコミは大々的に報道しているが、そんなことどうでもよいではないか。あくまでも一つの宣伝であり、それに乗せられてお先棒を担ぐ方が愚かなのである。しかし、小沢一郎や橋下徹が主宰した塾で、一体何を学ぶのだろうか。私からすれば、塾と呼ぶに値するのは、松下村塾や大東塾のことである。いずれも功業ではなく、忠義をなさんとした血盟の同志が中心であり、命がけで維新回天を目指したのだ。上昇志向でもって、政治家になりたいというのとは、志の質が違うのである。テレビで引っ張りだこの講師の話を聞いて、いっぱしの政治家になれるわけがない。私は影山正治の大東塾について知ったきっかけは、橋川文三の『歴史と体験』であったが、国を思う一途さに、心打たれるものがあった。それだけに、昭和44年に発刊された影山正治の『日本民族派の運動』は、時間があるといつも目を通している。権力に媚びることなく、時流に抗した精神には、ただただ頭が下がるからである。そして、昭和54年5月25日に自決した影山は、私たちに次の歌を残したのである。「民族の本ついのちのふるさとへはやはやかへれ戦後日本よ」。吉田松陰の松下村塾も、已むに已まれぬ者たちが集まった。大東塾もまた同じである。そうした精神があって始めて塾なのである。「民族の本ついのちのふるさと」へ目を向けずして、功利と打算のアメリカニズムに与するような政治塾を、どうして保守民族派が認めることができよう。  

 
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原発事故報道で国の発表をそのまま流すマスコミの怠慢!

2012年02月15日 | マスコミ評

 福島第一原発2号機の騒ぎは、温度計が壊れていた、というので一件落着した。しかし、その圧力容器に設置された温度計41個のうちの8個に異常が見られるというのだから、心もとないことこの上ない。それ以外の方法による温度の監視は難しいといわれ、民主党政権が胸を張った冷温停止状態というのが、あくまでも希望的観測でしかないことを、国民はまたもや思い知らされたのではなかろうか。それでもマスコミの集中砲火を浴びないのは、裏で手を回しているからだろう。それがサヨクの特徴なのである。今回の温度計故障も、巧妙にマスコミが動員されている。早い段階で故障の可能性をほのめかしたのは、産経新聞であった。特ダネとして原子力安全・保安院あたりが情報を提供したのだろう。当初、新聞、テレビの多くは、注水量を増やすことで小康状態を保っていると報道していたが、100度近くになった途端に、産経のその記事をきっかっけに、故障説が主流となった。そして、最終的に断言したのは時事通信であった。民主党政権はうまく使い分けているのだ。情けないことに、マスコミは自分たちで取材する能力がないことで、手玉に取られているのである。しかも、今の政権に距離を置いている新聞社や通信社に情報を流すことで、信憑性を高めているのだ。白を黒とも言い含めるような情報操作は、サヨクの手口であり、それに対する警戒を怠ってはならないのである。

  
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