民主党政権による原発事故対応の犯罪性が日に日に明らかになっているが、私がブログを書いていてビックリするのは、放射性物質による危険性を書くと、横槍を入れてくるのが民主党や、旧新進党の支持者であるということだ。スピーディを公表しなかったことや、アメリカと違って、避難区域を福島第一原発から80キロ圏内としなかったことで、民主党政権への風当たりが強くなることを、彼らは異常に恐れているのである。細野豪志原発事故担当相が、国会に設置された「原発事故調査委員会」に接触したのも、後ろめたいことがあるからだろう。細野は首相補佐官として、事故の対応にあたった政府側の人間であり、当事者の一人である。どこまで表ざたになるのか、聞きたくて仕方がないのだろう。中立性を重んじなければならない組織に、当事者が圧力をかけたとすれば、言語道断ではなかろうか。野党からクレームが付けられたために、「原発事故調査委員会」は急きょその事実を公表したのだという。そうでなくても、細野の発言は物議をかもし出してきた。年間20ミリシーベルト未満であれば、健康に問題がないかのようなことを口にして、国民の多くから総スカンを食っており、「妻や娘を福島に住ませろ」との怒りの声も上がっている。細野は心配で心配でいられないのだろうが、自分がやったことについて責任をとりたくないのであれば、政治家になどなるべきでなかったのだ。
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