草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

私生活を暴かれ政治家失格の烙印押された小沢一郎!

2012年06月16日 | 政局

 小沢一郎は過去の人であり、攻撃する意味すらない。さらに、夫婦の間のことをとやかく言うのも、私にはできない。世界中どこを探しても、円満な夫婦などというのは、皆無に近い。私が小沢に失望したのは、保守の精神が微塵もないことだ。前尾繁三郎の言葉を借りるならば「伝統の上に創造を、秩序の上に進歩を求めること」(『政の心』)なのである。つまり、守るべきものがまずあって、それを保存するために、変革するのである。小沢の場合は、一に変革、二に変革であった。それでは本末転倒で、かえって混乱を引き起こしただけだ。塩野七生がどこかで書いていたように、その剛腕によって、日本の議会政治を揺るがぬものにして欲しかった。それに全力投球していれば、いくら汚職の疑いがかかったとしても、優れた指導者として、小沢は歴史に名をとどめることになったろう。しかし、それはかなわぬ夢でしかなかった。夫婦の仲まで暴かれ、国民の多くから笑いものにされるにいたっては、政治どころの話ではない。まるで道化者ではなかろうか。これ以上小沢は、晩節を汚すべきではない。まだ惜しむ人がいるうちに、政界を去るべきだろう。勝負はほぼ決まったわけだから、無駄な抵抗はあまりにも惨めだ。最終的な政治家の価値は、出処進退で決まるといわれる。小沢はとっくの昔に終わった人なのだから、明日にでも、潔く身を引くべきなのである。

 
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消費税増税以前に何でもありの民主党の内ゲバを嗤う!

2012年06月16日 | 政局

 昨日になってようやく、民主、自民、公明の三党が社会保障と税の一体改革関連法案を修正し、今国会で成立させることに合意した。このことをマスコミは大々的に報道しているが、野田佳彦首相がそれで万万歳かというと、そうでもないのである。民主党内の小沢一郎らのグループを説得しなければ、先には進めないからだ。しかも、その修正というのは、これまでの民主党を丸ごと否定することだ。それを受け入れることになれば、それこそ、解散総選挙をするしかないのである。さらに、その法案を成立させるためには、会期の延長が必要になるし、参議院に論戦の舞台が移れば、これまで以上に民主党政権がダッチロール状態になるのは確実だ。自民党にしても、賛成するにあたっての条件を下げたわけではなく、民主党内が分裂含みであるのを、横目でにらんでの対応なのである。そんななかで、小沢一郎にとって致命傷になりかねない手紙を、6月14日発売の週刊文春が取り上げた。小沢の妻和子夫人が支援者にあてて出したもので、内容があまりにもショッキングであったので、永田町に衝撃が走った。離婚するかどうかはどうでもいい話だが、「放射能が恐くて逃げ出した」というのであれば、政治家として失格だ。逃げるのが悪いのではない。そこまで危険であれば、国民を先にすべきなのである。しかし、その手紙が出てくるタイミングが、あまりにもよすぎる。サヨク同士の内ゲバは何でもありなのであり、今一番注目すべきは、民主党がどんな形で分裂するかだろう。

 
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