自民党がここで民主党政権を解散・総選挙に追い込めなかったならば、責任問題である。谷垣禎一総裁の首がかかっているのだ。私は参議院議員の西田昌司の方が自民党のトップにふさわしいと思う。間違っても、民主党政権に塩を送ることはしないだろう。谷垣の後ろに加藤紘一がいて、リベラル派の結集を画策している。だからこそ、中共大使館の一等書記官のスパイ事件も、及び腰なのである。そんななかで、去る21日、今度は大阪府警外事課が元在日朝鮮人を逮捕した。兵庫県の中小企業支援制度を悪用し、1千万円を騙し取った容疑だが、それはあくまでも入り口でしかない。北朝鮮の工作員として、取り調べているのである。一部とはいえ、日本国内での北朝鮮のスパイ網が明らかになるはずだ。捕まった男は、朝鮮大学校を卒業してから、朝鮮総連の機関誌の編集長を務めた。その後日本国籍を取得し、現在は国立大学の博士課程に在籍している。日本の高等教育機関がスパイの隠れ蓑となっているのだ。民主党は最悪だとしても、自民党にも北朝鮮や中共の協力者が巣食っているのではないか。ここにきて主導権を握れないのは、そうした者たちが、大切な情報を漏らしているからだろう。私は今の日本の政治家を信じない。自民党に肩入れしているのは、民主党よりはましであるからだ。日本の治安当局は断固たる決意で、与野党の区別なく、スパイの協力者をさらしものにすべきだ。国益を考えない政治家は、百害あって一利なしなのである。
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