自民党もまた私の思いを裏切る可能性がある。そのことも認めつつ、応援団を買って出ているのは、参議院議員の西田昌司がいるからだ。西田は民主党政権を一刀両断にしながらも、もう一方で小泉純一郎の構造改革を、完膚なきまでに批判する。権力を手にしたいだけの薄汚れたサヨクと、日本をアメリカの一州にしようとする売国奴を、自らの敵としたのである。現在の自民党では、斬り込み隊長は西田ただ一人であり、消費税増税やTPP交渉参加で、民主党と手を組みたがる自民党のお歴々とは、政策的にも水と油だ。日本の国益を守るために西田は、独立国家としての主権の確保と、デフレ解消のための経済政策を主張している。中共に媚を売ったり、アメリカのポチとなるのを嫌悪しているからだ。グローバリズムに与する気などは、サラサラないのである。60年ブンドの指導者であった西部邁は、転向したごとくに誤解されているが、根本においては一貫している。アメリカ、中共の、いずれにも服属しないということだ。西田もその攘夷的保守の一人ではなかろうか。今の自民党は、西田らの声に押されて、そちらにシフトしたかのようだ。しかし、党内には中共のロビイストや、アメリカのロビイストがごっそりいる。政権が近づいてくれば、攘夷的保守は目の敵にされるだろう。それだけに私は、西田が追い出されるまでは、自民党を応援し続けるつもりだ。
←政治家西田昌司を高く評価する方はクリックを