石原・田母神新党がブームを巻き起こすというのは、日本全体が保守化しているからだ。読売新聞が先月30日から6月1日にかけて行った世論調査によると、自民党の支持率は40%となっており、それに続く民主党5%、共産党3%、日本維新の会2%、公明党2%、社民党が1%となっている、明らかに自民党が抜きん出ている。自民党以外の政党を全て合わせても13%しかない、支持政党なしが46%あっても、保守化の現象はまぎれもない事実なのである。そこで注目されるのは保守の新党である。当初は4、5%であっても徐々に支持を伸ばし、最終的には10%にまで跳ね上がるのではないだろうか。そうなれば自民党は30%台となり、そこと組まなければ過半数を制するのは難しくなるだろう。その反動からサヨク的な野党も共産党と社民党を合わせて8%台に乗せてくるだろう。つまり、保守に二つの極ができるのは、もはや時代の趨勢なのである。自民党は欧米派と日本派、さらに少数の特定アジア派の野合であるが、保守の新党は純粋な日本派として登場し、保守の若者を中心にして定着していくはずだ。日本を第一にするというのはあたりまえのことだが、戦後の日本は国家としての自己主張を抑制するしかなあった。ようやく日本は日本として再出発しようとしているのだ。今後も日本に対して外圧は強まることはあっても、弱まることはないだろう。それに対抗するには攘夷の政党がなくてはならないのだ。時代はまさしく、それを求めているのである。
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