韓国というのは不思議な国であり、理解に苦しむ。ほどほどに付き合うしかないのである。米国の政府高官が、歴史問題をめぐって日本、中共、韓国の三ヶ国に自制を呼びかけると、日本寄りになったと騒いでデモまでしたと思ったらば、今度は米国の駐韓大使が自国民に襲われると、親米ムードをつくりだすのに必死である。韓国では1998年の金大中政権が誕生してから以降は北朝鮮の影響力が拡大し、まともな保守は姿を消してしまった。世論の動向に敏感な政治家はそれに迎合し、同盟国であるはずの日本や米国を敵視する風潮が生まれている。危険なのは背後に北朝鮮がいることだ。武装したゲリラを送り込まなくても、韓国の要所要所にエージェントを配置し、明日にでも体制をひっくり返す力があるのではないか。北朝鮮は経済的には追い詰められていても、まだまだ南を震撼させるだけの力を保持している。日本に対しても在日を通じてあらゆることが可能だ。日本のマスコミのかなりの部分を握っており、看過できなくなっている。日本人の素ぶりをしながら、いわゆる反戦運動を牛耳っている始末だ。米国もようやく気付いたと思うが、韓国による民主化は、同時に北朝鮮化であった。全体主義的な思考を国是とする国のプロパガンダに振り回される人間が、多く出てくるのは当然である。根は反米であるわけだから、今回襲撃した犯人も英雄になのである。日本は国内の治安の維持にも万全をつくさなくてはならない。警察力や自衛隊で対応できない事態になれば、国家の根幹は揺らいでしまい、相手に隙を見せることになるからだ。油断大敵なのである。
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