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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

狂信的な信念から抜け出せない老いたサヨク闘士を嗤う!

2015年03月17日 | 思想家

中共や韓国での反日の動きはある種の偏見にもとづいている。それをつくりあげたのは教育にほかならない。悪く言われている日本がまともに反撃できなかったのは、同じ様な価値観が支配していたからである。戦後保守の中心であった竹山道雄は、勝手につくりあげられたイメージが、日本社会を混乱させたのを問題視した。しかも、竹山の場合は戦後だけではなく、軍部が暴走をした戦前も含んでいた。「戦前戦後に日本でイヤというほど経験したが、人間が外界についてなす判断は、そのリアリティに即してそれから引きだしたものではない」とみた。「このように考えよ」の理念から導き出されるのを批判したのである。あくまでも「この広大な世界では、事実はかくれている」からだ。竹山は『日本人と美』を書くにあたっても、そのことが頭から離れなかったのである。言葉にはイメージを喚起する作用があるために、あたかも真実であるかのように勘違いをする者が出てくる。「幻影が人間世界の中の重大な現実となってしまう」のである。「社会主義国家は平和国家」「日本は軍国主義に向かっている」とのプロパガンダが通用するのは、まず誤ったイメージがあるからだ。竹山は目前にないものを思い浮かべる能力としての表象力を、芸術の誕生という観点から探究したが、根本にあるのはリアリストとしての立場である。60を過ぎたサヨク闘士がいて騒いでいるのは、彼らが「幻影」に引きずられているからであり、狂信的な信念から抜け出せないからなのである。

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