こちらから歩み寄らなくても、向こうから歩み寄ってくるまで待てばいいのだ。岸田外相は昨日、ソウルで韓国の尹炳世外相、中共の王毅外相と相次いで会談し、日中韓が早期に首脳会談に開催することで合意した。日本の安倍内閣が変わったのではなく、中韓が変わってきたのである。やはり待つということが大事なのである。土下座をしてまで媚を売る必要はないのだ。米国だってようやく中共や韓国の異常さには気付き始めている。国際社会全体が日本を擁護する方向に回ってきている。それで妥協せざるを得ないのだ。過去の歴史についての批判にしても、政治的な駆け引きの道具として使用している。日本が振り回されてはならないのである。局面を打開しようともがくのではなく、日本のスタンスを変更せず正論を吐き続ける。そうすれば自ずと道は拓けるのだ。安倍首相を「戦争のできる国にしようとしている」「国家主義者」とか批判している野党も、日本と中共や韓国との首脳会談が開かれるようになると、当然のごとく勢いがそがれる。安倍首相の外交感覚は抜群である。戦後70年目を迎え、日本が国家として再生することを目指すにしても、長い年月がかかる。手堅く一歩ずつ前進しなくてはならない。しかも、憲法の制約もあって核を保有できない日本は、常に軍事的な脅威のただなかにある。それを撥ねつけるのは外交力であり、日本国民の平和と安全が全てかかっている。急いては事をし損じるのである。日本はどっしりと構えていればいいのだ。
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