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草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

「反體制」のプロパガンダから抜け出せない新聞は害毒を流すだけだ!

2015年03月19日 | マスコミ評

まともな報道を新聞ができないのは、福田恆存に言わせると単純なことなのである。「明治以来今日にいたるまで國内的には反體制、對外的には對外強硬論を一貫してとり續けてきました。この二つのものは裏腹で、政府がいつも外國に對して軟弱外交路線をとるものだからこれを責めて反體制になる、といふ圖式なのです」(『言論の自由といふ事』)。テレビも新聞の系列下にあり、その影響下に置かれている。根本には権力を批判しなくてはならないという強迫観念があるからで、そこから全てが導き出されるのである。大東亜戦争を煽ったのも簡単に説明がつく。政府が優柔不断だから尻を叩いた結果、戦争に突入してしまったわけで責任は重大なのである。沖縄の米軍普天間基地の辺野古移設に反対する運動に対して、沖縄の二紙をはじめ、朝日、毎日、東京はいつもながらの論調で、不当逮捕だとか騒いでいたが、それだって反米を煽ることで権力を批判しているのだ。共産主義国家に宥和的であったのは「新聞にも一般知識人にも共産主義に對する幻想とひけめがあるからだ」という福田の指摘も、まさしくその通りではないかと思う。未だに新聞は自分たちのスタンスを改めようとしない。最初から色眼鏡で見た論説を、読者は期待などしていないのである。週刊誌で「正義の味方」の嘘が暴露され、ネットが普及して報道された以外の事実が公表されることになり、新聞への不信感は高まってきている。ここにきて新聞は重大な岐路に立たされているのである。できるだけ事実を伝えることに徹し、判断は読者に委ねるべきだろう。世の中をリードし、思いのままに操られる時代は終わった。その思い上がりを改めなければ、読者はどんどん離れていくだけなのである。

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