日本はいつになったらば自立した国家になれるのだろうか。日韓外相会談は将来に禍根を残すことになった。金の問題ではない。我が国の軍隊が関与しなかったにもかかわらず、いわゆる「慰安婦」の問題について、それがあったかのような文言を発表したことで、日本は国際社会から白眼視されるのである。いくらアメリカからの圧力があっても、その一線は守り抜くべきであった▼罪もない少女たちを拉致して、日本軍が慰みものにしたかのような印象を与えかねない。なぜそれに気付かないのだろう。安倍首相ですらこの程度では、日本の今後が危ぶまれてならない。テレビ朝日やNHKは好意的に報道している。特定アジアに与するマスコミは、日本の国などうでもいいのである。いよいよ私たちは決断せざるを得なくなった。もはや自民党だけでは頼りにならないことがはっきりした。日本派の政党が誕生しなくてはならない。それが政権を担うようにならなければ、日本は変わらないのである▼外交交渉は妥協の産物であっても、譲っていいところと譲れないところがある。安倍首相は経済で日本を立て直すと主張している。それよりも大事なことがあるのだ。それは日本人の名誉である。日本を貶めるために、やっていないことまで批判され、悪者にされてしまって本当によいのだろうか。戦後70年の節目の年なのに、取り返しのつかないことをしてしまった。自民党は戦後レジームを擁護する側であったことを、今回のことで多くの国民が思い知らされたのではないだろうか。
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