草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

都知事選での最大の敗者は鳥越俊太郎に加勢したテレビだ!

2016年08月02日 | マスコミ評

テレビは反省すべきだろう。東京都知事選でネットに完膚なきまでに敗北したのだから。自分たちの影響力のなさを痛感したはずだ。テレビで有名なキャスターを担ぎ出せば、後出しじゃんけんでも勝てると思っていたのだろう。話題性をつくるために、出馬寸前であるかのような記者会見を石田純一にさせておいて、最後の最後に鳥越俊太郎が登場したのだ▼ネットが手ぐすねを引いていたところに、政策もない鳥越が名乗りを上げたのだから、待ってましたとばかり集中砲火を浴びたのである。それでもテレビは涙ぐましいまでにかばい続けた。同業者が落選すれば立場が危うくなるからだろう。あれほどテレビが持ち上げたシールズも、若者の代表ではなかった。今回もほとんど出番がなかった。若ければ若いほど自民党に投票したのである▼ネットが国民の声を政治に届ける時代が到来した。テレビのキャスターやコメンテ―タ―がコメントすれば、すぐにネットでは賛否の議論がたたかわされるのである。民主主義のためにもネットは欠かせないツールとなった。選挙結果もネットの反応で、ほぼ予測がつくようになった。▼テレビのキャスターやコメンテーターの通り一遍のコメントは失笑を買うだけである。ネットを通じて情報はあらゆるところから入手できるようになり、若い人ほど賢明な選択が可能になっている。田原総一朗あたりが政権を追い詰めることができた時代は、もはや過去の出来事なのであり、奢れる者久しからずなのである。

 

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戦後レジームからの脱却を支持する若者は守旧派にあらず!

2016年08月02日 | 歴史

小池百合子を東京都知事選で大勝させ、自民党を支持している若者の保守化を嘆く声があるが、それは今の政治を理解しない人の弁ではないだろうか。以前のような保守と革新の対立軸は意味をなさなくなっている。それよりは改革派と守旧派の方が理解しやすい。戦後体制から脱却しようとするのが改革派であり、あくまでもそれに固執するのが守旧派なのである▼安倍首相が日本の国家意思にもとづく外交を展開している。戦後の長きにわたって日本は敗戦国としての運命に甘んじてきた。ナショナリズムは危険なものとされ、連綿と受け継がれてきた歴史は闇に葬られてしまった。戦後体制を維持しようとする側は、日本を取り戻すことに反対なのである。これに対して若い人たちは、自虐史観を排し、日本の先人の思いをわが思いとして歴史を見直そうとしており、それを保守化と呼ぶのは間違っている▼8月がまためぐってきた。敗戦の日が暑い夏であったことを語ってくれる人は少なくなってしまった。大東亜戦争はアメリカが仕掛けたことが明白であるのに、東京裁判では「平和に対する陰謀」を理由として、東条英機ら7名が絞首刑を宣告され処刑されたのである。そもそも国際法にそのような法律がないにもかかわらず、敗者を裁くことが最優先されたのだ。アメリカが広島や長崎の原爆投下を正当化してきたのも、日本が犯罪国家であるとの決めつけがあったからだ。ようやく日本人は大東亜戦争を自分たちの口で語れるようになった。守旧派である限り、日本を取り戻すことはできないのである。

 

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