野党ばかりではなく自民党も不甲斐ない。今のままの平和が続くと思っているのだろう。本来であれば先頭に立って憲法9条の改正を叫ばなくてはならないのに、それを後回しにしている。天皇陛下の「生前退位」にしても、世論の動向ばかりを気にしている。安倍首相のもとに結束するという団結心がなく、安倍内閣以後のことを考えて右往左往している。これでは何事も進まないわけである▼今の自民党の国会議員をホームページを見れば、毎日の地区のイベントに顔を出しているだけで、政策的に突っ込んだ議論をほとんどしていない。保守政党はイデオロギーを振りかざさないわけだから、現実に国内外で起きていることにコメントすればいいのである。いつの時代でも日本では勢いが重要である。憲法改正に向けた動きを加速させるには、まずは自民党の国会議員が立ち上がるべきなのである▼たまたま中共上空を飛行していた航空機内から島根県の女子高校生が、北朝鮮が発射したともられる潜水艦発射弾道弾の航跡を撮影した。それがマスコミで紹介され大きな話題になっている。危機は確実に現実の問題になっているのだ。それへの対応が遅れているのが日本の政治ではないだろうか。責任与党である自民党が覚悟を決めなければ、国民は動揺するしかない。日本の存立を危うくするような状況をもはや放置しておくべきではないだろう。そのためには自民党が先頭に立つべきなのである。
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