草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本の国柄を無視した三浦瑠麗の憲法論を嗤う!

2016年08月22日 | 思想家

リベラルだか保守だかわからない論客に三浦瑠麗がいる。口からポンポン言葉が出てくるのにはびっくりしたが、ブログを読んで思ったのは、それほど底が深くないということだ。「今生陛下のご意思表明を受けて」の一文は、あまりにもお粗末であった。「いま、日本国憲法下では主権は国民にあります。しかし、明治憲法下では主権は天皇にありました」とあっさり書いてしまうのは、頭でっかちの優等生だからだろう▼そんな単純な憲法観で天皇陛下を云々すべきではないだろう。英語が喋られ、英語の本がたくさん読めても、日本という国の成り立ちや国柄に思いがいたらないから、そんな通り一遍の見方をするのだろう。明治憲法下でも天皇陛下は主権を行使されることはためらわれた。敗戦の御聖断はあくまでも意見を求められたからだ。立憲君主国家の象徴としての地位は戦後も一貫しているのである▼和辻哲郎は「文化概念としての天皇」を問題にすることで「日本のピープルは言語や歴史や風習やその他一切の文化活動において一つの文化共同体を形成して来た。このような文化共同体としての国民、あるいは民衆の統一、それを天皇が象徴するのである。日本の歴史を貫いて存する尊皇の伝統は、このような統一の自覚にほかならない」(『国民統合の象徴』)と主張した▼主権が国民にあるかどうかの議論は、日本の国柄にそもそもなじまないのである。だからこそ自民党も頭を痛めてしまったのだ。自らをエリートと思っている節が三浦にはある。名もなき国民にとって靖国がかけがえのない存在であることも理解できないだろう。弁が立つことと思想的な深みは別なのである。

 

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核兵器を陳腐化するレールガンの開発に日本は全力投球を!

2016年08月22日 | 安全保障

武器が戦争の勝敗を決めるのである。核兵器を保有しなくても、日本の技術でレールガン(電磁加速砲)を開発できれば、いかなる武力による恫喝にも屈する必要がなくなる。さらに、民間の技術に応用できれば、成長戦略の柱にもなる。政府が本腰を入れることを決めたのを歓迎したい▼産経新聞の記事によれば、アメリカの海軍が進めているレールガンは、一分間に10発発射することが可能で、時速724キロで、射程は200キロ。対地・対艦、対空のすべてに武器として使うことができる。本土防衛を主とする日本は、レールガンを全国に展開させ、ハリネズミの防衛に徹するのである▼刀や槍から鉄砲に、それは戦車や飛行機となり、今では弾道ミサイルが主流となってきた。核兵器を陳腐化するには、やはりレールガンなのである。現状では北朝鮮のスカッドやノドンを撃ち落とすのも難しいといわれる。一日も早く配備すべきだろう。コンピューターと結びつければ。百発百中の効果を上げるのではないだろうか▼敵地に先制攻撃をかけなくても、日本人の生命と財産を守れるのが理想なのである。アメリカが徐々に後退しくいくなかで、日本の自主防衛が求められてきている。反日国家である中共は、日本の出方を見守っている。日本が安全保障に力を入れれば、彼らとて今のような軍事的な挑発を続けることはできないだろう。次世代の兵器を開発することは、憲法に抵触するわけではない。技術大国の日本は、独自の防衛システムを開発すべきなのである。

 

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外敵の防衛にあたる国家の役割を理解できないのが民進党だ!

2016年08月22日 | 政局

日本の政治を駄目にしているのは、いうまでもなく民進党の体たらくである。連合が去る7月の参議院選挙の総括のなかで、民進党が共産党と選挙協力することに関して、歯止めを求めているのは当然だ。9月15日投開票の代表選で、岡田克也代表のような民共路線を進める人間が選ばれるようでは、連合は民進党から手を引くことになるのではないか▼そうでなくても連合自体が分裂の瀬戸際に立たされている。主要な単産である電力労連や金属労連などが出て行くことが考えられるからだ。日本のナショナルセンターは、連合ばかりではなく、共産党系の全労連などもあり、お互いにしのぎをけずっている。それこそ連合もシロアリに食い荒らされかねないのである▼民進党に国民が政権を託せないのは、日本の安全保障や治安に対していい加減であるからだ。中村菊男は『政治学の基礎』のなかで「ここで強調されるべきことは、国家が人間社会にとって有用な、価値ある存在であるという立場である。国家という社会の秩序を維持し、外敵の防衛にあたる存在がなければ、人間生活の平和と安全が保障されないということである。国家的な社会の秩序が保たれず、その安全が保障されないとなると、われわれは文化的な生活をおくることはできない」と書いていた▼日本が国家として行き過ぎた過去があったことは認めざるを得ないが、それだからといって国家の役割を否定してはならないのである。共産党と同一歩調を取ることで誰が得をするのか。民進党はよくよく考えるべきだろう。

 

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