リベラルであればあるほど、安全保障の面について目を向けるべきだろう。日本を攻めようとしているのが全体主義国家中共なのである。中国共産党によって民衆が抑圧されているばかりか、ウイグルの人たちが100万人以上も収容所にぶちこまれている。そんな国に身構えるのは、リベラルとして当然ではないだろうか▼アメリカの国防省は16日、中共の軍事・安全保障の動向に関する年次報告書を公表した。産経新聞が伝えたもので、中共の海軍は陸戦隊を現状の1万人から、2020年までには3万人に拡大する計画が明らかになった。中共は日本を侵略する野望を捨ててはおらず、自分たちの一部と主張する台湾や尖閣諸島の占領を目指している▼私たちが危機意識を持たなければ、それこそウイグルやチベットの人たちと、同じ運命を辿ることになる。陸自の水陸機動団は今年3月27日に創設されたが、島嶼部の奪還を任務として水陸両用車、軽装甲気動車などが主要装備品で、将来的には3千人規模にするという。人権とか自由とかを守り抜くには、それなりの覚悟が求められるのだ。「平和」を口にするだけの9条教であってはならない。理不尽な全体主義国家の要求をはねつけるのは、リベラルとして当然のことだ。中共の侵略に備えて、今は日本の防衛力を強化して、抑止力を高めるときなのである。
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