草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

最悪の危機に対処するためには一時的な法律の停止も!

2018年08月04日 | 安全保障

安倍晋三総理を独裁者のように批判する人たちがいるが、官僚組織を無視できず、与党自民党の意見にも耳を傾けざるをえないわけだから、そこまでの権限があるわけがない。喫緊の課題である憲法改正にしても、遅々として進まず、歯がゆくて見てられない。忘れてならないのは、民主主義の大切さを説いたルソーですら、独裁官を認めていることだ▼「法のもつ硬直性は、それが事件のなりゆきに順応することを妨げ、ある場合には、法を有害なものにすることもあり、また国家が危機に陥ったときには、法によって国家の滅亡を招くこともありうる。秩序や手続きの上のてまは、ある程度時間的な余裕を必要とするが、時には事情がこの余裕を許さないことがある。立法者が予想しなかったような事情はいくらも生じうるし、人はすべて予見できないと感得することこそ、欠くことのできない先見の明である。だから、政治制度を確固たるものとしようとして、制度のもたらす効果を停止する権限まで、取りさってしまってはならない。スパルタさえ、その法律を停止させてしまった」(『社会契約論』平岡昇訳)▼独裁官が権力を行使するのは一定の期間に限られるとはいえ、国家存亡のときには権力の集中が不可欠である。もし中共が尖閣を含む沖縄に侵略してくるようなことになれば、政治指導者に全権を委任するしかない。東アジアの平和は破られつつある。今こそ最悪の事態に備えるべきときなのである。

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左翼が同性婚を認めたいのなら憲法を改正するのが筋だ!

2018年08月04日 | 憲法

同性婚を法的に認めるためには憲法改正を経なければならない。立憲民主党などは今の憲法が許容する範囲内としているが、それは間違った解釈である。とくに立憲主義を党是とするならば、それは避けては通れないはずである▼憲法24条1項には「婚姻は両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として相互の協力により、維持されなければならない」と書いてある。その文章を素直に読めば、同性婚が想定されていないことは明白である。いかに憲法14条の「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」を持ち出しても、同性婚を容認する根拠にはならない▼今の憲法は不磨の大典ではない。必要に迫られれば、改めるのは当然である。本来の左翼の立場からすれば、世の中を根本から変えていくためにも、大胆な問題提起をすべきなのである。それに対して国民がどう反応するかは分からないが、安倍内閣を揺さぶるだけの問題に矮小化してはならない。ソ連の崩壊によって共産主義者が居場所を失い、その結果逃げ込んだのが少数派の擁護であり、エコロジーの運動であった。それが小手先のことでないことを示すためにも、堂々と憲法改正の論陣を張ればいいのである。

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