草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

ネットへの同時配信を認めるNHK優遇策が放送法改正だ!

2019年03月05日 | マスコミ評

ネットのおかげで自由に情報を集めたり、発信したりできるようになった。「智民」としての大衆が登場し、メインストリームメディアのテレビや新聞への牽制となっている。メディアの報道が真実を伝えているかとなると、それは甚だ疑問である。だからこそ、穏健なコモンセンスにもとづいた言論が求められ、それを代弁しているのがネットなのである▼NHKのテレビ番組とインターネットの同時配信を可能にする放送法改正案が先ほど閣議決定され、今国会での成立を目指している。国営放送局でないのにNHKに税金が投じられ、国民から受信料を集めている。職員採用にあたっても、国籍が問題にされることがない。そんなNHKに優遇措置が講じられていいのだろうか。国民が黙っているからやりたい放題なのである。職員の給料がべらぼうに高いことも知られている。下請けや関連会社も多く、公然と天下りが行われている。番組の内容もお粗末なものが多い▼ネット時代の主役は一人ひとりの「智民」であり、間違っても巨大組織のNHKなどではない。あたかもネットがフェイクの温床であるかのような印象操作がされているが、大手メディアの方がはるかに国民に迷惑をかけている。放送法改正に手を貸した安倍内閣は、どう私たち国民に申し開きするのだろう。国民よりもNHKの方が大事なのだろうか。国民を無視したNHKのための法案など、何が何でも廃案に追い込まなければならない。

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賢しらなインテリの天皇観に一人弓を引いた葦津珍彦!

2019年03月05日 | 思想家

平成の世が終わろうとしている今だからこそ、天皇陛下や国体について議論しなければならない。多くのインテリが天皇陛下について言及しているが、一番まともな主張をしているのは、在野の思想家であった葦津珍彦である。我が国がアメリカの占領下にあったときに、葦津は臆することなく、GHQの関係者に日本人の天皇観を語ったのだった▼その内容が葦津の『日本の君主制』に収録されている。葦津は「大御心(天皇の意思)と云うのは、アメリカ人が理解するような意味での一裕仁命の後天的思想や教養から生じて来る意思なのではない」と述べるとともに、「大御心」と「常に公正で誤りのない」ルソーの一般意思の思想と結びつけた▼「それはアメリカ人の解している一裕仁命個人の意思よりも、遥かに高い所に在るのである。それを分かり易く云えば、日本民族の一般意思とでも云うべきものである。それは万世不易の民族の一般意思である。この民族の一般意思を日本人は神聖不可侵と信じているのである。それは決して、一時代一時代の変化し易い民衆の多数意思よりも、遥かに高い貴いものと信じているのである。この民族の一般意思は、ただ世襲の天皇によってのみ象徴される」▼葦津のその言葉で日本人の天皇観が全て言い尽くされている。賢しらなインテリの天皇観に対して、葦津は一人弓を引いたのである。

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