日本が強気に出れば韓国だってビビる。それをやらないから舐められるのである。昨日の衆議院財務金融委員会で、いわゆる「元徴用工訴訟」で賠償を命じられた日本企業の差し押さえにからんで、麻生太郎財務相が報復措置を具体的に検討していることを明らかにした▼日本維新の会の丸山穂高氏の質問に答えたもので、関税ばかりか、送金の停止、ビザの発給停止にも言及した。しかし、すぐに実行というのではなく、交渉を通じて、そこまでならないように努力することで、最悪の事態は避けたいとの方針を繰り返しただけだ。一応は伝家の宝刀を抜く可能性を述べて、韓国をけん制したつもりなのだろうが、お茶を濁していいのだろうか▼韓国駆逐艦による自衛隊機への火器管制レーダーの照射にしても、結局はうやむやに終わってしまった。いくら我が国が韓国に事実を突きつけても、謝罪するどころか、逆に謝罪を求める始末である▼韓国に気を遣うのは、自民党の政治家のなかにも、韓国利権に手を染めた者たちがいたからではないか。いい思いをした過去があるがために、正論を吐くことができないのではないか。我が国は韓国に対して莫大な経済援助をした。共産主義の防波堤との位置づけがあったからだが、それだけではなかったのではないか。自民党も韓国には弱気過ぎる。こんなことで我が国の国益を守れるわけはないのである。
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