草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

右派政党誕生の背景にあるのは民衆の怒りのマグマだ!

2019年03月28日 | 思想家

保守が混迷を深めている。自民党の院外団のようであった頑張れ日本行動委員会が、自民党と袂を分かって「国民保守党」の結成を宣言した。行動する保守運動の日本第一党も、統一地方選挙の候補者を擁立し、地域の末端に浸透しつつある。グローバリズムに対抗する右派政党の動きが我が国でも、顕在化しつつあるのだ▼それはフランスやドイツでも起きていることであり、世界的な潮流であることを、私たちは認識する必要がある。右派政党が次々誕生しているのは、日本が危機に瀕しているからではないだろうか。已むに已まれぬ思いがあって、名も無き民衆が政治の前面に躍り出てきたのである▼勝田吉太郎は「国民たろうとする確たる意志」が希薄になっていることを問題視した。「われわれは過去の死せる世代への感謝と慰霊の心情についても冷笑的になっている。そして同時に未来の生まれてくる世代に対する責任感も欠如しつつあるのではないか」(『思想の旅路』)▼行動する保守運動などは、ラディカルな言動のせいもあって、既成政党の全てから批判されている。しかし、明治維新を実現した者たちも、当初はそうであった。理屈を無視して「攘夷」を叫んだ者たちが世の中を変えたのである。知識を鼻にかけたインテリなどは、出る幕がなかったのだ。民衆のマグマが爆発すれば、政治的にとんでもない力を発揮するのである。

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