草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

日本第一党に対する悪質な選挙妨害を警察は黙認するな!

2019年03月30日 | 選挙

選挙運動を妨害することは、いかなる理由があろうと許されない。未だかってそれが行われたことは日本ではなかった。暴力革命を目指す極左の政党が名乗りを上げても、極右の政党が街頭に出て選挙演説をしても、それを邪魔する勢力は現れなかった。しかし、そのタブーは破られたのである。今回の統一地方選挙での日本第一党の候補者に対する妨害は、あまりにも目に余る▼喚き散らして大騒ぎすることは、ワイマール体制下のドイツで、共産党がやったことと同じである。ナチスは待ってましたとばかリ、自前の防衛隊を組織して、その混乱に付け込んだのである▼中指を立て、「ヘイト」「ヘイト」と騒ぐ姿は、あまりにも幼稚である。ネットでその模様がアップされ、次々と再生されている。妨害者はネットでさらされているのだ。日本第一党に文句があるのならば、言論を通じて反撃すべきなのである。逆に日本第一党への同情が集まっているのは、「イイネ」の数からも判断できる▼警察が本気になって警備にあたらないのも理解できない。やられている側がやり返したしても、もはや止めに入ることはできない。警備の費用を捻出したい思惑でもあるのだろうか。選挙における言論の自由を守り抜くためにも、警察はもっとしっかりすべきだ。議会制民主主義の根本は、選挙が円滑に行われるかどうかなのだから。

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圧制や集団の暴力に立ち向かう者達の心情は純粋無垢だ!

2019年03月30日 | 思想家

政治というものは暴力を離れては考えられない。葦津珍彦は『土民の言葉』に収録された「神苑の決意」で、政治とテロとの宿縁について論じている▼昭和35年10月12日の東京日比谷の公会堂で惨劇は起きた。当時の社会党委員長であった、浅沼稲次郎氏が刺殺されたのである。それを決行した17歳の山口乙矢少年は、練馬の少年鑑別所に移された11月2日、自ら命を絶った。テロを決断するにあたっては、明治神宮にお参りしてそこで何日も考え抜いたという。神社の関係者として葦津は、山口少年の供述に心を動かされたのだった▼若い頃にアナーキストであった葦津は、革命的進歩派のテロの思想についても触れ、ロシア帝国に恐怖を与えた「人民の意志党」の純粋な心情を評価した。死刑になる直前に「われらの勝利の暁に、征服されたる敵に対し、残忍または酷薄な行為を加えることによって、革命の光栄を汚してくれるな」と遺書を残していたからである。あくまでも自由を求めてのことであり、ボルシェヴィキの革命的独裁には反対したのである▼左右に関係なく「人民の意志党」は処刑されることを甘受し、山口少年は法的裁きを待つのではなく、道徳的観点から自らを裁いたのである。いかに浅沼委員長が共産主義国家に媚びを売る政治家であったとしても、道徳上は許されないからである。テロを断じて容認することはできないが、圧制や集団の暴力に対抗するために身を捨てた者達のテロが、純粋無垢な心情に裏打ちされていたことは認めるべきだろう。

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