草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

法務省が通達で選挙の街頭演説を規制するのは行過ぎだ!

2019年03月24日 | 選挙

統一地方選挙を前にして、法務省が「選挙の立候補者が街頭演説などで『ヘイトスピーチ』をするなど、選挙運動や政治活動に名を借りた差別発言に対して、適切に対応するよう求める」といった通知を全国の法務局に出した。国家権力の匙加減一つで、言いたいことも口にできないのでは、まさしく選挙妨害ではないだろうか。その通知は調査救済課補佐官の名前で12日に送付されたが、そんなことがまかり通っていいのだろうか▼ヘイトにあたるかどうかを判断する権限を、国家権力に渡していいのだろうか。現行法であっても、名誉棄損は処罰の対象になる。わざわざそこまでする必要があるのだろうか。特定アジアの国々を批判するだけで、ヘイトと認定するようなことがあってはならない。どのような意見を選挙戦で述べようと、それは自由でなくてはならない。それこそ多様性のなかから、有権者の判断に任せればいいのである▼いかに過激な言動をする政党があっても、取り締まりの対象にすべきではない。あくまでも言論を通じて争えばいいのであって、それを否定してしまえば、その行き着く先は全体主義国家なのである。人権を振りかざすことで、何でもできると思うのは間違いである。国家権力が頭ごなしに言論を規制するのは民主主義への挑戦であり、断じて許されるべきではないのである。

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「疑似思想」である人権平和に与せぬ保守的立場とは!

2019年03月23日 | 思想家

右も左も混迷を深めているが、忘れてならないのは、保守的であることの意味である。ネットの保守派に対して、すぐに「ネトウヨ」とか罵倒する人たちがいるが、それは見当違いも甚だしい。佐伯啓思は『国家についての考察』において、保守的であることを説明するにあたって、オークショットの言葉を引用している▼「保守的であることは、見知らぬものよりは慣れしたしんだものを好むこと、試みられたことのないものよりは試みられたものを、神秘よりも事実を、可能なものよりも現実のものを、無制限なものよりも限度のあるものを、遠いものよりも近くのものを」▼保守的とは完璧を追い求めるのではなく、あくまでも身の丈に合った暮らしをすることなのである。理想を振りかざすお花畑とは違うのである。民衆の支配である民主主義は、時として暴走して全体主義に向かいやすいが、それに待ったをかけ、水を差す立場なのである▼日々目まぐるしく変わる時代だからこそ、私たちは足元を固めなくてはならないのだ。人権主義の拡大、平和主義の拡張を善とみなす風潮が高まっており、それが左翼のイデオロギーとして力を持ってきている。誰もが異議を唱えられない、佐伯が指摘する「疑似思想」に反論反撃するためにも、家族や共同体といった、保守の側として、守り抜くべきものを再確認すべきなのである。

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日本国民が待望している保守は反グローバリズムだ!

2019年03月22日 | 選挙

大阪府都構想の是非を争点にした大阪府知事・大阪市長のダブル選挙が昨日、舌戦の火ぶたを切った。マスコミが大騒ぎをしているわりには、もう一つパッとしない▼大阪維新の会が目指す改革というのは、小泉純一郎推進した規制緩和の一環のように思えてならない。それに対抗する自民党が推薦する候補が共産党の自主的支援を受けているのも解せないが、国民が待望している保守は、反グローバリズムであって、グローバリズムではないのである。堺屋太一あたりの意向を受けて、橋下徹が旗振りをした都構想というのは、行政の無駄をなくというのが大義名分であったはずだ。それがいつしかプロパガンダとなり、政争の具になってしまっている。豊かな大阪市が借金の膨らんでいる大阪府を救済するのが都構想の本質であり、それで大阪市民が納得するかどうかなのである▼国の形を変えるというのは、あまりにも傲慢な言い方である。守り育てるべきものを保存するための改革を実行するのが保守である。手段や方法においても、できるだけ混乱を避けなければならない。大阪維新の会は官邸とも近いといわれている。移民法やアイヌ新法などで矢継ぎ早にグローバリズムを進める安倍首相とは意見が合うのだろう。政治改革から構造改革と続いてきた過ちに終止符を打つためにも、本当の保守が何であるかを私たちは見極めるべきなのである。

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米中和解の立役者キッシンジャーを批判したドラッカー!

2019年03月21日 | 思想家

我が国にとっての最大の脅威は中国であるが、そうさせた責任はアメリカにある。ドラッカーが1979年の著作『傍観者の時代』(上田惇訳)で述べている通りである。1972年にニクソンが中国を電撃的に訪問し、毛沢東や周恩来と会談して、敵対から米中が和解に転じたのである。その下地をつくったのはキッシンジャーであった▼キッシンジャーの師はクレイマーであり、その影響が色濃いことを、ドラッカーは見抜いていた。彼の友人であったクレイマーは、ナチスとは一線を画す保守主義者であった。ドイツ人でありながら、祖国を離れてアメリカ軍に参加し、陸軍参謀長付政治顧問にまで上り詰めた。新兵に講義しているときにキッシンジャーを知り、目をかけることになったのである▼ドラッカーによれば、クレイマーの外交政策は「大国間のバランス・オブ・パワー」であった。「大国以外の国については、経済力の如何、政治的な絆の如何にかかわらず、無視してよい」との立場であった。それを引き継いだキッシンジャーをドラッカーは厳しく批判したのである。「クレイマー・ドクトリンに一字一句従った形での、日本の頭越しの中国承認、1971年のドル切り下げという二つの日本無視の政策は、まったく必然性のない外交上の大失敗だったといわなければならない」▼逆に日本が大国になるのをバックアップしていれば、今のような混乱は避けられたという見方である。ドラッカーならではの、大胆な仮説ではないだろうか。

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北朝鮮の労働新聞が名指しで批判した日本第一党とは!

2019年03月20日 | 祖国日本を救う運動

北朝鮮を支配しているのは、共産党ではなく労働党である。そこの機関紙労働新聞が日本第一党を批判したのは、よほど意識しているからだろう。桜井誠氏が率いる日本第一党は、まだまだ規模は小さいが、日本人に徐々に浸透しつつあるのは確かだ▼行動する保守運動については、最初に動画を見たときには驚いた。一つは右派系であるにもかかわらず、一般市民を名乗っていたからである。もう一つは、ヒュプレキコールは過激であったが、右翼団体特有の乱闘服姿はほとんど見られなかったことだ▼どのような人たちが立ち上がったのかは、今もってわからないが、タブーに挑戦した勇気は認めなくてはならない。戦後一貫して日本では、在日や朝鮮総連の人たちについては、面と向かって批判することは許されなかった。拉致問題が長期間にわたって放置されたのも、それがあったからである▼桜井氏がすごいのは、靖国神社の英霊のなかでも、泥にまみれ、這いつくばって戦った末端の兵士に目を向けたことだ。下々の死者の声に耳を傾けるのである。日本の民衆の土俗的なエネルギーを軽蔑してきた日本のリベラルは、ここにきて民衆の側からの反撃に直面しているのである。彼らを罵倒することは容易だが、エリート社会の恩恵を受けている者たちの言葉に、どれだけの説得力があるだろう。もはやマルクス主義の幻想は打ち砕かれてしまったのであり、右左を超えて新たなラディカリズムが台頭してきているのである。

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参議院1人区で共産応援の踏み絵迫られる立憲と国民民主!

2019年03月20日 | 政局

日本共産党を利用しようとしても、そうは問屋が卸さないのである。昨日のBSフジの番組に出演した志位和夫委員長は、夏の参議院選挙での改選1人区をめぐる野党の共闘で、少なくとも数か所で日本共産党の候補を擁立したい意向を示した。志位委員長は連合政権づくりの一里塚と位置付けており、立憲民主党や国民民主党の思惑通りには事は運ばないのである▼立憲民主党と国民民主党は、それぞれの支持母体が、連合の旧総評系と旧同盟系であり、そこでも対立が表面化している。それでいて日本共産党と組むというのは、野合の最たるものである。しかも、日本共産党系の組合を排除することで結成された経過があり、連合の存在理由自体がなくなってしまう▼今の日本共産党は元号に反対し、自衛隊を目の敵にしている。その政党と連合政権をつくる考えがあるのかどうか、枝野幸男や玉木雄一郎は見解を明らかにすべきだ。共産主義というのは革命を目指すのが原則である。日本共産党は、二段階革命論と評して、まずは民主主義革命を達成し、それから社会主義を実現するという思想に立脚している。委員長がどのような手続きで選ばれているかも分からず、党内民主主義も確立されていない。立憲民主党や国民民主党が駄目なのは、日本共産党に擦り寄るからなのである。反自民ばかりでなく、なぜ反共産の旗をかかげないのか理解に苦しむ。全体主義政党の友党になり下がりたいのだろうか。

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記者クラブで守られている望月衣塑子の被害者面を嗤う!

2019年03月19日 | マスコミ評

昨日の虎ノ門ニュースで、須田慎一郎が記者クラブの既得権益に守られている望月彫塑子を厳しく批判した。須田は「報道の自由は記者クラブ所属に所属する新聞・TVにだけある訳ではない。官房長官会見は月曜日から金曜日まで午前と午後の週10回行われているが、フリー記者に開放されているのは金曜日の午後1回だけ。我々フリー記者が『全て出席させろ』と訴えても実現しないのは、既得権益側の望月衣塑子や新聞労連は声を上げないから」と述べたのである▼須田が記者クラブを俎上に乗せたことは高く評価したい。とんでもない制度であり、それ以外のフリー記者は、会見へ出席することすら難しいのである。望月が東京新聞に属していることで、いくら記事にしなくても、自分の主張の場であっても、記者クラブに属しているから許されるのである。須田自身もフリー記者であるから、一言口にしたかったのだと思う▼東京新聞を含めて、日本のメディアはジャーナリズムとしての仕事をしていない。「モリカケ」程度のことに大騒ぎしているのだ。フリー記者として活躍している人たちにも門戸を開放するのは当然だが、今の会見はまともな質問はほとんどなく、陳腐化してしまっている。それでも続いているのは、記者クラブの既得権益であるからだ。メインストリートメディアは既得権益にまみれており、間違っても国民を代表する立場にはないのである。

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自分と考えの違う他者を罵倒する愚を批判したアレント!

2019年03月19日 | 思想家

政治を語るときには決まってハンナ・アレントが話題になる。自分のなかにいるもう一人の自分との対話を、彼女は重視した。だからこそ、他人との討論を通じて、変わりうるもう一人の自分を問題にしたのである。アレントが「政治とは人間の複数性に基づいている」(『政治とは何か』佐藤和夫訳)と書いた言葉を、私たちは今こそ噛みしめる必要がある▼アレントが師として仰いだカール・ヤスパースも、他者とのコミュニケーションが大切であることを説いた。今の我が国では、そうした政治の本質が忘れられてしまっているような気がしてならない。自分と違う考えの他者を罵倒することが横行しているからだ。それでは議論など成立するわけはない。プロパガンダを振りかざし、一方的に断罪するのは、狂気じみた集団ヒステリーである。その行き着く先は全体主義なのである▼かつては三島由紀夫と高橋和巳が対談して、お互いに意見を述べ合った。右とか左とかの違いにこだわらなかったのだ。それが言論本来の姿なのである。アレントは「公共性」という言葉も使っているが、自分とは異なる他者の主張に、もう一人の自分が共鳴するのならば、それを無理に否定すべきでないのである。殺伐とした言論戦ではなく、もっと心を開いて、じっくり、落ち着いた口調で他人と対話する余裕を私たちは持つべきなのである。

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我が国は抑止力強化のために敵地攻撃能力を持つべきだ!

2019年03月18日 | 安全保障

我が国を取り巻く安全保障環境は最悪である。アメリカは東アジアから撤収しようとしており、その空白を埋めるだけの軍事力は我が国にはない。中共などの野望を打ち砕くには、自主防衛力を強化する以外にないのである▼自衛隊は離島防衛用としての高速滑空弾などの整備に力を入れているが、実戦配備は2026年度にずれこむとみられている。射程が300キロから500キロになるといわれるが、それだけでは小手先でしかない。侵略してくる敵の本拠地を直接叩く力を備えなければ、中途半端に終わってしまうからである▼多くの国民は軍事について無関心であるが、それで本当によいのだろうか。北朝鮮は核を搭載したミサイルを保有し、その標的は東京なのである。わずか一発のキノコ雲で、日本の首都は壊滅的な打撃を受ける。広島、長崎に続いて、東京が狙われているのだ。同じ悲劇が繰り返されようとしているのに、何もしないで手を拱いていてよいのだろうか▼今の自公政権がことを荒立てたくない気持ちは理解しないわけではないが、危機が迫っていることを、正直に国民に説明すべきだろう。国家の果たすべき役割の最重点事項は、国民の生命を守ることである。アメリカ軍抜きでどこまで戦えるかに関して、正確な情報を伝えるべきであり、今我が国が取り組むべきは、戦争を阻止するための抑止力の強化なのである。

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我那覇真子さんの政治団体設立は保守新党への布石だ!

2019年03月17日 | 政局

まずは誰かが走り出さなくてはならないのである。保守派の期待の星である我那覇真子さんが、いよいよ政治家として挑戦することになった。我那覇さんは昨日、浦添市で開かれた集会で、政治団体を設立する意向を表明した。沖縄から彼女が声を上げた意義は大きいい。しかも、女性ということもあって、好感度は抜群である▼今の自民党は権力に執着するがゆえに、現状維持に走ってしまっている。アメリカが押し付けた憲法を、未だに改正できずにいる。自衛隊に国軍としての名誉ある地位を与えないから、自衛隊員は肩身が狭い思いをしているのだ。我那覇さんが住む沖縄は、日本の国防の最前線である。中共は沖縄独立を主張する勢力を応援しており、必ずや侵略の手を伸ばしてくるはずだ▼尖閣諸島などは、石垣の魚民が自由に近づけなくなっている。そこまで危機が切迫しているにもかかわらず、沖縄の自民党県連は中共による軍事的な危機を訴えることをためらっており、国から金を引っ張ってくることだけを政策に掲げている▼我那覇さんは違う。祖国日本を愛するがゆえに、日本を守り抜く最前線に立つ覚悟なのである。できるだけ早い時期に国政選挙に立候補してもらいたいと思う。日本を救うことができるのは、耐用年数が過ぎた不甲斐ない自民党ではなく、国防を正面から論じる真の保守政党なのである。頑張れ我那覇真子さん。

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